乳癌が心配だけど、どこに受診したらいいかわからない、乳癌になってしまって不安…、再発したからもうだめかもしれない…。そんな不安や悩みに少しでもお役に立てればと思って始めてみました。 (*投稿内容と無関係なコメント、病状のご相談はご遠慮願います*)
2011年10月23日日曜日
第21回 日本乳癌検診学会総会 in Okayama 無事終了!
今日の夕方、岡山から帰ってきました。 いろいろあってかなり疲れました(飲み過ぎが一番の原因かも知れません 笑)。
岡山に出発したのは10/20でした。超音波技師さん3人と一緒の便でしたが、G先生とN先生は遅い便だったので行動は別々になりました。3時くらいに着いたので、倉敷まで足をのばしてきました。ちょっと道に迷いましたが 美観地区を久しぶりに訪れることができました(写真)。 趣のある喫茶店で食べたあずきチーズケーキは美味しかったです!夜はホテルのある岡山に戻り、4人で焼き物中心の瀬戸内料理を堪能しました。
学会1日目(10/21)はきちんと早起きをして、午前中は超音波検診の セッション(口演)を聞きました。施設によって成績のばらつきがあるように見えたのが気になりました。昼はランチョンセミナーを聞きましたが、正直言って何も得るものはありませんでした。
午後からは釧路の系列病院の放射線技師さんの発表がありました。スライドのトラブルがあったにも関わらず、初めての発表なのに落ち着いていたのには感心しました。発表内容は、ここ数年で取り組んでいる女性スタッフのみで日曜日に行なっている乳がん検診と啓発活動についての報告でした。まだいくつかの課題があり、そこがより明瞭になったという点で有益な発表だったと思います。
夜はまた駅前の繁華街で飲み会でした。私を含めた乳腺外科医3人、道東の放射線技師さん、途中から岡山の系列病院のYI先生、G先生の友人の高知のA先生も参加して乳がんの診断についての熱いトークで盛り上がりました。
学会2日目(10/22)は、午前にSN技師さんの同時両側乳がんの口演と関連病院のT技師さんの1cm未満の乳がんの発見契機になった超音波所見についての口演がありました。2人とも発表経験のあるベテランの技師さんたちなので質問に対する応対も落ち着いており、つつがなく終了しました。
昼食後は時間が空いたので、G先生と2人で岡山城と後楽園(写真)にタクシーで行ってきました
。前に来たときもこの季節で花が咲いていませんでしたが今回も残念ながら彩りは寂しかったです。でも後楽園の庭園の中で花嫁さんが何人も式を挙げたり写真を撮ったりしていて、びっくりしました(北海道ではあまり見かけない風景です)。ずっと歩き回っていたので足が棒のようになってしまいました(泣)
午後からは、FN技師さんの異時両側乳がんのポスター発表がありました。年の功(失言でした…)か、 周到に用意したはずの原稿はまったく見ずにすらすらと発表を終えました。さすがです。今回の発表は3人ともかなり直前までやり直しや修正を行なっていましたが、最終的にはよくまとまった発表になったと思います。いずれも超音波検査 が早期乳がんの描出に非常に優れていることを強調した内容でした。これからもさらに診断に磨きをかけ、後輩を育てていって欲しいと願っています。
夜はまたもや飲み会(連日です…)。体調の良くなかった私は辞退しようかと思ったのですが、系列病院の旭川のSI先生が参加するということで打ち上げを行ないました。東京での研修時代に一緒に仕事をしていた宮崎在住の友人M先生も参加することになり、結局けっこう遅くまで飲んでしまいました。
二日酔いと疲れで今日はチェックアウト近くまでのんびりしてから帰路につきました。
この学会は、技師さんたちが日頃の仕事の内容をまとめたり、目的意識をもって研究したことを形にして発表する貴重な機会です。それはもちろん第1には患者さんのためであり、さらに自分自身の成長のためであり、同僚を育てるためでもあります。そしてそれらの成果が結果的に病院のプラスにもなるのです。ですから私たちの病院では、技師さんたちへの学会参加援助を増やすように求めた私の提案を受け入れてくれたのだと思います。逆に言うと、発表する技師さんとその指導者である私には重い責任があるのだと思っています。これからも病院からの援助をもらえるような学術活動を継続していきたいと思います。
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