2013年9月19日木曜日

頼りになるバレー部の後輩医師

いま再発患者さんの治療方針でとても悩んでいます。再発巣がホルモンレセプター陽性でしたので、内分泌療法を繰り返したのですが効果はごく短期間ですぐに増悪するため、ハラヴェンに切り替えました。しかし腫瘍マーカーが下がったと喜んだのもつかの間、またもや増加に転じてしまいました。再発巣をできるだけ縮小させてから放射線治療をと考えて1年間治療してきましたが手詰まりになってしまいました。

これ以上はもう限界と考え、H大から来ている放射線治療医のH先生に相談したところ、なんとか照射は可能とのこと。ただ術後にH大で乳房照射をしているために照射野が重なる可能性があるので前回の乳房照射のデータを取り寄せて欲しいとの指示をいただきました。

この患者さんの手術&乳房照射は7年前で、紙カルテの時代でした。病院の引越の関係で紙カルテは旧病院に置いて来たため、取り寄せるのには時間がかかります。カルテで確認できなかったために当時のH大放射線治療科の担当医が不明だったので、やむを得ずH大放射線治療科にいるバレー部の後輩のO先生に電話でお願いしたところ、快く手配をしてくれることになりました。彼とは何度も患者さんのやり取りをしていますが、患者さんからの評判も良いDrです。バレー部のOB会の仕事も様々な雑用を快く引き受けてくれるとても頼りになる後輩なのです。やはり困ったときは知り合いに頼むのが一番安心です!

大学を卒業して24年以上たちますが、やはり大学時代の友人や後輩は困った時にとても頼りになります(私たちが入学後にできた部活なので先輩は2人しかおらず、1人は東京、1人は小児科開業医なのであまり患者さんのやり取りはありません)。患者さんとの人間関係はもちろんとても大切ですが、医師同士のつながりもとても重要であることを最近年を取ったせいかよく実感します(笑)

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