2013年8月14日水曜日

放射線治療開始!

今日からついに当院での放射線治療が開始しました。

たまたま別の用事で放射線治療室に行ったところちょうど1例目の照射が始まるところでした。無事に終了して戻って来た放射線技師さんたちはかなり緊張していたようでほっとした表情でした。

今日の1例目をはじめ、当面は乳がん術後の乳房照射の症例が中心になりそうです。ただこれから再発症例への照射も予定されており、今日放射線治療科に受診した患者さんも私が担当の再発患者さんでした。その患者さんに付き添って放射線治療計画策定の流れを見させてもらいましたが、今まではH大、がんセンター、K病院などにご紹介していたためにその詳細は見たことがありませんでしたからとても勉強になりました。

今日の患者さんは以前にK病院で放射線治療を受けた経験があります。今回は前回とは違って少し体調が悪い中での照射になりますので、私たちの病院で放射線治療を受けられることを喜んで下さいました。しばらくはドキドキしながらの治療になりますが、技師さんたちも一生懸命勉強しながら慎重に頑張ってくれていますので、きっと良い放射線治療を提供できるようになると信じています。


写真は放射線治療装置です。これからもH大から来て下さる放射線治療科の先生方、当院の放射線技師、看護師さんたちと密に連携を取りながら安全で効果的な放射線治療を提供できればと考えています。

3 件のコメント:

TOM さんのコメント...

放射線科の定期検診についてです。
非浸潤癌の手術後、30回の放射線治療を終え、ホルモン治療をしています。
放射線の副作用など診察のため、定期的に通院することになっています。さて、放射線科ではお医者さんになにをお話ししたらよいのでしょうか。例えば放射線の副作用、(例えば咳や熱、皮膚が痒いなど)についてのみお伝えすればよいのでしょうか?それとも、乳癌全体を診察してくださっているのでしょうか、乳癌な関すること、(例えば胸が痛いとか、薬の副作用が辛いとか)乳腺外科で話すようなことも伝えた方がいいのですか?
先生はとてもお忙しそうなので、あまり、的はずれなことも言いたくないので。
ぜひ教えてください。ちなみに、先生は放射線腫瘍医とかいうお医者さんで、とても優しくて親切です。

hidechin さんのコメント...

>TOMさん
はじめまして。
放射線治療医での診察は、TOMさんが書いたような放射線治療に伴う副作用に関するチェックが主な目的です。ホルモン療法の副作用などについては、乳腺外科で相談するのが良いと思います。
施設によって違いはあると思いますが、乳がん患者さんの基本的なフォローは乳腺外科医が行なうものであると放射線治療医の先生方も考えていると思います。
以上です。

TOM さんのコメント...

とてもよくわかりました。
お忙しいところ、本当にどうもありがとうございました。