2010年11月6日土曜日

乳房再建講演会

乳がん患者会主催の乳房再建の講演会が今日開催されました。

講師はD病院の形成外科部長E先生。かなり前から外来や患者会を通じてご案内をしていましたが、いったい何人の方が集まって下さるのか内心不安でした。でも開演時には用意した席数を超える多くの方が病院内外から集まって下さいました!(正確にはまだ聞いていませんが50人ほどはいらしていたのではないでしょうか?)

ご講演の内容は、①形成外科一般のお話 ②乳房再建のお話 の2部構成になっていて写真や動画をふんだんに使ったとてもわかりやすいお話でした。

①では、外科→形成外科の歴史と形成外科で取り扱う疾患とその治療法の説明がありました。やけどや外傷など、ちょっとショッキングな画像もありましたので、気絶する方もいらっしゃるのではないかと心配しましたが、E先生の上手な語りでみなさん、どきどきしながら興味深そうに聞いていました。

②は今回のメイン・テーマです。乳房再建の種類(一期的vs二期的、自己組織を使う方法vs人工物を使う方法)、それぞれの特徴、実際の症例、巨大乳房や乳房下垂の際の工夫、実際にかかる手術時間や入院日数、費用などについても詳しく教えて下さいました。

今日の講演会の様子の一部は、Fテレビ系列のローカル局で11/24の夕方のスーパーなニュースの中で「シリーズ〜女性のがん」として放送されます(わかる方にはわかりますよね?)。

E先生はとてもきさくで患者さんからの信頼も厚い方です。今日のお話はとてもわかりやすかったのではないかと思います。そして比較的乳房再建に消極的な北海道の患者さんたちにも乳房再建を考えるきっかけになったのではないかと思います。

私は司会をしていた関係で残念ながら講演会の様子を写真に残すことができませんでした。残念…。
これからE先生とワインで懇親を深めに行ってきます!

2 件のコメント:

N.T さんのコメント...

HT病院放射線技師Tです
昨日は貴重な公演を聴く機会にめぐり会えて嬉しかったです

放射線技師と乳房再建は直接は関わりないのでしょうが、それでも万が一患者さまとそういう話になったとき、全く知らないよりは知っていたほうが・・・と思い参加させていただきました

が、医療人としてではなく、一人の人間として、乳房再建のこと、自分が思うより長時間の手術であったこと、背中の筋肉を削る(!)事があること、そのような大手術をしてでも乳房を得たい患者さんの思いと、それを理解してくださるE先生の思い
とても感動というか、自分の糧となるお話でした

ありがとうございました

ちなみに、まぶたの手術の話、視力のせいで片眼だけ下垂してしまっている母に早速話してみました^^

hidechin さんのコメント...

>N.Tさん
ご来場いただきありがとうございました。
患者さんをいろいろな角度から知ることはきっと医療人としてプラスになると信じています。ですから看護師や医師だけではなく、私たちの病院の超音波技師や放射線技師にも直接は関係なくても職場にポスターを貼って声をかけていました。まだ感想は聞いていませんがN.Tさんと同じように得るものはあったのではないかと思います。
これからもこのような講演会を企画したいと思っていますのでその際はまた是非ご参加下さい。