2013年10月2日水曜日

ご自身の病状に関するご質問について

このブログを始めて4年半ほどが経過しました。おかげさまでたくさんの方々に訪問していただき、温かいコメントもいただいてなんとかモチベーションを保ってここまで続けてこれました。

書き込んでいただいたコメントのほとんどは、ブログの内容に関することなのですが、時に記事の内容と関係のないご自身の病状に関する質問がコメントされることがあります。診断や治療に関して悩んでいることは十分に理解できますので、今まですべてのご質問に 対して私がわかる範囲でお答えしてきました。

しかし、最近このようなご質問が非常に多くなってきており、ここ数年ずっと悩んでいました。このようなご質問にお答えする際には、私も文献やガイドライン、インターネットなどを調べなければならないことがあります。無責任に適当なことをお答えするわけにはいかないからです。そういう質問が複数同時に来るとかなりの時間を要してしまいます。本当はこのようなご質問を寄せる場を設けて、多くの疑問にお答えできれば良いのですが、なかなか時間的には厳しいのです。

このブログは、乳がんに関する情報を提供する目的で始めました。患者さん個人個人の医療相談やセカンドオピニオンを主目的にしているわけではありません。また、患者さんからの一方向の情報では正確にお答えすることはできません。セカンドオピニオンであるなら、主治医からの病理所見や検査データなどの資料が必須です。インターネットは気軽に聞けると思われるかもしれませんが、答える側としては非常に神経を使うものなのです。

さらに、本来主治医に聞くべき内容なのにここで質問される場合も多いです。主治医には聞きにくいと思っているのだと思いますが、主治医と風通しの良い関係を築くことは大切なことです。納得がいくまでまずは主治医に聞いてみて下さい。メモをあらかじめ用意しておくとスムーズに話は進むと思います。

以上を踏まえた上でもやはり疑問が解消されず、参考程度でも良いので意見を聞きたいという場合には、コメントでご質問いただいてもかまいませんが、画像やデータの不十分な中でお答えできる内容には限界があることを是非ご理解下さい。

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