昨日、私が勤めている病院の外科医8人と研修医1人によるN先生の出向研修壮行会が行われました。
N先生は月曜日で病棟勤務を終え、現在引っ越し準備中です。出向研修が決まった頃は不安でいっぱいの様子でしたが、実際にG病院を見学してからは気持ちも落ち着いて、意欲満々の状態で出発することができそうです。私やG先生がいた頃から10年以上たちますので、今のG病院はあの頃とはまったく変わってきています。新しい知識と技術を学び、国内トップクラスの先生方と交流を深めることによって得るものはとても大きいと思います。1年後に新しい風を新病院に吹かせてくれることを期待しています。
さて一方残される私とG先生ですが、この1年間をどうやって乗り越えるか頭を悩ませています。幸い、呼吸器外科のH先生がN先生不在の間の乳腺外科病棟業務を手伝ってくれることになりましたので、少しはG先生の負担を軽減できそうです。しかし、G先生は今でも重い病態の患者さんを多く抱えていますので、私もなんとか少しでもサポートできればと考えています。
そして新病院では乳腺センターが消化器センターと同じフロアになる(もともとは長年連れ添った呼吸器センターと一緒の予定でした)ことが先日の会議で決定されました。できれば避けたかった病棟編成の変更ですが、呼吸器センターと乳腺センターの患者増によるベッド確保困難な状況を乗り越えることはできませんでした。このような結果になったことに対して言いたいことはたくさんあるのですが、そろそろ気持ちを切り替えて新しい病棟編成でさらなる乳腺センターの発展を目指したいと思っています。
新年度の課題はたくさんありますが、まずは消化器センターの看護師に対する乳腺診療の教育から始めることになりそうです。学習会の資料作りをG先生と分担してシリーズでやっていきたいと考えています。それから新病院ではがんサロンもできることですし、今まで以上に患者会とのつながりを強めていかなければなりません。患者会による乳がん検診の啓発活動やがんサロンでの患者さん同士のアドバイスや交流など、アイデアを集めたいと思っています。患者会の幹事さんたちと私たち病院職員の面談を定期的に行なって、より良い新病院作りを目指していきたいと考えています。
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