2014年10月25日土曜日

”乳腺を語る会1”

昨日の夕方、以前超音波研修に来てくれていたKT病院の先生たちからお誘いを受けた”乳腺を語る会”という症例検討会にN先生と初めて参加してきました。

この会は、H大第2外科出身の先生方が中心になって開催されている会ということでした。第2外科は卒業前に最後まで入局を迷っていた医局だったこともあり(結局奨学金の関係もあって今の病院に就職しました)、また同期の乳腺外科医のS先生やKT病院の先生方もいらっしゃるので参加できるのを楽しみにしていました。

症例検討会は、論文にできそうな非常に珍しい症例や、やっかいな併存症があるために化学療法ができず病状のコントロールに悩む症例などが提示され、とても勉強になる会でした。大先輩の先生方もいらっしゃったので最初は大変緊張していましたが、アットホームな雰囲気だったのと、あまりに興味深い症例だったので何度か発言させていただきました。

1時間半くらいで症例検討は終了し、お誘いを受けたのでそのまま懇親会にも参加してきました。ここでもこの会の中心になっているTK病院のN先生やK先生たちと楽しい時間を過ごすことができました。いろいろな先生方の考え方を聞くことは自分自身にとってとても勉強になります。また機会があれば参加させていただきたいと思っています。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

以前、アバスチンについて質問した者です。 その記事はだいぶ前になるのでこちらからですみません。 先生の最新の情報も参考になります。

私は再発の繰り返しでアバタキを今年から投与して効果がありましたが、CTを撮ったらモヤモヤしてるらしく炎症の影響か腫瘍か判断しかねるので、投与は続行。 リンパ節の再発で 腫瘍が破裂して穴?が秋空き今は3 ㎝くらいの大きな傷みたいになってます。
アバスチンが効いているようだとずっと投与するらしいときいたのですが、高額な為、モヤモヤしてるみたいですが他の治療はないかと相談してみようと思います。

●やはり、アバスチンは長期投与の方がいいのでしょうか?
●腫瘍マーカーの上昇は余り気にしない項目なんでしょうか? (マーカーについての記事があったら教えて下さい)

hidechin さんのコメント...

>匿名さん
こんばんは。できれば前に書いたところに続けて書いていただいた方が助かります。匿名で書かれてしまうとどこにいつ書き込まれた方なのかこちらでは判断できないからです。また、前回も書いたかもしれませんがトップページの注意事項をご一読いただければ幸いです。
一般論としては、アバスチンにしても他の治療薬にしても効果がある間は有害事象が許容範囲内であればできるだけ継続するのが再発治療の基本です。しかし腫瘍マーカーと画像検査で悪化しているのであれば治療の変更を考える方が良いと思います。例外としてハーセプチンは再発が悪化しても併用する抗がん剤のみ変更してハーセプチンを継続するのですが、アバスチンは他の抗がん剤との併用は現段階では認められていませんのでアバスチンを含めての変更となります。ただ悪化しているかどうかはこの文章のみからはわかりませんので主治医にご確認下さい。
腫瘍マーカーの増減は治療効果推測の1つの目安になります。あくまでも画像検査での判断が治療効果判定の原則ですが、腫瘍マーカーの変動と画像検査の変化が一致している場合は、腫瘍マーカーが治療効果の予測になります。今までの経過を踏まえての判断になりますのでこれも主治医にご確認下さい。なお腫瘍マーカーに関してまとめて書いたことはないように思います。以上です。
それではお大事に。