2015年7月20日月曜日

ピンクリボンロード2015 無事終了〜タッピー大活躍!

心配された天気も回復して、昨日無事にピンクリボンロードが開催されました。

ホコテンにはたくさんの人が集まって下さり、大盛況でした。ブースでは、私たちの病院とKクリニックで模型を用いた自己検診の啓発や超音波検査のデモ(写真)、医療相談が行なわれ、かなりの数の方々(子供さんや男性も含め)が訪れて下さいました。また恒例のピンクリボンジュエリーにも多くの方が立ち寄ってくれました。



私たちの施設からは、事務4人、看護師2人、検査技師2人、放射線技師2人、医師4人という大所帯で参加しました。メンバーでブースの対応と啓発パンフの配布を手分けして行ないましたが、人数が多かったのでかなりの数の啓発パンフを配布することができました。そしてこのブログを読んでくれている私の患者さん2人も応援に駆けつけて下さいました。

また今回は、研修医のY先生が是非参加したいとのことで(学生時代からこのような活動をしていたとのこと)、急きょ札幌市東区のマスコットキャラクター、タマネギの妖精「タッピー」の着ぐるみをお借りして、「ピンクリボンタッピー」として参加してくれました(写真)。子供にも大人にも外国人観光客にも大人気で写真を撮られていました(笑)。



ステージでは、”札幌ドラムサークル”による「輪になってドラムサークル」(暑い中、ピンクリボンタッピーも参加)、”プメハナ.カ・ハレ・フラ・オ・マーヘアラニ”による「ピンクリボンフラ」、”札幌西ロータリークラブ”による「札幌西ロータリークラブ合唱団ステージ」が行なわれ、たくさんの観客が足を止め、参加していました(写真)。



今回は、札幌西ロータリークラブさんからのご寄付で、全員おそろいのピンクリボンTシャツを着用しての参加でした。そのおかげもあり、今回のイベントはいつも以上に一体感があったような気がします。この場をお借りして御礼申し上げます。

乳がんで命を落とす方が1人でも少なくなることを願いながら、これからもこのイベントに参加していきたいと考えています。

*なお余談ですが、このイベントのあとで大通を歩いていたら突然うしろからカラスに頭を攻撃されました(泣)。幸い、たまたま頭に手をやった瞬間だったため、くちばしでつつかれずに頭を蹴られただけですみましたが、びっくりしました(汗)。
大通のカラスは昔から凶暴です。公園で弁当を食べていると奪われたりもします。皆さんも気をつけて下さいね!

2015年7月18日土曜日

明日はピンクリボンロードですが…

先日書きましたように明日は大通のホコテンでピンクリボンロードの予定です(http://hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2015/07/in-sapporo2015.html)。が、天気が怪しいです…(泣)

今まで私が参加したこのイベントでは雨天でのイベント中止、変更はなかったのですが、明日は微妙です。ただYahoo!天気を確認してみたら、朝方は雨ですが、9:00ころからは曇りになっていました。なんとか予定通りイベントができれば良いのですが…。万が一、雨天中止の場合は、テレビ塔2階でブース展示のみ行なわれます。

なお、昨年私たちのブースで大活躍してくれたニワトリ(写真)ですが、今年は残念ながら体調不良により不参加になってしまいました(泣)。そのかわり、東区のゆるキャラ、タッピーが参加してくれることになっています!見かけたら声をかけてあげて下さいね!


2015年7月8日水曜日

ピンクリボン in SAPPORO2015 ”ピンクリボンロード”

以前ここでもご紹介しましたように(https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=8139378504787083626#editor/target=post;postID=4896393767157755669;onPublishedMenu=posts;onClosedMenu=posts;postNum=1;src=postname)今年のピンクリボンロードは、例年より早い、7/19(日)に行なわれます。今日、その打ち合わせの会議が行なわれました。

場所は一昨年と同じさっぽろホコテン(札幌市南1西3)で、時間は13:30-16:00までです。雨天の際は、さっぽろテレビ塔の2Fすずらんに変更になります。

当日のステージでは、”札幌ドラムサークル”による「輪になってドラムサークル」、”プメハナ.カ・ハレ・フラ・オ・マーヘアラニ”による「ピンクリボンフラ」、”札幌西ロータリークラブ”による「札幌西ロータリークラブ合唱団ステージ」が行なわれます。また会場には私たちの施設を含む2施設での”メディカルチェックコーナー(医療相談や検診モデルを用いた自己検診指導など)”と毎年好評のピンクリボンジュエリーのブースが設置されます。夜はテレビ塔がピンク色にライトアップされますので是非見にいらして下さい。

そして今年は協力団体のご厚意によりスタッフがお揃いのピンクのTシャツを着用することになりました(写真)。私たちも今年はこのTシャツを着て乳がん検診の啓発活動を頑張りたいと思っています。時間のある方は是非お立ち寄り下さい。



2015年7月3日金曜日

乳癌学会から帰ってきました!

7/1に札幌を発ち、7/2から今日(7/3)の昼過ぎまで第23回日本乳癌学会学術総会に参加してきました。



東京は初日から曇りや小雨状態で、気温はそれほど高くありませんでしたが全身汗だくになるほどの不快な湿度でした。昨日は夕方に示説討論の自分の発表があったために日中はなんとなく落ち着かない状態で過ごしました。

私の発表に関しては、いま議論になりつつある内容でもあり、他にも同様の検討内容の報告もあったため、活発な討論が行なわれました。欧米のガイドラインに則れば、私が考えている方針が正しいはずなのですが、以前から自分たちのやり方でやってきた先生方にとってはその施設としての方針があることや、医療経済的な観点からもなかなか受け入れがたい状況があるようです。今後の推移を見守りたいと思っています。

昨夜は、私の発表が終わってから後期研修医のN先生と外来治療部門の師長のOさんと一緒に飲みに行きました。仕事の話だけではなく、いろいろな話で楽しく過ごしました(笑)。看護師さんや研修医の参加は初めてだったので、今後も継続していきたいと考えています。

今日はN先生(乳腺センタースタッフの)の発表のサポートをしてから、シンポジウムを聞いて、午後からはC社のブースで人型ロボットPepperと記念写真を撮影したり、会場内にある”相田みつを美術館”で癒されたりして過ごしました。



この2日間、蒸し暑さの中で歩き続け、立ち続け、並び続けたせいですっかり疲れてしまい、ようやく家にたどり着きました。明日は出勤なのでそろそろ寝ます!

2015年6月30日火曜日

第23回 日本乳癌学会学術総会

明日の夕方、乳癌学会(7/2-4)に出発します。今回は東京です(ちょっと残念…)。

私たちの施設からは私とG先生、N先生の3演題を発表します。私は7/2、N先生が7/3、G先生が7/4です。病棟を守るために私が前半、G先生が後半の学会参加ということにしましたので、私は7/3の夕方に札幌に戻ります。

今回の私の発表は、FEC100療法における発熱性好中球減少症に関する内容で、ポスター討論のセッションです。発表はたったの3分ですので、ざっとしか話せません。関連した内容の発表もいくつかありますので、有意義なディスカッションができればと思っています。

初日の夕方に発表、2日目の午後には会場を出なければなりませんので、あまり聞きたいセッションに参加できないかもしれませんが、限られた時間内で勉強してこようと思っています。

これから明日の準備にとりかかります!

2015年6月27日土曜日

”乳腺を語る会3”

昨日、某製薬会社会議室にて、”乳腺を語る会”が開催されました。

今回は、3施設から症例提示がありました。

1例目は紅斑がんの症例で、昨年相談されたその後の経過報告でした。非常に珍しい症例ですのでエビデンスのある治療がありませんから、参加者のさまざまな意見を取り入れながら治療に取り組んでいるようです。ただ、なかなか簡単ではなく、私自身も非常に勉強になる症例でした。

2例目は私たちの施設の症例をG先生が報告しました。他院での治療中断後にかなり進行した状態で当院に受診された症例ですが、局所で進行して治療に難渋する場合は、患者さんにとってはかなりの苦痛を伴います。組織診のサブタイプが生検するたびに異なっていたために、その結果に合わせて治療を行なってきましたが、最近、また増悪傾向となっています。なんとか良い知恵はないかと相談した症例でした。やはり局所再発巣の生検をもう一度してみてはどうかという提案を受けましたので、近日中に再々生検する予定です。

3例目は長い経過を持つ2個(両側)の肺転移症例でした。他の臓器には転移を認めず、薬物治療に縮小増大を繰り返していました。こういう症例に局所治療の適応があるのかということがテーマでした。参加者の多くは局所治療(手術、放射線治療など)の適応ありという意見でしたが、その後結局手術とラジオ波で治療したようです。今後の経過がとても興味深い症例でした。

終了後は近くの居酒屋で懇親会が開催されました。参加者は7人でしたが、飲みながらも乳がん治療に関する熱いトークが繰り広げられ、乳がんに対する熱意を感じることができた時間でした。

不定期に行なわれるこの会ですが、今まで参加してきた勉強会とは少し雰囲気も違って、なかなか面白い会だと思います。また次回も参加したいと思っています。

2015年6月24日水曜日

乳腺術後症例検討会 40 ”中間期乳がん”

今日は定例の乳腺術後症例検討会がありました。

先月は、元G病院の細胞診断士のI先生のご講演があったため、症例検討は2ヶ月ぶりでした。今日は本院と関連病院で各2例ずつの症例提示がありました。

いずれも画像的、病理学的にはとても珍しい症例というわけではありませんでしたが、そのうち2例は、中間期乳癌の症例でした。いずれも前回の検査所見は見直しても指摘することは難しく、早期発見の難しさを痛感した症例でした。その他は、針生検で硬がんが疑われたけれど最終病理が非浸潤がんだった症例と浸潤性乳管がんに浸潤性微小乳頭癌と扁平上皮がんの成分が混在していた症例でした。



今回は、前回ほどの人数ではありませんでしたが、KT病院のK先生やJ病院の技師さんなど、他の施設からの参加者も来て下さいました。K先生からは、11月にKT病院で乳腺センターのチーム医療に関しての講演を頼まれています。スライドを作成するために今日からは、さまざまざ活動を写真で残していこうと思っています。

症例検討会が終わった後、車に乗ってラジオをつけるとファイターズが7対0で勝っていました。結局最終的にはそのままで大谷が完封勝利!中田も久しぶりにホームランを打ったし、西川も3安打。やっぱり1番と4番が打たないとだめですね!
最近負けが続いて気分が盛り上がらなかったのに加えて、さまざまなストレスがあって鬱々としていましたが、久しぶりに良い気分でワインを飲むことができました(笑)。

来月の症例検討会は夏休みで休会です。メンバーでキャンプに行こうと毎年言っているのですが今年もどうやらだめそうです(泣)。