2016.6.16-18まで東京ビッグサイトで行なわれた第24回乳癌学会学術総会に参加してきました。
今回は呼吸器外科のM先生が乳腺患者さんを診て下さるということでしたので甘えさせていただいてG先生、後期研修医のNA先生、病棟看護師のIさんと一緒にフル参加することができました(写真は向かって左からIさん、私、NA先生)。
発表は私もG先生もポスターだったので特にストレスもなく無事終了しました。今回の学会はなかなか興味深いセッションが多く、かなりまじめに聞いていました(いつも不真面目なわけではないですが…)。今後の診療に活かせるような知見を得たり、来年に向けた研究のテーマが見つかったり、とても有意義な3日間でした。
最終日の昨日は学会終了後にオンコプラスティックサージャリー学会の資格更新のための講習会があり、17時過ぎまで参加してから受講証をもらって20時の便で札幌に帰ってきました。ビッグサイトは会場間が遠いため連日かなり歩くことになり、蒸し暑さもひどかったのでかなり体力を消耗しました(汗)。
東京はもう何度も言っているので目新しいものはなく、特に食べたいものもありませんので観光という点では非常に物足りない感じがしますが、その分学会会場ではさまざまな職種の方々とお話しする時間がありました。でもやっぱり東京はもう飽きたかな?来年は福岡なので楽しみです!
学会初日の夜は私の病院から参加した4人で近くの居酒屋に飲みに行きました。焼き鳥中心の店でしたが、値段のわりに今ひとつの印象でした。初参加のI看護師は、来年の乳癌学会に演題を出すつもりで意欲満々のようでした。今まで私たちの施設から乳がん関連の学会に看護師が発表したことはありませんので全面的にバックアップしてなんとか形にしたいと思っています。2日目の夜はG病院の同門会がありました。G先生の発表後に少し遅れて参加しましたが、会場は一杯でした。懐かしい先生方にも会え、また北海道からG病院に研修に行った若手の先生方とも交流することができて楽しい時間を過ごすことができました。
個人的にはここ数年の中ではもっとも充実した乳癌学会だったと思います。学んだことを日常診療に活かせるように明日からまた頑張ります!
2 件のコメント:
hidechin先生 初めてコメントします。
3年目の乳がんサバイバーです。
これまでずっと先生のブログを拝見し、いつも勉強&参考にさせていただいております。
治療開始当初、いろいろとゴタゴタがあったこともあり、患者もある程度の知識と理解と主張が必須!と身にしみています。
特に参考になるのは、最新の論文発表や試験の結果を患者にも分かりやすく説明した解説です。特に、それが実際の治療の場面でどんな影響があるのか、どう変わるのか、考え方を教えてくださることです。
内容をまとめ説明してくれる記事はたくさんありますが、実際の治療、自分の治療計画にどんな影響があるかまでは中々ぴんと来ないこともあるので。。。
2016年の乳がん学会ではとても収穫があったとのこと。(実は私も2日目はがんばって参加しました!)
先生注目のトピックスをぜひぜひ、解説お願いします。
乳がん業界(?)では年2回新情報が出回る時期があると思いますが、そんな時はいつも期待しているのですよ~。
本業お忙しいと思いますが、これからも更新楽しみにしています。
>HSさん
はじめまして。
なかなかご期待に沿えなくて申し訳ありません。
学会のトピックというか私自身が勉強になったり、考えさせられたりすることはありますが、患者さんにとって今までにないような新しい治療法などが発表されるわけではないのです。仮にあったとしても国内学会発表レベルで論文にもなっていないような内容をここで軽々しく書くことはできないという現状もあります(書きたいと思っても、異論があったり十分なエビデンスがあるわけではない発表も多いですので)。
その中でもちょっと考えさせられたような内容の発表はありましたので近いうちにここで書いてみたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。
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