昨日、札幌医大で、「第14回 With You Hokkaido〜あなたとブレストケアを考える会〜」が開催されました。
例年より若干グループワーク参加者が少なかった印象はありますが、大講堂で行われた渡辺亨先生の特別講演の時には多くの方が参加されていました。私たちの施設からも患者会の患者さんが10人くらいと外来、病棟看護師7人、そして乳腺外科医3人に緩和ケア医2人で参加しました。
グループワークは、術後の不安・悩みのグループでしたが、参加者が思ったより少なかったため、グループを4つから2つに減らして行いました。H先生が上手にファシリテートしてくれたので参加者の皆さんは割と気軽にまんべんなく話すことができていたように思います。ただ時間はあっという間にきてしまった感じでした。
大講堂で行われた霞先生のご挨拶は、期待に違わず、今回も私たちの心に深く響く内容でした。
特別講演では、渡辺亨先生が、患者さんたちにもわかりやすいように、病状によって異なる化学療法の4つの目的についてご講演して下さいました。
渡辺先生ご自身が経験された患者さんのエピソードを交えて解説して下さいましたが、いつも乳腺外科医には厳しい先生なのですが、患者さんに対する真摯な姿勢と優しさが伝わってくるようなお話でした。
続いて恒例のパネルディスカッションが行われました。初めて客席から見ることができましたが、今回の”社会とのかかわり”のテーマもなかなかよかったと思います。見た目のケアのお話や子育てと仕事をしながらの通院、ピアサポート活動のお話など、私たちが外来診療の中で十分に把握できていないような内容についてうかがうことができました。
参加された皆さんは、今回の内容に満足して帰宅して下さったでしょうか?
反省会で報告されるアンケート結果が、私はいつも楽しみでもあり、不安でもあります(汗)。
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