今日の症例検討会は病院内外、特に病院外からの参加者が多く、にぎやかで活発な討議が行なわれました。
今日の症例は、
①多発癌(乳頭腺管癌崩れの硬癌、微小浸潤の乳頭腺管癌、Paget病の3個の癌が存在)…実は一連の癌ではないかという異論も出されましたが、病理学的にはそれぞれの癌の間に正常の割面が存在し、多発癌と診断せざるを得ないとのこと
②嚢胞内癌のように見えた出血性嚢胞部分を伴う粘液癌
③3ヶ月前の乳がん検診(他院)で異常なしだったが、急速に増大したと思われる悪性度の高い中間期乳癌(充実腺管癌)
④化学療法が著効したトリプルネガティブの炎症性乳癌(乳頭腺管癌由来)…画像的には縮小はそれほどでもないように見えましたが、病理学的にはほとんどが線維化した組織に置き換わっていました
の4症例でした。
それぞれなかなか興味深く、教訓的な症例で勉強になったのではないでしょうか?
今回から、超音波画像に動画も導入してみました。これはE技師さんからの申し出でした。技師さんたちの手間はかかってしまいますが、彼女たちは自主的に頑張ってくれるので助かります。
これからも忙しい中、参加してくれる皆さんに”参加して良かった!”と思っていただけるような会にしていきたいと思っています。
2 件のコメント:
hidechin先生
『術後症例検討会』 大盛況に終わって良かったですね。
今回私も勉強会を開催するにあたり、本当にこういう会を開催するのは大変なんだと改めて実感しました。
技師だけでなく、外科の先生や病理の先生、放射線科の先生など...
様々なひとの協力があってこそです。
検査室にもそういったhidechin先生達の熱意が伝わっていると思います。
本当にいつも乳腺外科の先生には感謝です。
お疲れさまでした。
>Marthaさん
Marthaさんもお疲れさまでした。
最初は試行錯誤でうまくいかないこともあると思います。でも熱意さえあればきっと軌道に乗ると思いますよ。
そしてその成果はいつかきっと形になって現れるはずです。
お互い頑張りましょうね!
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