2012年5月1日火曜日

外国人の患者さんと英会話の能力…

今日は連休合間のメーデー。私は関連病院の外来で通常勤務でした。

予想通り予約患者さんは少なく、久しぶりに余裕のある外来だったのですが、しこりを自覚して来院した外国人女性がいるので診て欲しいとの連絡が受付から入りました。 英会話の苦手な私はとたんに緊張しまくり…(医者は英語が堪能だと思ったら大間違いです…笑)。

日本語がまったくわからなかったらどうしようかと思っていましたが、幸い片言の日本語はしゃべれるとのこと。 患者さんはアフリカの某国から留学している20才代前半の女性でした。母国の公用語は現地の言語と英語ですが、留学して1年ほどのわりには日常会話はほぼ通じるくらい日本語が堪能でしたのでよかったです!ただ病気に関する言葉(乳腺症や女性ホルモンの刺激、腫瘍、悪性・良性、妊娠・出産など)はわかりませんでしたので専門用語のみ英語を混ぜたへんてこな会話と身振り手振りでなんとか乗り切りました(汗)

問題の自覚症状については、触診上はかなり気になったのですが、マンモグラフィと超音波検査上は悪性所見がなかったため経過観察としました。もし悪性だったら母国に戻らなければならなかったですし、若い未婚女性でしたので本当に良かったです! それにしても外国から来ている方たちをみていると日本以外の人たちは外国語を覚えるのが早いということをつくづく感じます。大陸に住んでいる人たちは昔から他民族との交流や侵略などがあったため、必然的に他国語を覚えなければならなかったからでしょうか?同じアジア人でも中国や韓国の方は英語がとても堪能ですし、日本語も比較的早くに覚えるような印象があります。島国でもともと他民族との交流が少なかったことと鎖国の影響で日本人は母国語以外の言語を習得する能力が減少してしまったのかもしれません…なんて英語が苦手な私だけの問題なのかもしれませんが…(泣)

誰か私に英会話を教えてくれませんか?(笑)

2 件のコメント:

river-flow さんのコメント...

海外で乳がんを告知された者です。言葉や文化が異なる国で治療を受けるのは本当に心細いです。先生のように相手の立場にたって考えてくれる方がいるのは素晴らしいと思います。是非、英語勉強してくださいね。

hidechin さんのコメント...

>river-flowさん
はじめまして。異国での治療は不安ですよね。私も英会話をもう少し勉強したいと思っていますが、なかなか時間が取れません…。最近はブログを書く時間もなかなか確保できず……(泣)
でも外国からいらしている患者さんのお役に立てるようになりたいとは思っています。
海外生活は大変だと思いますがお大事に!