ノースカロライナ大学ラインバーガー総合がんセンターから面白い研究発表が報告されていました。
今までは、体内時計を狂わせると発癌率が高くなると考えられていました。有名なものとして、日勤の看護師より夜勤の看護師のほうが乳癌の発生率が高いという疫学研究があります。
今回の研究は、発癌しやすいマウスの体内時計に関係する遺伝子部分を操作すると、発癌率は高くなるどころか、かえってマウスの寿命が延びたというものです。どうも体内時計に関係する遺伝子の変異は、癌細胞を排除する働きを強めるらしいです。このシステムを治療に応用すれば、新しい作用機序の薬が開発されるかもしれません。
遺伝子の世界はさまざまな可能性を秘めているらしいです。
3 件のコメント:
なかなか興味ある研究発表の報告ですね^^
今はもう遺伝子レベルでの研究も盛んにされてる位医学ってほんとに日に日に進歩してるんだって思いました。
とても心強い限りです^^
今後も研究に研究を重ねていただいて、研究者のみなさんからの画期的な薬の開発発表は
私達患者にとって待ち遠しい限りですね~
朗報をお待ちしております^^
でもひとつ言える事はー
自然の体内時計にそって、今自分自身で出来る事は規則正しい生活をする!に、尽きますよね。
私も気持ちが不安定になるときもしばしばあります。
そういう時は夜眠れません。。
そしたらすぐに一日の過ごし方がくるってしまいますからね。。
極力そうならないように、日々努力しなければいけませんね。
kimity0115さんへ
そうですね。今までは免疫力を低下させないためにも規則正しい生活をする方が良いというのが一般的な常識でした。
でもこの報告は正反対なんですよね。不思議です。
ただ、遺伝子レベルで操作を加えることになりますから生体に及ぼす悪影響も考えなければなりません。あくまでも新たな治療のヒントみたいなものですから実際に治療に用いるためにはまだまだ研究が必要だと思います。
良い治療薬開発のきっかけになってくれればと願っています。
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