2013年9月10日火曜日

がんサロン

新病院に移転して4ヶ月がたちました。ようやく院内のオリエンテーションがついてきたところですが、まだまだ思い描いた状況まで到達していない部門があります。その一つががんサロンです。

がんサロンは、稼働しはじめてからまだ2ヶ月あまりですが、いまだにその使い方が定まっていません。がん診療委員会がその責任を負っているのですが、なにせ2ヶ月に1回の会議ですし、その役割の範囲が広いためにがんサロンの活用方法について十分に討議できていませんでした。

そういうこともあって、がんサロンの使用に関していくつかの課題が見えてきました。今日はその問題に関して、私と関連事務職員2人、認定看護師1人、患者会代表2人でディスカッションを行ないました。がんサロンはコンビニの前、患者図書室の横という微妙な位置にあり、しかも当初の予定より狭くなってしまった関係で使い勝手が悪くなっています。相談などで使用するのは良いのですが、患者会で大人数で楽しく会話するには環境が悪すぎます。それが原因でちょっとしたトラブルも起きてしまいました。

個人的には、がんサロンはがん患者さんが、静かに相談できる場所でもあり、遺族が思い出を語り合う場所でもあり、元気をもらうために楽しく過ごす場所でもあって欲しいと思っています。ただ、今のままではなかなか難しそうです。患者図書室と時間調整したり、大人数が集まるような患者会活動は別の場所で行なわざるを得ないような状況です。新病院のがんサロンに期待していた私としては少し残念です。

ただ、今回の話し合いで、がんサロンに関する問題点、課題が少しはっきりしてきましたので今後の運営にプラスになるのではないかと期待しています。患者会には、私が今後期待していることを伝えました。これからもがんサロンの有効活用法についてもっと話し合いの機会を持ちながらやっていきたいと考えています。

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