昨日、病院の外来待合室で、乳がん検診の啓蒙と自己検診のやり方を指導するというミニ講演会をしてきました。
まず、札幌で活動しているアカペラグループの歌声で癒していただいてから、スライドを使って約45分くらい、乳癌の疫学や症状、検査、治療、そして乳がん検診と早期発見の意義についてお話をしました。それから、自己検診のビデオを10分くらい流したあとで、自己検診指導用の模型を使いながら、触診のコツについてご説明しました。その後で質問を数人から受けたのでお答えして、約1時間半の講演を終了しました。
土曜日の午後なので、当初、そんなに集まらないのではないかと思っていたのですが、職員や乳癌患者会の人たちも聞きに来てくれたので、急きょ椅子を追加しなけらばならないくらいの状況で、ホールはほぼいっぱいでした。どうも患者会の人たちの中には、私やG先生がアカペラを歌うと勘違いしていた人もいたらしいです(笑)。また、比較的高齢者が多い病院であるにも関わらず、若い女性も少し参加して下さっていたのが印象的でした。
今回の講演会にあたっては、検診課が中心となって職員たちが精力的にお誘いのビラを配ってくれたり、広報に載せてくれたりしてくれましたし、友の会の人たちにも協力していただきました。中には配布する資料を対がん協会まで取りに行ってくれた方もいました。また、製薬会社のAZ社には、自己検診指導用の模型を2台も貸していただきました。
乳がん検診に対する関心の高さが感じられる講演会でしたが、いろいろな職種の職員、患者さんたち、地域の方々、医療関連企業の皆さんのご協力が必要だということをあらためて実感したイベントでもありました。
2 件のコメント:
hidechin先生、講演会イベントお疲れ様でした^^
こういう講演会を現役の乳腺外科医の先生が講師となって病院でやってもらえるとかなり効果がありそうですね~~ヽ(`◇´)/
参加された方はきっと大切な事だと認識してくださったと思いますよ
hidechin先生、今後も外来診察も忙しい中、合間を縫ってこういったイベントを開催してくださってるんですよね・・
いつも患者さんのことを想っている先生のような乳腺外科医の方がいらっしゃるととても安心して心強い限りです!
こういうイベントをコツコツと重ねていくことで、検診率があがるはずですしね~
それによって早期発見早期治療で一つでも多くの命が救われ・・生存率も上がっていってほしいなと思います。
>きみちゃんさん
生存率が上がるにはまだまだ時間がかかりそうですが、地道に啓蒙していくしかないですよね。
こういうイベントは今までなかなかできなかったので、今回は良いきっかけになったと思います。
スライドも作ったのでこれからはどんどんミニ講演会をやっていきたいと思っています!
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