来年の乳癌学会は札幌で行なわれます。今年の乳癌検診学会に続いて連続の札幌開催です。本州の先生方にとっては、初冬と初夏の北海道を堪能できることになりますね!
さて、その乳癌学会の演題締め切りが来月初めに近づいてきています。
私はいつも研究テーマが頭に浮かぶとメモをするようにしています。日常診療中に思いつくこともありますが、患者台帳の入力や予後調査の際に思いつくことが多いんです。こんな症例、前にもあったな…まとめてみよう、とか、こんなに進行していたのにまったく再発しないのはどうしてなんだろう?とか、逆にこんな早期だったのにどうして再発したんだろう?とか…。携帯のメモ帳にはそんなテーマがいくつも書いてあります(なかなか腰が重くて作業が進みませんが…)。
患者さんは私にいろいろなことを教えてくれます。ですから私は患者さんからいただいた貴重な示唆を臨床に活かせるような臨床研究をしなければならないと思っています。残念ながら規模の小さな病院ですからできることは限られていますが、今度の学会でも今後の治療に少しでもつながるような発表がしたいですね。
実はもう乳癌学会の抄録はある程度出来上がっています。でも、もう一つのテーマのほうが面白そうだと思っていて迷っています。そっちのテーマに取りかかると、病理検査室に仕事を頼まなければならないので、締め切りまでに間に合わなくなるかもしれません。ダメもとで両方準備してみようかな?
4 件のコメント:
仕事と研究発表の準備と大変でしょうが
先生の頑張りが将来の乳がん治療のプラスになるのでしょうから、頑張って下さいね
私の様に温存なのに、放射線治療も辛い抗癌剤も使っていない患者もいます
あまりにも元気な私は主治医に「本当はがんじゃ無かったのでは?と疑うほど元気です」と言った事があります(^^;)
そのくせ、ちょっとマーカーが上がると直ぐにへこむんですけど
乳がんについて何も知らず脳天気だったのが幸いしたのかも知れません。
ただ、手遅れになってから受診する人が減ってくれる事を祈ります。
>ちっこさん
あまり神経質になりすぎるのも良くないですから、ちっこさんくらい明るく前向きに生きて行くことはきっと治療の面でもプラスに働いていると思いますよ。
”ただ、手遅れになってから受診する人が減ってくれる事を祈ります。”
→ちっこさんたちのように乳癌早期発見のために一生懸命頑張っている人たちがいるのに、いまだにとても進行した状態で受診される患者さんがいます。悲しいことですよね。そういう人たちが一人でも少なくなるように、これからも一緒に啓蒙活動の輪を広げていきましょう!
毎日本当にお疲れ様です~
日々の仕事も忙しいのに、勉強熱心で、患者の為に一生懸命に尽力を尽くして下さるhidechin先生のような方がいらっしゃるのは乳がん患者にとって本当に心強い限りですよ!
私達患者は、医師の助け、力なくしては病気を治すことはできませんから・・
hidechin先生のように研究熱心な先生方が集まる学会ではきっと、今後の治療に役立ついろんな情報を発表されるんでしょうね^^
有意義な学会になるといいですね!
>きみちゃんさん
私はまだまだです。大学病院やがんセンターなどの大きな施設と違ってできることは限られていますからね。
でも、一般病院でしかできないような研究もあると思うので、研究のヒントを求めて日々過ごしています。
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