久しぶりに今回は朝から好天に恵まれましたが、路上はかなり暑くて大変でした。それでも多くの方々がステージのパフォーマンスに集まってくださり、ブースに立ち寄ってくださいました。
私たちのブースでは、いつものように触診モデルとエコー検査のモデルを用意して自己検診や乳がん検診についての説明をしたり、ちょっとした医療相談を行ったりしながら、通行人に検診啓発のパンフレットを配布したりしました。今回は、医師2人、看護師3人、検査技師1人、事務4人の10人で参加しました。また患者会の方々も数人立ち寄ってくださいました。貴重な休日にも関わらず、ありがとうございました。

まず最初に行われたサンバのステージはドラムのリズムに誘われてショーの最初からものすごい盛り上がりでした。”ピンクリボンとどのような関係があるのですか?”という質問もあったようですが、多くの方々に集まっていただき、検診の重要性を知るきっかけになっていただければそれだけで十分だったと思います。

そのあと札幌西ロータリークラブの合唱、そして玉入れ大会が行われました。勝利チームには和寒町の美味しいトマトジュースが賞品としてもらえるということで熱戦が繰り広げられました。

病院からは東区のマスコットのタッピーが今年も検診啓発活動を手伝ってくれました。ただあまりに暑くて、活動時間は合計1時間弱だったのが残念です。お子さんたちには今年も大人気でした!

今年で11回目を迎えるこのイベントですが、このような啓発活動を行ってもなかなか乳がん検診受診率も増加せず、乳がん死亡率の低下もみられません。ここ1週間の間でも、かなり長い間我慢して手術不能な状態で来院された進行乳がんの患者さんが立て続けに入院しています。ネット上での誤った情報に影響を受けて受診しなかったケースもありますし、経済的な困難から受診が遅れたケースもあります。全ての人に正しい情報を伝えるというのは本当に難しいとつくづく感じています。それでもめげずに地道な活動を行っていきたいと思っています。