2016年11月6日日曜日

第26回 日本乳癌検診学会学術総会 in 久留米

2016.11.4-5に久留米市で第26回乳癌検診学会学術総会が行なわれました。



福岡県は何度も学会で行きましたが、久留米は初めてです(でも宿泊は博多でした…笑)。
今回は技師さんの発表があったのでその付き添いです。検診学会は3年ぶりでした。会場は久留米シティプラザという新しい施設でしたが、オペラでもできるような素晴らしい施設でした。椅子も前の人の頭が邪魔にならないように1列ごとにずらしてあり、非常に良かったです!



そもそも私が乳がんを専門にし始めた頃からこの学会はあったのですが、当初は入会していませんでした。乳癌学会があるのに、なぜ乳癌検診という狭い領域だけに特化した学会が必要なのか理解できなかったからです。今でもその考えはあまり変わっていませんが、MMG検診の導入や普及、精度管理、そしてJ-STARTから超音波検診への道しるべを作ったという点で大きな役割を果たしてきたのは事実です(乳癌学会で主導しても良いとは思いますが)。とは言ってもここに日本乳がん検診精度管理中央機構なるNPO団体も絡んでくるのでますますその存在価値がよくわからなくなります。いつもいつもなんだか割り切れない思いを持つ学会ではありますが、技師さんたちの勉強や発表の場としては必要なのかなと思っています。

学会自体の内容としては特に目新しいことはなく、強いて言うなら超音波検診の話が少し進んだのと、最近問題になっているおとなしいタイプの非浸潤癌の診断、取り扱いをどうするかという話でまだ統一された見解がないんだなということが再確認できたことくらいでしょうか。

技師さんの発表は2日目でしたが無事終了しました。今回はちょっと変わった乳腺の悪性リンパ腫の発表でした。



博多の食事が美味しかったことがこの学会での一番の収穫でした(笑)。写真は最終日に食べたもつ煮込みです。他に明太卵焼きも焼き鳥も馬肉もふぐの唐揚げもクエの刺身も美味しかったです!



来年の発表に備えてテーマはいくつか頭に浮かびました。これから技師さんたちと検討していこうと思います。

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