朝9時から夕方5時までびっしりだったのでちょっと疲れましたが、なかなか興味深い発表もあり勉強になりました。私も3-4回質問もしましたが、活発な討議が行なわれていました。
教育セミナーやランチョンセミナー、特別講演、コーヒーブレイクセミナーも知識の整理に役立ったと思います。教育セミナーでは質問したかったのですが、時間の関係で遠慮してしまいました。この症例は、胸骨傍リンパ節と鎖骨上リンパ節に転移があった症例で、術前化学療法で完全寛解が得られた症例だったのですが、腋窩郭清を行なうことに対して異論は出ませんでした。もちろん私も異論があるわけではないのですが、よく考えてみると腋窩リンパ節転移だけであればこれで良いのですが、いくら腋窩リンパ節郭清をしても胸骨傍リンパ節と鎖骨上リンパ節の転移があったリンパ節は残るわけですし、術後に放射線治療を行なう予定なのですから腋窩郭清もせずに全部放射線治療でも良いという考え方もありうるのかどうかを聞いてみたかったのです。あとでうちの乳腺センター内でカンファレンスをしてみたいと思っています。
私たちの病院からは、G先生と後期研修医のNS先生が演題を発表しました(2人とも一番最後のセッション)。私はNS先生のサポート、N先生は出産から復帰後間もないこともあり今回は発表を見送りました。2人の発表自体は珍しい症例報告ということもあり特に問題なく終了しました。


9月は院内のCVポートの学習会、10月はHS病院のO先生に頼まれた市民講座、11月は乳腺症例検討会の100回記念講演会があります。その他にも製薬会社からの社内講演が2件予定されています。12月中には来年の乳癌学会の演題締め切りがある予定です。まだ何も準備していません(汗)。そのそろ取りかかろうと思っています。