2014年12月11日木曜日

例年より早いインフルエンザ流行期

最近外来でインフルエンザワクチンを希望する患者さんが増えています。いつも年明けくらいから本格的な流行を迎えるインフルエンザですが今年は少し例年とは違うようです。

私の勤める病院ではすでに11月後半からインフルエンザの患者さんが出始め、市内の学校でも学級閉鎖になるようなところも出てきているようです。どうして今年のインフルエンザの流行が早いのかはよくわかりませんが、ワクチン接種から免疫獲得までは2週間ほどかかり、持続期間は3-6か月程度と言われています。ワクチンを接種しても間に合わない方が今年は多いかもしれません。

実は今日、私の息子もA型のインフルエンザを発症してしまいました。ワクチンを接種したのはちょうど1週間前で残念ながら間に合わなかったようです。ただ今のところ熱は38℃くらいまででおさまっており、タミフル内服後は落ち着いています。私はもう1ヶ月くらい前に接種しています。今年のワクチンが有効かどうかは私が発症するどうかでわかるかもしれません(汗)。

基礎疾患のある方(慢性肺疾患や心疾患、糖尿病など)や高齢の方、乳幼児は重篤になりやすいので注意が必要です。もし疑わしければ早めに受診するようにして下さい。ただ発熱後24時間は検査が陽性に出ないこともありますので、発熱後すぐの検査が陰性でも高熱が続くようでしたら再検査を受けるようにして下さい。

0 件のコメント: