院内外の超音波技師、放射線技師、乳腺外科医、病理医、研修医で月1回開催している、乳腺術後症例検討会がついに30回目を迎えました。
今日は雪のために開始時間が遅れてしまい、終了したのが8:40くらいになってしまいましたが、遅くまで熱い討論を交わしました。
一言で乳癌と言っても同じ症例はないというくらい検査所見は様々で、1例1例が本当に勉強になります。多くの症例に触れることによって診断精度は上がると信じて、この会を続けています。
今回は特にマンモグラフィの所見が難しい症例ばかりでした。4例中、ほとんどの人が気づくのは1例だけ、あと1例は半数くらい、もう1例は数人のみ、最後の1例はまったくわかりませんでした。
そんなに大きな病院ではありませんが、珍しい症例も時々あります。これからの課題は、これらの症例を組織型別に分類して、画像診断のアトラスを作成することです。その組織型の典型例、非典型例をデータベース化することによって、新人教育にも使えると考えているからです。来年度の目標として少しずつ準備していくつもりです。
自分たちが学ぶこと、そして後輩にその知識を伝えること、どんな領域の仕事でも同じだと思いますが、これらは共に大切なことですよね。
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