tag:blogger.com,1999:blog-81393785047870836262024-03-14T02:12:12.817+09:00乳癌を正しく理解するために乳癌が心配だけど、どこに受診したらいいかわからない、乳癌になってしまって不安…、再発したからもうだめかもしれない…。そんな不安や悩みに少しでもお役に立てればと思って始めてみました。
(*投稿内容と無関係なコメント、病状のご相談はご遠慮願います*)hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.comBlogger880125tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-12425022618873518782017-11-27T23:05:00.000+09:002017-11-27T23:05:15.469+09:00外来化学療法室10周年+α記念講演会さる2017.11.17に、外来化学療法室が設立されて10周年(正確には11年5ヶ月)の記念講演会が院内で開催されました。<br />
<br />
本当は昨年行う予定だったのですが、室長が私からI先生に交代してバタバタしていたため、結局こんなに遅れてしまいました。個人的には内輪でこじんまりとした飲み会ができれば良いと思っていたのですが、I先生のたっての希望で大会議室で職員全体に呼びかけての講演会となりました。<br />
<br />
講演は、私が10年の総括をスライドで行い(あまり真面目な内容ではなく、飲み会の写真が多かったのですが…汗)、そのあとリウマチ膠原病内科のM先生が生物製剤の進歩と未来について、そしてI先生が、化学療法の未来についてのお話をしました。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-DsmBf6j17Gk/WhwajPe9ULI/AAAAAAAABG8/s4AxG1Hz0E8z-bedj78DBQIK3Ovw17vZgCLcBGAs/s1600/image3.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-DsmBf6j17Gk/WhwajPe9ULI/AAAAAAAABG8/s4AxG1Hz0E8z-bedj78DBQIK3Ovw17vZgCLcBGAs/s320/image3.png" width="320" height="240" data-original-width="1478" data-original-height="1108" /></a><br />
<br />
講演会には、現在のスタッフはもちろん、今までに化学療法室に所属してくれたスタッフをはじめ、薬剤師、管理部のみなさん、そして外来化学療法室で患者さんを診ている各科のDrなど、たくさんの方が集まってくれました。<br />
<br />
最後に化学療法室に携わったスタッフで記念写真を撮影し、北24条まで移動して懇親会で楽しい時間を過ごしました。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-eVjaycNNI5g/Whwas8JvQuI/AAAAAAAABHA/h7ZKo3SrvUwhTWpb7g1_7WBkZ4UwR08JQCLcBGAs/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-eVjaycNNI5g/Whwas8JvQuI/AAAAAAAABHA/h7ZKo3SrvUwhTWpb7g1_7WBkZ4UwR08JQCLcBGAs/s320/image2.png" width="320" height="240" data-original-width="1478" data-original-height="1108" /></a><a href="https://2.bp.blogspot.com/-jiFWmNq7xFU/WhwaxIhI_WI/AAAAAAAABHE/KcfFqfq1ZLAe7Pk-zLSvxKPqQk9rhiT5ACLcBGAs/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-jiFWmNq7xFU/WhwaxIhI_WI/AAAAAAAABHE/KcfFqfq1ZLAe7Pk-zLSvxKPqQk9rhiT5ACLcBGAs/s320/image1.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
この11年、大きなトラブルなく過ごすことができたのはスタッフの頑張りのおかげと感謝しています。これからも、安全、安心、快適な化学療法を患者さんに提供できるようにI先生を中心に頑張って欲しいと思っています。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com13tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-36215128706237193352017-10-22T23:12:00.000+09:002017-10-22T23:12:53.933+09:00患者会1泊温泉旅行 2017 in 小金湯温泉昨日から一泊で恒例の患者会の温泉旅行に行ってきました。<br />
<br />
今年は2回目の小金湯温泉。ここはこじんまりとしていますが綺麗な温泉宿で、従業員の方々の対応も良くてお気に入りの宿の一つです。参加者が30数名だったのでほぼ貸切に近い状態でした。季節的にも今回はちょうど紅葉が見頃の良いタイミングだったと思います(写真はホテルの庭です)。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-HygqYh_AuSc/Weyjh47qHpI/AAAAAAAABGE/oG0oE4-MB6gkeM7F2z55tcpblkhX6TGkwCLcBGAs/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-HygqYh_AuSc/Weyjh47qHpI/AAAAAAAABGE/oG0oE4-MB6gkeM7F2z55tcpblkhX6TGkwCLcBGAs/s320/image1.JPG" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
今年から職員のスタッフが企画の段階から今まで以上に関わることになったため、役割分担を決めて積極的に準備を行なっていました。宴会の企画も今年は恒例のビンゴは一休みをして、外来看護師が中心になって私も手伝いながらゲームをやってみましたが、なかなか盛り上がってくれたと思います。またこれも恒例のカラオケでは、G先生が芸達者なところを見せながら患者さんたちとスタッフも積極的に歌ってくれて楽しい一次会だったと思います。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-0GKSmQhNSZM/WeylQKw2-VI/AAAAAAAABGQ/8FyKSSrZvxQLh8ipDKIQjMaBSEdeQ02IQCLcBGAs/s1600/image5.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-0GKSmQhNSZM/WeylQKw2-VI/AAAAAAAABGQ/8FyKSSrZvxQLh8ipDKIQjMaBSEdeQ02IQCLcBGAs/s320/image5.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><a href="https://4.bp.blogspot.com/-TTHPVFzbH6w/WeylTtDGFkI/AAAAAAAABGU/SniSfOZqyZolUZcGmh9N7HhTu0Q8rwYXACLcBGAs/s1600/image4.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-TTHPVFzbH6w/WeylTtDGFkI/AAAAAAAABGU/SniSfOZqyZolUZcGmh9N7HhTu0Q8rwYXACLcBGAs/s320/image4.png" width="240" height="320" data-original-width="1200" data-original-height="1600" /></a><br />
<br />
一次会の夕食が終わってからは、私たちの男性部屋で二次会を行いました。みんなでビール、焼酎、ワインなどを飲みながら歓談したり、G先生がこの日のために準備してくれたゲームをして1時くらいまで楽しい時間を過ごすことができました。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-gMwmjEhTbUc/WeymRBOD8LI/AAAAAAAABGg/GeH4ssSPA8c9gePyEktrO_Bjz3YoLspKgCLcBGAs/s1600/%25E4%25BA%258C%25E6%25AC%25A1%25E4%25BC%259A%25EF%25BC%2591.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-gMwmjEhTbUc/WeymRBOD8LI/AAAAAAAABGg/GeH4ssSPA8c9gePyEktrO_Bjz3YoLspKgCLcBGAs/s320/%25E4%25BA%258C%25E6%25AC%25A1%25E4%25BC%259A%25EF%25BC%2591.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><a href="https://4.bp.blogspot.com/-QgGRw-eR_0w/WeymVDmY1NI/AAAAAAAABGk/uWweGIomwAEqURc9MGpVEL28CuKQb2pnACLcBGAs/s1600/%25E4%25BA%258C%25E6%25AC%25A1%25E4%25BC%259A%25EF%25BC%2592.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-QgGRw-eR_0w/WeymVDmY1NI/AAAAAAAABGk/uWweGIomwAEqURc9MGpVEL28CuKQb2pnACLcBGAs/s320/%25E4%25BA%258C%25E6%25AC%25A1%25E4%25BC%259A%25EF%25BC%2592.png" width="320" height="181" data-original-width="1600" data-original-height="903" /></a><br />
<br />
多少飲みすぎて二日酔いになった人もいたようですが、大きなトラブルもなく帰ってくることができました。スタッフも入れ替わり、運営の方法も変わって初めての旅行でしたので若干のトラブルはありましたが楽しんでいただけたのではないかと思います。今回の経験を踏まえて来年はさらに楽しい旅行になるように準備していきたいと思っています。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-40628633043598185132017-09-25T22:31:00.001+09:002017-09-25T22:31:26.806+09:00第15回乳癌学会北海道地方会先週の土曜日に第15回乳癌学会北海道地方会が北海道大学の学術交流会館で開催されました。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-YTbwiULql6w/Wcj--HQTFuI/AAAAAAAABFY/_Spl_xeNsVw4Mxh42o7AhM_zV5oQli3LwCLcBGAs/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-YTbwiULql6w/Wcj--HQTFuI/AAAAAAAABFY/_Spl_xeNsVw4Mxh42o7AhM_zV5oQli3LwCLcBGAs/s320/image1.JPG" width="240" height="320" data-original-width="1200" data-original-height="1600" /></a><br />
<br />
今回の地方会は、G先生と後期研修医ののN先生が演題を発表しました。スライドの完成がギリギリだったので心配しましたが、2人ともつつがなく発表は終わりました。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-d8D7B4FAWtM/WckCGDNpx-I/AAAAAAAABFs/EVDMA7wggj0HiI8088nf_ZYFGOC_l1wKQCLcBGAs/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-d8D7B4FAWtM/WckCGDNpx-I/AAAAAAAABFs/EVDMA7wggj0HiI8088nf_ZYFGOC_l1wKQCLcBGAs/s320/image2.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
私は今回も自分の発表はなく、座長のみでしたので当日は気楽でした。本当は自分の発表もしなければと思うのですが、最近は気力が湧きません(汗)。一応座長として質問は結構用意していたのですが、フロアからの質問もあり、時間も押していたのであまり質問をすることはできませんでした。<br />
<br />
今回の学会はちょっと妙な雰囲気でした。この嫌な感じは、実は2年前の私が教育講演を担当した時から感じていたのですが、どうも本質から離れたところでの裏の世界でのせめぎ合いが見え隠れして、あまり気分の良いディスカッションにはならなかったことが何度かありました。<br />
<br />
これからの北海道における乳腺診療はこれで良いのかちょっと心配になりました。国際情勢と同様にお互い歩み寄れないものか、第3国の私としては仲介役になれるものならなりたいと思う学会でした。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-37844968240639980372017-08-20T22:29:00.000+09:002017-08-20T22:29:20.738+09:00第14回 With You Hokkaido〜あなたとブレストケアを考える会〜 終了!昨日、札幌医大で、「第14回 With You Hokkaido〜あなたとブレストケアを考える会〜」が開催されました。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-GYg8Pyo4rmQ/WZmHf2ftOvI/AAAAAAAABEg/URCyhXiw4iQEIxOJl7V5078fEmfLoLMdwCLcBGAs/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-GYg8Pyo4rmQ/WZmHf2ftOvI/AAAAAAAABEg/URCyhXiw4iQEIxOJl7V5078fEmfLoLMdwCLcBGAs/s320/image1.JPG" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
例年より若干グループワーク参加者が少なかった印象はありますが、大講堂で行われた渡辺亨先生の特別講演の時には多くの方が参加されていました。私たちの施設からも患者会の患者さんが10人くらいと外来、病棟看護師7人、そして乳腺外科医3人に緩和ケア医2人で参加しました。<br />
<br />
グループワークは、術後の不安・悩みのグループでしたが、参加者が思ったより少なかったため、グループを4つから2つに減らして行いました。H先生が上手にファシリテートしてくれたので参加者の皆さんは割と気軽にまんべんなく話すことができていたように思います。ただ時間はあっという間にきてしまった感じでした。<br />
<br />
大講堂で行われた霞先生のご挨拶は、期待に違わず、今回も私たちの心に深く響く内容でした。<br />
<br />
特別講演では、渡辺亨先生が、患者さんたちにもわかりやすいように、病状によって異なる化学療法の4つの目的についてご講演して下さいました。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-WT-f0fQGIuA/WZmHaskDXFI/AAAAAAAABEc/zSphxR5QdeMUs8kH3cIMujnfE1XCENb5gCLcBGAs/s1600/image2.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-WT-f0fQGIuA/WZmHaskDXFI/AAAAAAAABEc/zSphxR5QdeMUs8kH3cIMujnfE1XCENb5gCLcBGAs/s320/image2.JPG" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
渡辺先生ご自身が経験された患者さんのエピソードを交えて解説して下さいましたが、いつも乳腺外科医には厳しい先生なのですが、患者さんに対する真摯な姿勢と優しさが伝わってくるようなお話でした。<br />
<br />
続いて恒例のパネルディスカッションが行われました。初めて客席から見ることができましたが、今回の”社会とのかかわり”のテーマもなかなかよかったと思います。見た目のケアのお話や子育てと仕事をしながらの通院、ピアサポート活動のお話など、私たちが外来診療の中で十分に把握できていないような内容についてうかがうことができました。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-YumFumKzD0E/WZmMkq3yvtI/AAAAAAAABE8/T2_ydC9NYR8oj_QkguCZMOwfeJ-gAdpgwCLcBGAs/s1600/image3.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-YumFumKzD0E/WZmMkq3yvtI/AAAAAAAABE8/T2_ydC9NYR8oj_QkguCZMOwfeJ-gAdpgwCLcBGAs/s320/image3.JPG" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
参加された皆さんは、今回の内容に満足して帰宅して下さったでしょうか?<br />
反省会で報告されるアンケート結果が、私はいつも楽しみでもあり、不安でもあります(汗)。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-34719203757616845762017-08-09T21:58:00.002+09:002017-08-09T21:58:57.537+09:00With You Hokkaidoまだ間に合います!昨日With You Hokkaidoの打ち合わせがありました。<br />
<br />
先日ここでもお知らせしましたが(http://hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2017/07/14with-you-hokkaido.html)、8/19に第14回のWith You Hokkaidoが行われます。<br />
<br />
今年のテーマは「コミュニケーション〜社会とつながる」です。特別講演では渡辺亨先生の化学療法に関する興味深いお話が聴ける貴重なチャンスです。もしお時間がある方は是非いらして下さい。事前申し込みが間に合わなくても当日参加は可能です。<br />
<br />
札幌医大の大講堂でお待ちしています!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-20163375037738179982017-07-30T21:25:00.000+09:002017-07-30T21:25:01.526+09:00ピンクリボンin SAPPORO 2017 ピンクリボンロード 終了!今日、ピンクリボンin SAPPORO 2017 ピンクリボンロードが札幌大通のホコテンで行われました。<br />
<br />
久しぶりに今回は朝から好天に恵まれましたが、路上はかなり暑くて大変でした。それでも多くの方々がステージのパフォーマンスに集まってくださり、ブースに立ち寄ってくださいました。<br />
<br />
私たちのブースでは、いつものように触診モデルとエコー検査のモデルを用意して自己検診や乳がん検診についての説明をしたり、ちょっとした医療相談を行ったりしながら、通行人に検診啓発のパンフレットを配布したりしました。今回は、医師2人、看護師3人、検査技師1人、事務4人の10人で参加しました。また患者会の方々も数人立ち寄ってくださいました。貴重な休日にも関わらず、ありがとうございました。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-uMx3g-XxR6M/WX3M_XEBnaI/AAAAAAAABDc/Yi1crMNTQa8FEIvydQ3h7Qr-bADX7nTwgCLcBGAs/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-uMx3g-XxR6M/WX3M_XEBnaI/AAAAAAAABDc/Yi1crMNTQa8FEIvydQ3h7Qr-bADX7nTwgCLcBGAs/s320/image1.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
まず最初に行われたサンバのステージはドラムのリズムに誘われてショーの最初からものすごい盛り上がりでした。”ピンクリボンとどのような関係があるのですか?”という質問もあったようですが、多くの方々に集まっていただき、検診の重要性を知るきっかけになっていただければそれだけで十分だったと思います。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-hs_VoPPqZKo/WX3JqaD0FGI/AAAAAAAABC8/rQAKhxqllzMTxfZgYZLLV0tcRxg5otvuwCLcBGAs/s1600/%25E3%2582%25B5%25E3%2583%25B3%25E3%2583%258F%25E3%2582%2599.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-hs_VoPPqZKo/WX3JqaD0FGI/AAAAAAAABC8/rQAKhxqllzMTxfZgYZLLV0tcRxg5otvuwCLcBGAs/s320/%25E3%2582%25B5%25E3%2583%25B3%25E3%2583%258F%25E3%2582%2599.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
そのあと札幌西ロータリークラブの合唱、そして玉入れ大会が行われました。勝利チームには和寒町の美味しいトマトジュースが賞品としてもらえるということで熱戦が繰り広げられました。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-Q7C4gSkhaIg/WX3LkQW5IuI/AAAAAAAABDE/JDFV3nJJhZkDEMvZI6jCnr6v4ur0vu8ywCLcBGAs/s1600/image1%2B2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-Q7C4gSkhaIg/WX3LkQW5IuI/AAAAAAAABDE/JDFV3nJJhZkDEMvZI6jCnr6v4ur0vu8ywCLcBGAs/s320/image1%2B2.png" width="320" height="240" data-original-width="1600" data-original-height="1200" /></a><br />
<br />
病院からは東区のマスコットのタッピーが今年も検診啓発活動を手伝ってくれました。ただあまりに暑くて、活動時間は合計1時間弱だったのが残念です。お子さんたちには今年も大人気でした!<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-3KdJZOJnVu4/WX3NwplIQAI/AAAAAAAABDs/JXt5RkhVDYkFisnZK02KcSe0QY2T4u21QCLcBGAs/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-3KdJZOJnVu4/WX3NwplIQAI/AAAAAAAABDs/JXt5RkhVDYkFisnZK02KcSe0QY2T4u21QCLcBGAs/s320/image2.png" width="240" height="320" data-original-width="1200" data-original-height="1600" /></a><br />
<br />
今年で11回目を迎えるこのイベントですが、このような啓発活動を行ってもなかなか乳がん検診受診率も増加せず、乳がん死亡率の低下もみられません。ここ1週間の間でも、かなり長い間我慢して手術不能な状態で来院された進行乳がんの患者さんが立て続けに入院しています。ネット上での誤った情報に影響を受けて受診しなかったケースもありますし、経済的な困難から受診が遅れたケースもあります。全ての人に正しい情報を伝えるというのは本当に難しいとつくづく感じています。それでもめげずに地道な活動を行っていきたいと思っています。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-4091407384407893412017-07-26T20:54:00.002+09:002017-07-26T20:54:31.578+09:00ピンクリボンin SAPPORO 2017 ピンクリボンロード今年も次の日曜日(2017.7.30)にピンクリボンロードが開催されます。<br />
<br />
場所はいつもの大通ホコテン(中央区南1西3 三越とパルコの間)、時間は13:30-16:00です。<br />
<br />
今回のステージは、毎年参加してくださっている札幌西ロータリークラブのみなさんによる合唱と昨年大人気だった全日本玉入れ協会のご協力による玉入れ大会(商品あり)、そして今回初参加のウルソ・ダ・フロレスタという札幌のサンバチームによるダンスが行われます。ぜひ一緒に歌って、玉入れに参加して、サンバを踊って盛り上げてください(笑)。<br />
<br />
そしてブースでは今回も私たちの病院とT病院で乳がんのセルフチェックやエコー検査のデモ、さらにピンクリボンボディジュエリーなどが行われています。もしお時間のある方はぜひお立ち寄りください。乳がんに関する簡単なご相談もお受けしています。<br />
<br />
また今回は初めて野菜や特産品の販売も同時に行っています。Hokkaido木村秋則自然栽培農学校さんの無農薬野菜や北海道和寒町の特産品を買いたいという方はぜひ早めに会場にいらしてください。<br />
<br />
夜には今年も札幌テレビ塔がピンクにライトアップされますのでそちらも楽しみに!<br />
<br />
*詳細はピンクリボン in SAPPOROのHP(http://pinkribbonsapporo.web.fc2.com/)をご覧ください。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-8334802441951432722017-07-16T21:39:00.001+09:002017-07-16T21:39:38.016+09:00第25回日本乳癌学会学術総会 in 福岡福岡で行われた乳癌学会学術総会に参加してきました。日程は7/13−15でしたが最終日は参加せず、G先生たちを残して一足早く、昨日帰ってきました。<br />
<br />
それにしても福岡は暑かったです(汗)。今年の札幌も暑いのですが、夜の暑さと湿度が違います。しかもちょうど祇園山笠祭りが行われていたため、人も多くて夜中まですごい熱気でした。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-_EwEwhXbFeQ/WWtTMmHZuGI/AAAAAAAABB8/VoWsddOl_Oo8w5vHOy8WOg2czVmssEwIgCLcBGAs/s1600/image2.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-_EwEwhXbFeQ/WWtTMmHZuGI/AAAAAAAABB8/VoWsddOl_Oo8w5vHOy8WOg2czVmssEwIgCLcBGAs/s320/image2.JPG" width="240" height="320" data-original-width="960" data-original-height="1280" /></a><br />
<br />
前日に現地入りしましたが、その夜はD病院のE先生と、SクリニックのO先生と一緒に飲みました。1軒目はE先生と2人で中洲の居酒屋に行き、ビールと焼酎を飲みながら、馬刺しや鳥刺し、焼き鳥などを堪能しました。そのあと天神のワインバーに移って、O先生と合流し、美味しいワインを飲みました。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-AqdmbFSBeKg/WWtZE1lXzKI/AAAAAAAABCU/U-p3STs-QgAty0WCVssEGvKIDW_W3cvGQCLcBGAs/s1600/image1%2B2.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-AqdmbFSBeKg/WWtZE1lXzKI/AAAAAAAABCU/U-p3STs-QgAty0WCVssEGvKIDW_W3cvGQCLcBGAs/s320/image1%2B2.JPG" width="240" height="320" data-original-width="1200" data-original-height="1600" /></a><br />
<br />
ただ、焼酎とワインの組み合わせが悪かったのか、そのあとで博多ラーメンを食べた頃から記憶は途切れ途切れで、朝まで頭痛と戦う羽目になってしまいました(汗)。<br />
<br />
今回の学会は、乳腺外科医4人と看護師2人という今までにない人数での参加でした。全国学会に不慣れな看護師さんたちが発表するため、今回、私自身はバックアップに専念することにして演題登録はしませんでした。<br />
<br />
初日は夕方に後期研修医のNA先生のポスター討論がありましたが、全国初舞台の割に落ち着いた発表だったと思います。2日目は、乳腺外科医みんなでサポートしてようやく完成した化学療法認定看護師のO外来師長の厳選口演(ACPに関する報告)と病棟看護師Iさんのポスター掲示の発表がありました。Oさんの発表は口演だったので緊張するのではないかと心配しましたが、とても落ち着いて発表できたと思います。師長業務に追われながら、時間をかけて何度もやり直しをしながら頑張ってきた努力が報われて本当に良かったです。その夜はとり田”という水炊きのお店でお疲れ様会を行いました。N先生はご主人とお子さんも一緒に学会に来ていましたが、みんなで参加してくれました。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-jFZj6eF0wMg/WWtbr7yLfUI/AAAAAAAABCY/witEeL4Gn1sC3Op0bWD8ehISOsrGf29aQCLcBGAs/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-jFZj6eF0wMg/WWtbr7yLfUI/AAAAAAAABCY/witEeL4Gn1sC3Op0bWD8ehISOsrGf29aQCLcBGAs/s320/image1.png" width="320" height="240" data-original-width="1478" data-original-height="1108" /></a><br />
<br />
3日目は私は参加できませんでしたが、ポスター討論のG先生とポスター掲示のN先生の発表はつつがなく終了したようです。<br />
<br />
発表は無事終了して一安心でしたが、とにかく暑さは堪えました(泣)。汗をかいて冷房で冷えての繰り返しのせいで、異常に疲れました。やっぱり7月半ばの学会はきついです(汗)。札幌に帰って、今日は雨も降ったので気温も下がり、ようやく一息ついています。<br />
<br />
来年の学会は5月。準備にあまり時間はありませんので早めに取り掛かろうと思っています。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com7tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-79678912414855715192017-07-04T21:46:00.000+09:002017-07-04T21:46:37.290+09:00第14回 With You Hokkaido〜あなたとブレストケアを考える会〜久しぶりの更新です。この間、乳癌学会の準備とかあれこれあってなかなかブログを更新することができませんでした。<br />
<br />
今年もまたWith You Hokkaidoの時期が近づいてきました。私の病院にもポスターとチラシが届きましたので病棟や外来、化学療法室などに置いています。市内の主な乳腺外科のある施設には届いていると思います。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-54Eyp5vWl-Q/WVuKpl7wSTI/AAAAAAAABBc/yRRz5Oc5Nv46x_MSCceZQUec0ZnUkqGoQCLcBGAs/s1600/image4.jpg" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-54Eyp5vWl-Q/WVuKpl7wSTI/AAAAAAAABBc/yRRz5Oc5Nv46x_MSCceZQUec0ZnUkqGoQCLcBGAs/s320/image4.jpg" width="226" height="320" data-original-width="212" data-original-height="300" /></a><br />
<br />
チラシの中には参加申込み用のハガキが印刷されています。もし入手が難しい場合は、事務局のある東札幌病院のHP(http://www.hsh.or.jp/)からPDFがダウンロードできますのでご利用ください。<br />
<br />
グループワークの担当はまだ決まっていません。貴重な時間ですので参加した皆さんが参加してよかったと思えるグループワークになればいいなと思っています。<br />
<br />
特別講演の演者は、私の大学の大先輩でもあり、化学療法の第一人者であられる渡辺亨先生です。乳腺外科医にとってはとても辛口の先生ではありますが、非常に理論的でかつ説得力のあるわかりやすいお話をして下さる先生で、個人的にはとても尊敬しています。今から楽しみにしています。<br />
<br />
今回はパネルディスカッションにも参加しないので私自身はかなり気が楽です。テーマは社会とのコミュニケーションです。なかなか普段聞けないような討論になるのではないかと期待しています。<br />
<br />
もしお時間のある方は是非8/19に札幌医大の大講堂までいらしてください!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-14601046503201185712017-05-16T22:25:00.002+09:002017-05-16T22:25:48.967+09:00第4回 北海道 Breast Care Nursing研究会久しぶりの投稿です。<br />
<br />
先週の土曜日に”第4回 北海道 Breast Care Nursing研究会”が開催されました。<br />
<br />
これは道内の乳腺診療に携わる看護師さん対象の研究会なのですが、この会を立ち上げたT病院のK看護師さんから依頼を受けて講演をしてきました。<br />
<br />
会場は札幌駅前のアスティ45の会議室で、80名を超える熱意を持った看護師さんたちが集まってくれました。<br />
<br />
私の講演の内容は、乳がんの再発治療に関するものでした。乳がんの再発治療に対する標準的な考え方や治療方針を元に、”乳がんは再発したら治らないのか?””再発を早期発見することに意味はないのか?”ということについて、エビデンスから少し離れたことも含めて私の経験も交えながらお話ししました。<br />
<br />
エビデンスを離れた内容もありますのでここで詳細を述べるのは控えますが、遠隔転移(肺や肝臓、遠位のリンパ節)をきたした患者さんの中には、治療が奏効して、完全に再発巣が消失してから10年以上全く再再発なくお元気に暮らしていらっしゃる方がいらっしゃるのも事実です。微小な遠隔転移が、術後の補助療法によって根絶できる可能性があるように、術後の再発も治療の進歩や工夫によって今より根治の可能性を期待できる時代が来るのではないかとずっと願いながら私は日常診療を行なっています。<br />
<br />
最近では、分子標的薬や免疫治療薬(免疫チェックポイント阻害薬…オプジーボやキイトルーダなど)の開発が急速に進んでいます。古いエビデンスに縛られるのではなく、再発は治らないと決めつけずに治療の術を考え続けることは私たち乳腺外科医の責務であり、そうでなければ医療は進歩しないと私は思っています。<br />
<br />
ただ全ての再発を治せるわけではなく、多くの再発は完全に治すことが現時点では難しいのも事実です。治癒可能な再発、延命可能な再発、症状緩和が可能な再発を見極めながら、乳腺外科医の自己満足にならないように患者さんの状態を見極めながら柔軟に治療方針を決めていく必要があります。今回の講演ではそのようなお話をしてきました。<br />
<br />
私の講演のあとは、HGセンターのがん看護認定看護師のKさんが緩和ケアの視点から見た再発乳がん患者の看護のお話をして下さいました。普段医師の講演ばかり聞いているので看護師さんの視点からのお話は大変参考になります。今後の私たちの施設の看護の参考になったのではないかと思います。<br />
<br />
とりあえずこれでずっと重荷になっていた仕事が終わりました。これからは7月の乳癌学会の発表に演題を出している看護師さんと後期研修医のNA先生のサポートに取り掛かります。<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-49131135153763375832017-03-11T22:42:00.000+09:002017-03-11T22:42:41.776+09:00”乳がん・子宮がん検診普及啓発講演会”と乳がん検診の問題点と今後今日、札幌市医師会主催の乳がん・子宮がん検診普及啓発講演会に行ってきました。<br />
<br />
数年前にも一度依頼を受けて医療相談の担当をしたことがあるので今回は2回目でした。講演は、乳がん、子宮がんそれぞれのがん検診の現状と今後の話を中心にわかりやすくお話しされていました。乳がん罹患者数は2017年の予測が9万人に達する見込みのようです。その一方で検診受診者の増加は頭打ちで、これでは乳がん死亡を減らすことは難しい状況です。<br />
<br />
最近、乳がん検診は無意味であるとの報道を目にした方もいらっしゃるかと思います。実際スイスでは、死亡率の低下が明らかではないとして対策型のマンモグラフィ検診を取りやめることになったようです。<br />
<br />
確かに今の乳がん検診にはいくつかの問題があります。これにはマンモグラフィ検診が導入された時から私は危惧していたことも含まれています。いま問題になっているのは主に以下の点です。<br />
<br />
①高濃度乳腺に対してはマンモグラフィの有益性は低い。<br />
<br />
②乳腺濃度が高く、マンモグラフィの信頼性が低い症例に対しても読影者は異常なしか要精検かのどちらかの判定をしなければならず、なおかつ乳腺濃度が高いことを被検者に知らせるすべがない。従って被験者には信頼性の低い検診結果であることが伝わらない。<br />
<br />
③マンモグラフィ検診を導入することによって、もしかしたら一生命に関わらないかもしれないようなおとなしい非浸潤がんを多く診断し切除している可能性がある。また、そのようなおとなしいがんを発見しようとするあまり、多くのがんではない被検者に侵襲のある検査を受けさせてしまっている。<br />
<br />
このような状況になってしまった要因はいくつかあると思いますが、私見を述べるのは差し控えます。ただ乳がん検診を推進する方法にも少し問題があったのではないかと思っています。<br />
<br />
それでは今後、乳がん検診はどうなっていけば良いのでしょうか?<br />
<br />
①②に関しては、日本で行われた40歳代に対する超音波検査の上乗せ効果を検証する臨床試験(J-START)の結果が一つのきっかけになるかもしれません。ただ、エビデンスに縛られる今の医療システムではおそらく本当に有効な乳がん検診が普及するのはまだまだ先ではないかと思っています。<br />
<br />
なぜならこの臨床試験でがん発見率の増加が確認されたのは40歳代という年齢による対象のみだからです。これは40歳代では”乳腺濃度が高い人が多い”ということが影響しているのは明らかだと思われるのですが(高濃度乳腺のためにマンモグラフィで見落とされた腫瘤を超音波検査で拾うことができたということ)、おそらく検診に超音波検査が導入されるとしたら、”乳腺濃度”ではなく”40歳代という年齢”で線引きされと思われるのです。<br />
<br />
何を言いたいかと言いますと、マンモグラフィに超音波検査を併用する方が良い人たちというのは、年齢のみで決まるわけではなく、乳腺濃度が高いか低いかで決めるべきではないかということなのです。つまり、50歳以上でも高濃度乳腺であれば超音波検査を併用すべきで、40歳代でも脂肪の比率が高ければマンモグラフィのみで良いというようにすべきなのではないかと個人的には考えているということです。ただエビデンスに縛られるときっとこのような方針にはならないだろうなと思っています。<br />
<br />
③に関しては、学会でもhotな話題になっていてなかなか難しい問題ではあります。なぜなら、一生悪さをしない非浸潤がんなのか、近い将来に浸潤がんになって生命を脅かすがんなのかを100%診断することは現在の医療レベルでも困難だからです。ですから生検でがんと診断されれば乳がんとして根治術を行わざるを得ないのです。<br />
<br />
一部の報道では、検診で見つかったがんのほとんどが過剰診断だから検診なんて受ける必要はないというような論調のものもありますが、これは正しくないと思っています。例えば壊死型の石灰化(comedo型)で発見された非浸潤がんは、おそらく近い将来浸潤がんになって生命を脅かす可能性が高いと考えられるものです。このタイプは増殖が速いために乳管内のがん細胞が栄誉不足で死んでしまった部分にカルシウムが沈着したものですから浸潤がんになる危険性は非常に高いと考えられます(実際非浸潤がんだと思って手術をしたら何箇所も浸潤していたケースは稀ではありません)。ですから壊死型の石灰化で発見された早期乳がん患者さんは検診を受けたことによって命を救われた可能性が高いと推測できるのです。<br />
<br />
ただ過剰診断、過剰診療を減らす努力はすべきだと思っています。例えば微小円形の石灰化の集簇(カテゴリー3)の場合には約10%程度がんが含まれていますが、このうちの一部は非常に進行が遅い可能性があります。実際、石灰化が指摘されてから5年くらいたって、わずかに数が増加したということで精査して悪性と診断されたのですが、手術をしたらまだ非浸潤がんのままだったという経験をしたことがあります。このようながんはもしかしたら一生命に関わらなかったのかもしれません。<br />
<br />
一般的にこのようなタイプは超音波検査に写らない、MRをしても造影されないというタイプが多いように思います(もちろん診断する側の力量にもよりますが)。ですから私はカテゴリー3の石灰化で、超音波検査に写らない場合は、経過観察とするか、少し気になる(区域性に近い集簇や密度が高い場合など)時はMRを追加して、造影されたらステレオガイド下生検、造影されなければ経過観察というようにしています。もちろん経過観察をする場合は、患者さんには十分な説明をした上で必ず定期的に来院していただくようにしています。このようにすれば、過剰診断、過剰診療と非難されることは少なくなるのではないかと思います(欧米で過剰診療が問題になっているのは、超音波検査やMRではなく、ステレオガイド下生検のやりすぎが原因ではないかと思っています)。<br />
<br />
乳がん検診が本当の意味でもっと質の高い有用なものになり、”乳がん検診なんて受けるな”ということを公言する人がいなくなる時代が早く来て欲しいと願っています。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-58314608421137676542017-02-13T23:03:00.001+09:002017-02-13T23:03:25.177+09:00ワーキング サバイバーズ フォーラム 2017昨日京王プラザホテル札幌で「ワーキング サバイバーズ フォーラム 2017」が開催されました。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-1quE7VM0iNI/WKG2KJwfZsI/AAAAAAAABAw/m4O3gKxrXPUSjW8IWrvhghkHPHvoq1wxACLcB/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-1quE7VM0iNI/WKG2KJwfZsI/AAAAAAAABAw/m4O3gKxrXPUSjW8IWrvhghkHPHvoq1wxACLcB/s320/image1.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
今回はピーコさんが講演してくださるということで100人くらいの参加者が集まり大盛況でした。<br />
<br />
ピーコさんは私がまだ子供の頃からTVで見ていましたので、このような機会でお会いできるのはとても嬉しかったです。ピーコさんが目の悪性黒色腫で手術を受けられたのは私が医師になった年でした。まだ十分な知識も経験もなかった頃でしたが、そのような大病をして大丈夫なのかと心配したのをよく覚えています。幸いそれから28年再発なくお元気なご様子で安心しました。<br />
<br />
ピーコさんのお話はとても興味深く、医師として考えさせられる内容でした。今まで自分が苦手だと思っていた人からも義眼の募金をもらったことで、自分は多くの人に支えられていることに気づくことができたというお話はとても感動的でした。少し間を置きながら言葉を選びつつユーモアを交えてお話されているお姿を拝見し、ご自身の経験を多くの人に伝えたいという真摯な姿勢を伺うことができました。写真と動画の撮影は禁じられていましたのでここでご紹介することができないのは残念ですが、会場の参加者は皆ピーコさんのお話に心を打たれたのではないかと思います。<br />
<br />
ピーコさんのご講演の後はピーコさんとがんサバイバーのお二人、そしてハローワークを担当する厚生労働省北海道労働局の方、ピンクリボンin SAPPORO代表のO先生によるパネルディスカッションが行われました。サバイバーのお二人の経験談がすべてのがん患者さんに当てはまる訳ではありませんが、かなりシビアな治療を受けつつ工夫をしながら仕事を継続してきた経験が雇用者側、患者さん側に対して何かのヒントになればと思いました。<br />
<br />
パネルディスカッションの後は懇親会がありました。今回、私の病院関連では、患者さんが5人、看護師さんが5人参加してくれました。一緒に軽食を食べながら、他の乳がん関連の団体の方々と交流を深めることができたと思います。<br />
<br />
がんと就労の問題を取り上げるイベントが毎年このような形で行われるのはとても大切だと思います。徐々に企業側もがんに対する意識が変わってきていると感じています。例えば乳がん検診を積極的に推奨してくれる企業が増えてきているように思いますし、がんに罹患した後のフォローも積極的に支援してくれる職場も増えてきているとは思います。ただやはり中小企業では1人欠けることが死活問題になってきますので厳しい職場があるのも事実です。パネルディスカッションでも取り上げられていましたが、そのような職場に対する金銭的、または人的な支援をスムーズに行えるような社会の構築が急務なのではないかと感じました。<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-31913308890752283532017-01-29T21:52:00.001+09:002017-01-29T21:52:49.418+09:00Advance Care Planning(ACP)学習会昨日、E社主催のACP学習会に行ってきました。<br />
<br />
ACPとは何か?<br />
簡単に書きますと、病状が進んで万が一、自分の意思表示ができなくなる前に、自身の大切にしているもの、生き方、治療内容、そして最後のケアなどについて、医療従事者、ご家族と患者さんとの間で繰り返し話し合っていくことを言います。もしご興味がある方は、広島県協議会のHP(http://citaikyo.jp/other/20140303_acp/)をご覧ください。<br />
<br />
ACPには私たちの病院でも緩和ケア科の先生や化学療法室で取り組み始めたテーマでしたので、外来と化学療法室の看護師さんたちを誘って私とG先生とで参加してきました。<br />
<br />
内容は、2題の講演とディスカッション。<br />
<br />
まずはACPの国内の第1人者である広島市民病院のO先生の講演でした。O先生のお話は以前お聞きしたことがあって、私の患者さんにもACPを導入したきっかけになった先生でした。とても楽しい講演をされる先生で、多くの患者さんに慕われていることがうかがえるようなお話でした。<br />
<br />
がん看護認定看護師のNさんの講演は、実際に経験した3人の患者さんの事例をもとに、O先生と患者さんの関わりやNさんへの繋ぎ方、そして個々の患者さんへの細やかな対応など、とても勉強になるお話でした。それとともにO先生とNさんが深く信頼し合っていることがよくわかるような内容だったと思います。やはりこのようなデリケートな内容に取り組むためにはお互いに信頼合えるチーム医療が必要であるということを再確認できました。幸い私たちの病院のスタッフはチーム医療の意識は高いですのでACPの導入によってより質の高いケアをできるようになれると信じています。今回この学習会に看護師さんたちを誘ってよかったと思いました。<br />
<br />
講演終了後には2人の先生とのディスカッションが行われましたが、参加者の関心は高く、たくさんの質問がありました。私も質問したかったのですが、残念ながら時間切れとなってしまいました。<br />
<br />
上でご紹介した広島県協議会のHPではACPのパンフレットがダウンロードできるようになっています。私たちの病院でも今はこのパンフレットを使用していますが、今年の前半くらいまでには私たちの病院用のパンフレットとポスターを作成しようと思っています。<br />
<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-41401184054780326092017-01-21T21:47:00.000+09:002017-01-21T21:47:40.894+09:00患者会新年会 2017 in ”太美銘泉 万葉の湯”今日、当別町の「太美銘泉 万葉の湯」で患者会の新年会が行われました。<br />
<br />
例年は市内のホテルのレストランなどで行なっていたのですが、秋の一泊温泉旅行に行けない患者さんたちの要望も考慮して今回は日帰りの温泉旅行を兼ねての新年会になりました。<br />
<br />
直前に体調を崩したり怪我をしたりで患者さん数人が来れなくなってしまい、職員もG先生が患者さんの対応で急遽参加できなくなり、N先生はお子さんの体調が悪くて欠席と予定より少なくなってしまいましたがそれでも24人が参加して楽しんできました。<br />
<br />
ここの温泉は茶色の透明でナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉という泉質です。神経痛や筋肉痛、婦人病などへの効果や病後の健康回復、健康増進などの効能があります。入った印象としては炭酸水素ナトリウムが豊富に含まれているためか肌がツルツルになりましたので美肌効果もあるのではないかと思います。<br />
<br />
食事はなかなか美味しかったです。特に天ぷらのサクサク感は最高で、久しぶりに美味しい天ぷらに出会ったような気がしました。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-plk6jU7gVA0/WINV6UqvovI/AAAAAAAABAU/3daDXbgEcB8Nr0kPrHmxUqVNMbL36l73QCLcB/s1600/IMG_1610.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-plk6jU7gVA0/WINV6UqvovI/AAAAAAAABAU/3daDXbgEcB8Nr0kPrHmxUqVNMbL36l73QCLcB/s320/IMG_1610.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
昼間からビールも飲んで、なんとカラオケも使い放題だったので患者さんも職員も自慢の歌を披露していました(笑)。写真は郷ひろみを熱唱する後期研修医のNA先生です。ほとんど知らない歌なのに頑張って盛り上げてくれました!<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-g_Bds1FlT24/WINWXWu6E0I/AAAAAAAABAY/u6QTTDBteZA_WofrILij96sURgu-lhkBgCLcB/s1600/IMG_1622.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-g_Bds1FlT24/WINWXWu6E0I/AAAAAAAABAY/u6QTTDBteZA_WofrILij96sURgu-lhkBgCLcB/s320/IMG_1622.png" width="240" height="320" /></a><br />
<br />
食事会終了後は、また温泉に入ったり、お土産を買ったり、休憩処でのんびりしたりして4時半すぎに温泉を出てバスで病院に帰りました。初めての日帰り温泉での新年会でしたがゆっくりできて良かったのではないかと思います。また来年に向けて患者会の幹事のみなさんと一緒に企画を練っていきたいと思います!<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-52743191446026272862017-01-15T20:54:00.004+09:002017-01-16T21:05:12.641+09:00「ワーキング・サバイバーズ・フォーラム2017〜がんと仕事〜」今年も「ワーキング・サバイバーズ・フォーラム2017〜がんと仕事〜」が2/12に京王プラザホテル札幌で行われます。<br />
<br />
詳細は三角山放送局のHP(http://www.sankakuyama.co.jp/contents/2016/12/27/005282.php)をご覧ください。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-hNRdEAuqkTw/WHtfr-5inZI/AAAAAAAABAE/LxoPniRBfD8dWKkzj8eHoULSBuIuHp2ngCLcB/s1600/20161227111701134_0001%25E6%2594%25B9.jpg" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-hNRdEAuqkTw/WHtfr-5inZI/AAAAAAAABAE/LxoPniRBfD8dWKkzj8eHoULSBuIuHp2ngCLcB/s320/20161227111701134_0001%25E6%2594%25B9.jpg" width="226" height="320" /></a><br />
<br />
このフォーラムは毎年この時期に行われている、がんと就労の問題を考えるフォーラムです。<br />
<br />
生涯の間に2人に1人は罹ると言われているがん。このフォーラムは乳がん患者さんだけが対象ではありませんが、乳がんにおいては比較的若い年齢から発症するという点において就労の問題は深刻です。私の患者さんの中にもシングルマザーや共稼ぎでなんとか生活されている患者さんが結構いらっしゃいますのでこの問題に直面することがよくあります。<br />
<br />
労働者ががんに罹っても安心して治療に専念できるような世の中のシステム作りが急務です。そういう意味でもこのようなフォーラムで一般の方にこの問題を知っていただくことはとても有意義なことだと思っています。<br />
<br />
参加は上記URLのHPから、もしくは札幌市内の乳腺外来などに置いているチラシで申し込むことができます。がんで闘病中の方やご家族の方はもちろん、医療従事者、そして雇用する側の企業の管理職の方々、そしてこのような問題に関心を持ってくださる全ての方々にぜひ参加していただきたいと願っています。<br />
<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-27443411333143981452017-01-01T14:23:00.000+09:002017-01-01T14:23:32.714+09:00新年あけましておめでとうございます!2017年がスタートしました。<br />
<br />
昨年は色々あって結構忙しい1年でした。全体的に見ると悪い年ではなかったと思うのですが、良い年でもなかったような気がします。<br />
<br />
仕事納めは12/29でしたが、12/30は回診当番でしたので昨日から本格的なお休みでした。いつものように買い出しに行って大掃除をしてTVを見て年越しをしました。今朝は少し遅めに起きてご飯を食べて愛犬のもなちゃんの散歩に行ってきました(写真 雪の中で遊んだので髪の毛がボサボサ…)。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-cSSVIMw7FRM/WGiQooDgcEI/AAAAAAAAA_0/NuN3s0Fo2MsQHWUCZydNrIT0FYUekaVVwCLcB/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-cSSVIMw7FRM/WGiQooDgcEI/AAAAAAAAA_0/NuN3s0Fo2MsQHWUCZydNrIT0FYUekaVVwCLcB/s320/image1.JPG" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
昨年の春に我が家に来たもなちゃんは、今生後10ヶ月ですが、いたずら好きで元気な女の子です。なんでも食べようとするので目が離せませんが昨年は私の疲れを癒してくれました(笑)。先日初潮を迎えたので(犬の初潮は早いんですね…)、かわいそうですがそろそろ去勢をしなければなりません。出産を考えていない場合は去勢する方が良いらしいですね。子宮の感染を起こしたり、乳がんのリスクが高くなるかららしいです。犬の一生は人間よりはるかに短いのに、その間に発がんしてしまうというのは細胞が持っている寿命というか老化のスピードが違うからなのでしょうか。不思議ですよね。<br />
<br />
新年早々、一般人を惑わすような抗がん剤に関するネットのニュースが流されているのを見て不愉快な気分になりました。医師でありながら、論文ではなく著書や週刊誌、ネットなどを利用して持論を主張するのは如何なものかといつも思います。このようなニュースで患者さんに正しい情報が伝わらなくなるのではないかととても心配です。<br />
<br />
<br />
皆様にとって2017年が良い年になりますようにお祈りしています。今年もよろしくお願い申し上げます。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-17386893133678673142016-12-09T22:12:00.002+09:002016-12-09T22:12:53.560+09:00不思議な夢と恩師との別れ先日、おそらく私がもっとも影響を受けたであろう外科の恩師、A先生が亡くなりました。まだ60才台後半という若さでした。<br />
<br />
A先生とは、私が診療所から戻って本格的な外科の研修を始めた病院の外科のトップでした。その後もその病院には計3回お世話になりました。A先生はオールラウンドな外科医であり、神業の手術手技をお持ちでした(決してそのことを自慢されることはありませんでしたが)。そして患者さんとの関わりがとてもお上手で、患者さんのすべてを包み込んで診て下さるような先生でしたので患者さんからの信頼も絶大でした。その後A先生が移動されても先生を慕う患者さんは病院を変えてでもついて行ったほどです。<br />
<br />
そんなA先生の姿勢に惹かれ、強く影響を受けた私ですが、未だにA先生のようにはなれません。口数は多い先生ではありませんでしたが本当に心の広い、素敵な先生でした。<br />
<br />
A先生が約1年前に非常に厳しい病気を発症し、S病院で手術を受けられたのは知っていました。お見舞いに行こうと思った矢先、併発症で重篤な障害を負ってしまったため、面会に制限が加わり、会いに行く機会を逸してしまいました。その後ご家族のご希望もあってリハビリと化学療法目的で私たちの病院に移られました。病状は楽観できる状態ではなく、失語や感情失禁もありましたので、面会に行きたい気持ちは強かったのですが、なかなか訪室することができませんでした。<br />
<br />
その後徐々に病状は悪化し、10月末からはホスピスに移られたようです。そのことに気づいた先週末、朝方A先生が夢に出てきたのです。<br />
<br />
ビルの屋上の駐車場の出入り口に立っていたA先生が、<br />
<br />
「K君!(私のことをこう呼びます)」<br />
<br />
と呼びかけたので、びっくりして駆け寄った私が<br />
<br />
「先生、大丈夫ですか?お見舞いに行けなくてすみません!」<br />
<br />
と謝罪すると、<br />
<br />
「だから会いにきたんだよ」<br />
<br />
とおっしゃったのです。そして<br />
<br />
「これからA(A先生が住んでいる、以前私も住んでいた札幌の北のはずれ)に帰るんだ」<br />
<br />
と笑っておっしゃって車で帰って行かれました。<br />
<br />
優しいA先生は、礼を失した私を怒りもせず、笑って会いにきて下さったのです。夢の話ではありますが、A先生なら死の間際にこのような心遣いをして下さっても不思議ではありませんでしたので私には事実にしか思えませんでした。そしてその数日後に息を引き取られたのです。<br />
<br />
昨夜はA先生を送る会が行なわれました。会場は多くの関係者でびっしりでした。A先生のお人柄がよくわかるような心温まるお別れ会でした。<br />
<br />
私の医師人生もそう長くはありません。少しでもA先生に近づけるように日々努力しなければとあらためて思いました。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-10142853296821464162016-12-09T21:24:00.001+09:002016-12-09T21:24:53.322+09:00忘年会シーズン!先週の土曜日は病院の忘年会でした。<br />
<br />
4年連続してD病院と同じ日程でしたが、今回は自分の病院の忘年会に出ることにしました。今年も各セクションからの出し物がメインでしたが、なかなかクオリティが高く、楽しめました。私の病棟でも出したのですが、私は今回も参加せず、応援のみでした。毎年毎年G先生が熱中して指導していますが、今回は残念ながら2位だったようです。笑いという点では多少物足りなかったかもしれませんが、パフォーマンスの内容としては一番だったように思います。連日の猛練習の成果が見られたのではないでしょうか(笑)<br />
<br />
なお写真は撮影したのですが、管理部の方針でネット上では公開しないようにとのことでしたので残念ながら掲載することはできません(涙)<br />
<br />
病院の忘年会は最後のあたりで抜けて、D病院の忘年会の二次会に参加しました。病院によって雰囲気がこんなに違うものなんだと毎回驚きます。D病院は大人の忘年会という感じです(笑)。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-AtdrIYfHWWU/WEqhKiyR6JI/AAAAAAAAA_c/QLEVlI4sOVMrP-x7J0OfzXug_26fQAGLACLcB/s1600/image1-1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-AtdrIYfHWWU/WEqhKiyR6JI/AAAAAAAAA_c/QLEVlI4sOVMrP-x7J0OfzXug_26fQAGLACLcB/s320/image1-1.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
1時間ほどで二次会を抜け出し、いつもお世話になっているE先生とI先生、そして形成外科のスタッフとともに三次会に繰り出しました。場所は行きつけのワインバー、R。今回はそれほど飲み過ぎなかったはずですが、体調のせいか回りは早かったようです(汗)。いつもお招きいただくのですが、今回もとても楽しかったです。<br />
<br />
私がちょっと悩んだり、疲れていたり、元気をなくしている時にE先生はいつも私に元気をくれます。とてもありがたい友人です。最後は代行車で自宅まで送ってもらいました。途中で立ち寄って買ってきてくれた食べ物(寄っていてなんだか覚えていませんが…笑)、すごく美味しかったです!<br />
<br />
そして今週の水曜日は、With You Hokkaidoとピンクリボン in SAPPOROの忘年会がありました。今年は皆さん予定が重なったのか昨年より参加者が少なかったのと、芸が1組(フラダンス! お上手でした!)ということで若干淋しかったですが、その分ゆっくりと話をすることができました。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-18z3iRRopfI/WEqhpMd1BYI/AAAAAAAAA_g/NocxcIn6bGQsL6XLNboYOuqYiJgMW0biwCLcB/s1600/image2-1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-18z3iRRopfI/WEqhpMd1BYI/AAAAAAAAA_g/NocxcIn6bGQsL6XLNboYOuqYiJgMW0biwCLcB/s320/image2-1.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
来年のWith Youもピンクリボン in SAPPOROのイベントも今年とは違う雰囲気で行なわれるかもしれません。詳細が決まりましたらまたご報告いたします。<br />
<br />
これからもいろいろ飲み会が続きますが、皆さん、体調には気をつけましょう!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-61651777829446207262016-11-19T21:06:00.001+09:002016-11-19T21:06:46.802+09:00黒松内町乳腺特診昨日から黒松内町に行ってきました。<br />
<br />
8月にもここで書きましたが、黒松内町の診療所での乳腺外来の特別診療を企画してきて、今回ようやくその第1回が行なわれることになったのです。<br />
<br />
昨日は診療所に寄って軽い打ち合わせをしてから一度宿にチェックインして、助勤で黒松内に来ている看護師さん2人と医師1人、そして現地の看護師さん、私たちの6人で町内の居酒屋で楽しい懇親会をしました。ついつい飲み過ぎてしまいましたが22時前には宿に戻りました。<br />
<br />
昨日は雨が降っていたのですが今朝は雨も上がりました。ただ早朝はけっこう霧がかかっていました。<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-JXbgoS0lZrw/WDA8jnDCw2I/AAAAAAAAA-c/Z-5Pvjc7OGoIJb4knfJd6MS8bDQjyNE8wCLcB/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-JXbgoS0lZrw/WDA8jnDCw2I/AAAAAAAAA-c/Z-5Pvjc7OGoIJb4knfJd6MS8bDQjyNE8wCLcB/s320/image1.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
診療所にはマンモグラフィがありませんので(年1回出張検診車が来ています)、今回は超音波検査のみの検査です。事前に診療所にかかっている患者さんたちに告知してきたのと職員の検診希望者がいらっしゃったので予定の15人枠はなんとか埋めることができました。<br />
<br />
受診者の内訳は、しこりなどの症状のある人3人、マンモグラフィ検診で半年後または1年後再検と言われて不安になっていた人数人、乳がん術後でしばらく中断していた人2人、純粋な検診数人でした。<br />
<br />
超音波検査は私の病院のN技師長が一緒に来てくれて担当してくれました(写真)。経験も長く、信頼できる技師さんです。<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-yLHAfnKuv78/WDA7_NMrBaI/AAAAAAAAA-Y/Mvlw9hkeJiA_RRvHBfyr8-vxoWfUufOwQCLcB/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-yLHAfnKuv78/WDA7_NMrBaI/AAAAAAAAA-Y/Mvlw9hkeJiA_RRvHBfyr8-vxoWfUufOwQCLcB/s320/image2.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
検査、診察の結果、2人の細胞診を行なって特診は無事終了しました。診療所のスタッフの皆さんにはとてもよく協力していただき感謝しています。また来年も企画していただけたらうれしいです。<br />
<br />
帰りには道の駅に寄って少し遅い昼食を食べました。診療所の看護師さんに勧められたピザはとても美味しかったです(写真は食べかけのピザ 笑)。もし黒松内にお越しの際は是非食べてみて下さい!<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-SjarSZ8twjU/WDA_hHdTfPI/AAAAAAAAA-o/G33s9Xn39DY1mZ0g8A-ERdPaYQX6XiL0gCLcB/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-SjarSZ8twjU/WDA_hHdTfPI/AAAAAAAAA-o/G33s9Xn39DY1mZ0g8A-ERdPaYQX6XiL0gCLcB/s320/image1.JPG" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-37933359504179072062016-11-06T21:31:00.000+09:002016-11-06T21:31:05.548+09:00第26回 日本乳癌検診学会学術総会 in 久留米2016.11.4-5に久留米市で第26回乳癌検診学会学術総会が行なわれました。<br />
<br />
<a href="https://3.bp.blogspot.com/-XS9QULKb3jw/WB8fhLdPnzI/AAAAAAAAA9w/HCXvcsFtD6cCtHrFFM0qgsfCTwX7DzmzgCLcB/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://3.bp.blogspot.com/-XS9QULKb3jw/WB8fhLdPnzI/AAAAAAAAA9w/HCXvcsFtD6cCtHrFFM0qgsfCTwX7DzmzgCLcB/s320/image1.JPG" width="240" height="320" /></a><br />
<br />
福岡県は何度も学会で行きましたが、久留米は初めてです(でも宿泊は博多でした…笑)。<br />
今回は技師さんの発表があったのでその付き添いです。検診学会は3年ぶりでした。会場は久留米シティプラザという新しい施設でしたが、オペラでもできるような素晴らしい施設でした。椅子も前の人の頭が邪魔にならないように1列ごとにずらしてあり、非常に良かったです!<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-zK6ld9J0W1Y/WB8glvvLE5I/AAAAAAAAA98/IhlP3DU82rQE-gRxPR3COYGTRhF73j60ACLcB/s1600/image3.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-zK6ld9J0W1Y/WB8glvvLE5I/AAAAAAAAA98/IhlP3DU82rQE-gRxPR3COYGTRhF73j60ACLcB/s320/image3.JPG" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
そもそも私が乳がんを専門にし始めた頃からこの学会はあったのですが、当初は入会していませんでした。乳癌学会があるのに、なぜ乳癌検診という狭い領域だけに特化した学会が必要なのか理解できなかったからです。今でもその考えはあまり変わっていませんが、MMG検診の導入や普及、精度管理、そしてJ-STARTから超音波検診への道しるべを作ったという点で大きな役割を果たしてきたのは事実です(乳癌学会で主導しても良いとは思いますが)。とは言ってもここに日本乳がん検診精度管理中央機構なるNPO団体も絡んでくるのでますますその存在価値がよくわからなくなります。いつもいつもなんだか割り切れない思いを持つ学会ではありますが、技師さんたちの勉強や発表の場としては必要なのかなと思っています。<br />
<br />
学会自体の内容としては特に目新しいことはなく、強いて言うなら超音波検診の話が少し進んだのと、最近問題になっているおとなしいタイプの非浸潤癌の診断、取り扱いをどうするかという話でまだ統一された見解がないんだなということが再確認できたことくらいでしょうか。<br />
<br />
技師さんの発表は2日目でしたが無事終了しました。今回はちょっと変わった乳腺の悪性リンパ腫の発表でした。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-1-m3n2Sd5ts/WB8gG8EBIEI/AAAAAAAAA90/nRX-68FoRwwI7n0i2kWVO_XPcSStky5jACLcB/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-1-m3n2Sd5ts/WB8gG8EBIEI/AAAAAAAAA90/nRX-68FoRwwI7n0i2kWVO_XPcSStky5jACLcB/s320/image2.png" width="240" height="320" /></a><br />
<br />
博多の食事が美味しかったことがこの学会での一番の収穫でした(笑)。写真は最終日に食べたもつ煮込みです。他に明太卵焼きも焼き鳥も馬肉もふぐの唐揚げもクエの刺身も美味しかったです!<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-6Etb3XqlFi4/WB8hyvWieRI/AAAAAAAAA-E/S4cyRCeUsK4TKvZ5ovt3YdoZip74HVJRgCLcB/s1600/image4.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-6Etb3XqlFi4/WB8hyvWieRI/AAAAAAAAA-E/S4cyRCeUsK4TKvZ5ovt3YdoZip74HVJRgCLcB/s320/image4.JPG" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
来年の発表に備えてテーマはいくつか頭に浮かびました。これから技師さんたちと検討していこうと思います。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-43269152454013805892016-11-06T20:59:00.000+09:002016-11-06T20:59:03.807+09:00乳腺術後症例検討会 100回記念講演会去る11/2に、毎月開催している乳腺術後症例検討会の100回記念講演会が札幌駅前のアスティ45の会議室で行われました。<br />
<br />
会場には記念講演の招待演者、S先生のご講演を楽しみに市内外から110名を越す方々が集まって下さいました。S先生は、私がG病院に研修に行った今から20年前に何度も検査室に出入りして大変お世話になった先生です。その後私がいまの病院に戻ってからの超音波検査技師への働きかけや症例検討会を始めたことにもつながった恩師の1人です。<br />
<br />
司会はG先生が担当し、私は共催企業関連の小講演を担当しました。聴衆の多くは検査技師さんでしたので、そんな中で薬の話をするのは大変気が重かったのですがなんとか時間通りに終わらせることができました。<br />
<br />
その後行なわれたS先生のご講演は、さすがに場慣れしていらっしゃいますので、わかりやすいだけではなく、何度も会場から笑いが起きるようなとても面白い内容でした。最近のエコー機器はさまざまなアイテムを装備していますが、そこに頼ることの問題点に触れながら、乳腺疾患における超音波診断の本質について非常にわかりやすく説明して下さいました。参加者の心に刻まれるようなとても勉強になるお話だったと思います。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-v9jGmKGoGGQ/WB8ZaS4xOtI/AAAAAAAAA9g/CoDW0VmHjqcyUxA1o51A7o1mv2kh82MwACLcB/s1600/image2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-v9jGmKGoGGQ/WB8ZaS4xOtI/AAAAAAAAA9g/CoDW0VmHjqcyUxA1o51A7o1mv2kh82MwACLcB/s320/image2.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
講演会が終わってからは、S先生を囲んで私たちの病院関係者との懇親会が行われました。そこではここで書けないような超音波の世界のお話をうかがうことができましたし、楽しい時間を過ごさせていただきました。またこのような機会があればと思っています。<br />
<br />
S先生は北菓楼のおかきをお土産に買いたいとおっしゃっていましたが、朝の時間がない中でなんとか買うことができたと報告をいただきました。今度またこちらにいらっしゃる機会があればあらかじめご用意しておきます!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-2565377913186296162016-10-30T22:37:00.000+09:002016-10-30T22:37:08.658+09:00患者会1泊温泉旅行 2016 in ”美唄 ピパの湯 ゆーりん館 & ファイターズ優勝!昨日から1泊で恒例の患者会温泉旅行に行ってきました。<br />
<br />
今回は美唄市にある”ピパの湯 ゆーりん館”でした。個人的にはかなり前に日帰りで一度行ったことはありますが泊まりは初めてでしたので楽しみにしていました。バスでホテルに向かう途中で”アルテピアッツァ美唄”とというところに寄りました。ここは彫刻家・安田侃(かん)さんの作品が展示されている施設です。廃校になった小学校の敷地の中に大理石などで作られたオブジェが点在していて木造の校舎や体育館の中にも多数の作品が展示されていました。自然と懐かしい建造物と現代彫刻の調和を見ることができてなかなか良かったです。<br />
<br />
<a href="https://2.bp.blogspot.com/-WuUQUnfB-fw/WBXrJK6WQFI/AAAAAAAAA8M/HfdXxTezXWc4rssX5I6cdPZ6UKj1NVglQCLcB/s1600/10%253A29-1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-WuUQUnfB-fw/WBXrJK6WQFI/AAAAAAAAA8M/HfdXxTezXWc4rssX5I6cdPZ6UKj1NVglQCLcB/s320/10%253A29-1.JPG" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
ホテル到着後は温泉につかってのんびりしました。ここの泉質は弱アルカリのナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉です。弱アルカリのせいか肌がツルツルになりました(笑)。露天風呂は青の洞窟と呼ばれる夜間は青くライトアップされるお風呂もあってなかなか良かったです!<br />
<br />
18時からはいつものように宴会が始まりました。今年はN先生のご主人と赤ちゃんも参加していただき、30数人での宴会となりました。ビンゴゲームとカラオケで盛り上がりながらも例年と比べるとなんとなくそわそわした感じがありましたが…そう、日本シリーズの第6戦が重なってしまったからでした(笑)。それでも恒例のG先生、外来のO師長の歌と踊りに加え、患者さんのKさんの演歌、若手Nsと事務のAKBとなかなか皆さんお上手でした(写真)。<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/--ko8dlP1rps/WBXxSTqmtQI/AAAAAAAAA8c/gDNba5HNUFAxri6eB4xN6gMrrerzqV18QCLcB/s1600/10%253A29-2.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/--ko8dlP1rps/WBXxSTqmtQI/AAAAAAAAA8c/gDNba5HNUFAxri6eB4xN6gMrrerzqV18QCLcB/s320/10%253A29-2.png" width="320" height="240" /></a><a href="https://2.bp.blogspot.com/-CWPH320T-0k/WBXyTu9mGOI/AAAAAAAAA8k/z6ZB3tK126gInngaKAueSFbhM8Gv_xvVgCLcB/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://2.bp.blogspot.com/-CWPH320T-0k/WBXyTu9mGOI/AAAAAAAAA8k/z6ZB3tK126gInngaKAueSFbhM8Gv_xvVgCLcB/s320/image1.png" width="320" height="240" /></a><br />
<br />
部屋に集まっての二次会では、お酒を飲みながらファイターズの応援で盛り上がりました(写真)。<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-bSgZ7v_mU10/WBXzpCkOyuI/AAAAAAAAA8w/1BXcRw4HBlohbb6qx0qAzLVO5Ub2JCQmQCLcB/s1600/image3.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-bSgZ7v_mU10/WBXzpCkOyuI/AAAAAAAAA8w/1BXcRw4HBlohbb6qx0qAzLVO5Ub2JCQmQCLcB/s320/image3.png" width="320" height="240" /></a><br />
レアードの満塁ホームランの時は一番の歓声があがりました。勝利を確信することができたからか、そのあとは落ち着いて見ることができました。そしてついに10年ぶりの優勝!!今年のファイターズは本当にファンを長い時間楽しませてくれました。患者さんの中にもファイターズの大ファンは多いです。春のキャンプにまでついて行く方もいらっしゃいます。今回集まった患者さんたちの中にもファイターズの熱心なファンが多かったので、今年の温泉旅行はとても思い出深い旅行になりました。<br />
<br />
今朝は回診があったので私は別行動で病院に帰りました。自宅へのお土産は最中にしました(写真)。もともと最中は特に好物だったわけではないのですが、この最中は地元の老舗で作られているということと、今年から飼い始めた犬(マルプー)の名前が”もなか”(色が最中に似ているので娘がつけました)だったことで決めました(笑)。帰ってからさっそく食べましたが、とても美味しかったです!もなかには最中の皮の部分だけあげましたが、気に入ってくれたようです!<br />
<br />
<a href="https://4.bp.blogspot.com/-6U2T6P6n2ow/WBX2LO60YMI/AAAAAAAAA88/8UDCuBpILb4bzeMQJ9coJowCjBeanGjAwCLcB/s1600/image1.JPG" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://4.bp.blogspot.com/-6U2T6P6n2ow/WBX2LO60YMI/AAAAAAAAA88/8UDCuBpILb4bzeMQJ9coJowCjBeanGjAwCLcB/s320/image1.JPG" width="240" height="320" /></a><br />
<br />
寝不足でかなり疲れましたが、今年の旅行も楽しかったです。患者さんたちも喜んでくれていたらうれしいです!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-71727096278891382002016-10-27T00:07:00.002+09:002016-10-31T21:53:08.022+09:00乳腺術後症例検討会 46 ”ついに第100回!”今日は定例の乳腺術後症例検討会でした。<br />
<br />
私がG病院の研修から帰って不定期で始めた術後検討会が定例になって今回でようやく100回を迎えました。記念講演会は11/2に予定していますが、今日はいつもの症例検討会でした。<br />
<br />
症例は4例。最終的に吸引組織生検で診断のついた、わずかに浸潤を伴っていた非浸潤がん主体の病変、対側の乳管内乳頭腫フォロー中に診断された小さな硬がん症例、嚢胞内病変に石灰化を伴っていた炎症を伴った乳管拡張症の症例などの症例でした。いずれもなかなか悩ましい画像所見の症例でした。<br />
<br />
今回は100回記念ということで、いつも参加して下さっている業者さんが記念のケーキをプレゼントして下さいました。会の終了後、参加者で記念撮影をして第100回の症例検討会は無事終了しました。<br />
<br />
<a href="https://1.bp.blogspot.com/-jSx9sLHASz8/WBc-qg7x-4I/AAAAAAAAA9M/tMiNk-gHp3Ezyr6ZSqNtxoa5SLX-CnC6ACLcB/s1600/image1.png" imageanchor="1" ><img border="0" src="https://1.bp.blogspot.com/-jSx9sLHASz8/WBc-qg7x-4I/AAAAAAAAA9M/tMiNk-gHp3Ezyr6ZSqNtxoa5SLX-CnC6ACLcB/s320/image1.png" width="320" height="180" /></a><br />
<br />
11/2はいよいよ記念講演会です。今回は招待演者としてG病院研修中に大変お世話になった乳腺超音波検査の第1人者のSさんに講演をお願いしています。市内の施設にご案内したところ、非常にたくさんの方々にお集まりいただけることになりそうです!hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-11721895112775664132016-10-16T22:17:00.000+09:002016-10-16T22:18:36.110+09:00ジャパン・マンモグラフィ・サンデー(J.M.S)&ファイターズCS優勝!今日はJ.M.Sの乳がん検診がありました。<br />
<br />
今回は私が関連病院、N先生が本院の検診担当でした。今日の検診患者さんの中には触診で明らかな乳がんを疑う方はいらっしゃいませんでしたが、久しぶりに受ける方や今まで他院で受けていた方がこちらで初めて受けるというケースがそれなりにいました。<br />
<br />
最近外来には、”○○クリニックにいつもかかっているのに、予約の電話を入れたら、来年3月まで予約が入らない”という患者さんが増えているようです。やはり心配していたように、小林麻央さんのニュース以降、乳腺外来はかなり混雑してきているようです。私たちの外来にも半年前に検査をしたのに気になる症状があるなどの受診が増えていますし、検診の依頼も増えています。<br />
<br />
患者さんがかかりやすいように門戸を開くことは大切なことではありますが、乳腺外科医の数も多いわけではありませんので限界はあります。もし検診などで精査となった場合、その結果に納得できなくて他の施設に受診するより前に、まずは納得いくまでその精検施設で説明を受けて下さい。その上でも納得できない場合はセカンドオピニオンを考えても良いと思いますが、十分に説明を受けずにドクターショッピングのような形でいくつもの施設で同じ検査を受けるのはお勧めできません。<br />
<br />
今日は日本ハムファイターズがクライマックスシリーズ(CS)を突破しました。スーパーマンの大谷選手、そして若手期待度No1の岡選手も活躍してくれての大逆転勝利!とても興奮する試合でした。再来週末は患者会の温泉旅行です。どうやら日本シリーズ第6戦は、患者さんたちと一緒にファイターズの応援をすることになりそうです!<br />
hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-8139378504787083626.post-55924515519783214752016-10-06T22:31:00.001+09:002016-10-06T22:31:21.106+09:00地域婦人部の医療講演会ピンクリボン in SAPPOROで中心となって活動されているHS病院のO先生のご依頼で、自宅近くの地域婦人部対象の医療講演会をしてきました。<br />
<br />
一度病院に行って回診終了後に会場に車で向かいました。あいにくの雨模様でしたが、参加者で会場はいっぱいでした。<br />
<br />
スライドは先日黒松内で使用したものを少し手直ししたものでしたが、USBで持っていったパワーポイントが会場のPCでなぜか認識されず、かなり焦りました(汗)。結局事務室のPCでDVDに書き込んでから会場のPCに移す作業を行なってなんとか開始できました。<br />
<br />
お話しした内容は乳がん一般の話です。乳がんの現状、検査から治療、乳がん検診の話まで比較的広い範囲で最新の情報も交えてお話ししました。持参した触診モデルも参加者のみなさんに触っていただき、けっこう反応は良かったようで安心しました。<br />
<br />
予定では40分くらいで終了して質問に答えようと思ったのですが、話し終わった時点ですでに予定の60分を過ぎてしまいました。それでも2、3のご質問にお答えすることができました。<br />
<br />
やはり最近の小林麻央さんの件も影響してか、地域住民の乳がんに対する関心は大きいようです。市内でも乳腺外来がパンクしている医療機関もあるようです。私の病院ではまだ受け入れの余力はありますが、それでも受診の問い合わせは増えているようです。いつも思うのですが、このような乳がんに対する関心がブームのような形で終わるのではなく、国民の意識に長く定着することを願っています。日本の乳がん検診受診率はまだ欧米の半分程度です。これでは乳がん死亡数は減少しません。まだ検診を受けたことがない友人がいらっしゃったら是非声かけをしていただければと思います。hidechinhttp://www.blogger.com/profile/13310002341110431963noreply@blogger.com0