2009年10月4日日曜日

第7回乳癌学会地方会

昨日(10/3)に乳癌学会の地方会がありました。

一般演題の発表の他、教育セミナー、ランチョンセミナーを聞いてきました。

一般演題:2回ほど質問をしました。今回は諸事情で私は演題を出せませんでした。来年は出さなきゃだめですね。

教育セミナー:琴似乳腺クリニックの超音波技師、白井秀明さんの”乳腺超音波症例検討”と熊本市民病院の西村令喜先生の”進行乳癌の治療(手術の適応について)”でした。

ランチョンセミナー:癌研有明病院化学療法科の伊藤良則先生の”ラパチニブ(タイケルブ)の臨床導入〜癌研有明病院の取り組み〜”というお話でした。
ラパチニブの注意すべき副作用についての説明と、特に頻度が高い下痢と発疹の対策についてわかりやすく詳しく説明してくださいました。癌研では”チームタイケルブ”というグループをつくって、患者さんへのパンフレット作成や対応をしているそうです。下痢は頻度も高く、重篤になると生命を脅かす可能性もあるため、慎重なフォローが必要であることをあらためて認識しました。ラパチニブの臨床応用についてはまだ未解決の点が多くあります。ラパチニブ単剤の有効性、ゼローダ以外の化学療法剤との併用の効果、ハーセプチンとの併用の効果、HER2陽性乳癌の再発治療における、ラパチニブ投与の順序(ハーセプチン+他の化学療法剤のあとにラパチニブ+ゼローダを投与するか、ラパチニブ+ゼローダが先か?)、ラパチニブ+ゼローダの術後補助療法は、現行のFEC(+タキサン)→ハーセプチンより有効か?などです。現在これらの一部は臨床試験が進行中とのことで結果が待たれます。

私用で午後の一般演題は聞けませんでしたが、大変勉強になりました。

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