乳腺にできる良性腫瘍の一つに乳管内乳頭腫というものがあります。
簡単に言うと、大腸ポリープと同じように乳管の中にできる良性のポリープのことです。血性乳頭分泌の原因として一番多いのはこの腫瘍です。最近では超音波検査の精度向上によって、乳頭分泌を伴う前の乳管内乳頭腫が発見されることも多くなりました。
乳管内乳頭腫は、早期の乳癌、特に非浸潤性乳管癌との鑑別が難しいことがあります。超音波検査でも細胞診でも、鑑別できないことがあります。
そのような良悪の鑑別が難しい腫瘍ではありますが、大腸の良性ポリープのように良性から悪性に変わるということはありません。ですから本来は乳管内乳頭腫と断定できれば摘出する必要はありません。しかし、乳頭分泌を伴うことが多いということと、上に書いたように良悪の鑑別が難しい場合があるということで摘出になるケースも多い腫瘍です。
そして数多く乳管内乳頭腫を診療してきたA.O先生によると、乳管内乳頭腫自体は悪性化はしませんが、その近傍に乳癌を伴っている、または将来乳癌を併発するケースが10%くらいあるということです。私自身は最初この話をお聞きした時には、少し多すぎではないかと思ったのですが、最近このような患者さんが思いのほかいることに気づきました。ここ5年間の間に少なくとも3例、経験したのです。乳頭分泌の原因、または超音波検査で指摘された腫瘍自体は乳管内乳頭腫だったのですが、部分切除した乳腺内にいずれも微小な非浸潤性乳管癌を伴っていました。
このような微小な非浸潤癌が将来悪さをしたかどうかはわかりませんが、やはり乳管内乳頭腫に乳癌が伴う率はそれなりに高そうなので注意が必要です。
*注意事項*
コメントを書き込む際には、重複した内容がないか御確認の上、どうしても解決できない場合にコメントして下さるようにお願いいたします(http://hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2012/07/blog-post_16.htmlをご覧下さい)。
*2013.7.13 追加
上記注意事項を書き込んでからもいっこうに個々のケースの質問が絶えません。この中の多くは主治医に聞けば解決する問題です。トップページにも書いていますが、このブログはセカンドオピニオン目的で書いているわけではありません。不安なお気持ちは理解できますが、私が対応できるのにも限界があります。どうか、今までのここにあるコメント内容で解決しないようなことは基本的には主治医にもう一度ご確認していただくようにお願いいたします。
(http://hidechin-breastlifecare.blogspot.jp/2013/10/blog-post.htmlをご覧下さい)
364 件のコメント:
«最後 ‹次 201 – 364 / 364先生すみません、昨日ガンでしたという報告をした23歳の匿名のものです。コメントありがとうございました。
わたしは、ガンだ、とショックを受けるより、早期に発見できて良かったと前向きに捉えております。でも、時折、自分はガン患者なんだ・・と急に孤独というか、怖くなります。左胸のしこりを触っては悲しくなります。
そして、コメントに書いたのですが、検査以降分泌液が出なくなりました。しかし今日朝起きると、以前のような黄色ではなく、鮮血ではないですが血性のものが大量に下着についていまし(下着がピンクだったのではっきり見えませんがティッシュにあててみると血っぽかったです)それがほんに怖くて怖くて、しこりも大きくなっている感じがあるし(のう胞の中にガンがあると診断されたので、のう胞が大くなってまた分泌液がで始めたのでしょうか)恐怖です。でも、手術は一ヶ月後だし、それまで進行することはないと言われました。確かに乳がんは進行が遅いそうですが、若年性は進行が早いというし、先生が大丈夫といえば大丈夫なんでしょうけど、みるみるしんこしているんじゃないかと不安で・・23歳という若さでも、一ヶ月で急に進行する心配はいらないでしょうか・・?
>haruさん
はじめまして。
血性乳頭分泌があると不安になりますよね。セカンドオピニオンは細胞診とマンモグラフィの結果を聞いた上で納得できる診断が得られない場合に考えると良いと思います。もしかしたらその結果を見てその産婦人科医が専門医へ紹介してくれるかもしれませんよ。
一般論で言えばエコーで描出されないような微小なものであれば仮に悪性であっても非常に早期の可能性が高いと思います。ですから2-3ヶ月くらいでの急激な変化はあまり心配いらないと思います(もちろん超音波を施行した技師または医師の診断精度にもよりますが…)。
ただ、海外の医療状況や診断精度については不明な点も多いですので、私の意見は参考程度にしてください。
それではお大事に!
>先生
早速のコメントありがとうございました。
細胞診の結果は年明けになるのですが、結果を聞く際、専門医の紹介についても相談してみたいと思います。
何故だか検診の後、分泌量がかなり少なくなりました。また質問をさせていただくかもしれませんが、その際はよろしくお願いいたします。
>匿名さん(23才の方)
なぜかコメントがうまく表示されていないようです(この記事に対してのコメントが200件を越えたからかもしれません。”最新”をクリックすると読めますが…)。
穿刺後に鮮血が出るようになり、本当に嚢胞の大きさが大きくなったのであれば、腫瘍が大きくなったと考えるより、穿刺によって腫瘍から嚢胞内に出血したからだと思います(一般的には特殊ながん以外はそんなに急速に増大はしませんし、出血の有無は増大とは無関係です)。以前当院でもかなりひどい血腫になってしまった患者さんがいらっしゃいますので早めに受診するほうが良いと思いますよ(年末年始ですので病院の体制にもよりますが、明らかに増大したなら受診して診てもらったほうが良いと思います。
それではお大事に。
>haruさん
わかりました。お大事に!
先生、何度もすみません。23歳匿名のものです。いつも丁寧なお返事ありがとうございます。200件を超えるコメントすうですが、どこに書いたら良いか分からないためここに書かせていただきます。
次に病院に行く日が来週なので、医師に聞きたいことがたくさんでて来てもきけないので、先生にお聞きしてよろしいでしょうか。
まず、わたしは嚢胞内乳癌なのですが、ステージ0と告知されました。しかし、いろいろ情報を調べていると、ステージ0とは、しこりが触っても分からないものだったり、乳頭分泌がないものと書かれています。しかし、わたしのば場合はしこりがかなり大きく(嚢胞の癌なので、嚢胞は大きいけど癌が小さいということでしょうか)分泌液もかなりでます。でも医師はステージ0とおっしゃっていたし・・ステージの判断はそれぞれ、といった感じなのでしょうか?
また、嚢胞という病気自体、乳頭分泌というしょうは必ずあるのでしょうか?乳腺症などは乳頭分泌の症状もあるとかかれていますが、嚢胞は汁が溜まった袋が大きくなって痛いとかは書かれていますが乳頭分泌と書いてなくて・・
私の場合、毎日乳頭分泌があり、下着にガーゼが必須です。嚢胞部分を少しでも触ったり圧迫するとすぐにでます。嚢胞とはそのようなものなのでしょうか?また、乳房温存手術の方向で話は聞いていますが、のうがかなり大きいです。嚢胞内乳癌の場合は嚢胞自体を取ってしまうのでしょうか?だとしたら、かなり形が変わってしまうきがして・・
実際に見ていない患者の質問に答えるのは難しいと思いますが、担当の医師に聞くまでに待てなくて質問させていただきました。すみません。
はじめまして、nonと申します。
去年8月にエコーを健診で初めて受け要精密検査となりました。直ぐに病院に行きましたが六ミリの乳管内乳頭腫とのことで様子見になりました。
12月に再検査(エコー)をしましたら9ミリになっていたので悪性の可能性もあるからとった方が良いとのことでした。
その日に初めてマンモをしましたら腫瘍は写らなかったのですがエコーの紙に充実性を伴う分葉状のmass とありました。
その場合、乳管内乳頭腫ではなく葉状腫瘍の可能性もあると言うことでしょうか?
現在36才で近くの総合病院にかかりました。
大きい病院にかかろうかも迷い中です。
>匿名さん(23才の方)
まず0期というのは、乳癌取扱い規約上、非浸潤がん(嚢胞内がんも含みます)であることを意味します。乳管(または嚢胞)内に腫瘍が留まっていれば腫瘍径は関係なく、最終的に非浸潤がんであれば0期になります(しこりを認めないというT0と0期は違います)。ただし切除標本の最終病理の結果、乳管外に浸潤があれば0期ではなくなります(浸潤径の大きさによって病期が決まります)。
嚢胞は乳腺症でよく見られる液体が貯留した袋です。もともと乳管由来ですので、時に乳頭から嚢胞内の液体が排出されることがあります。また嚢胞がなくても乳腺症で分泌をきたすと乳頭から出て来ることもあります。匿名さんの場合、分泌量が多いのは嚢胞だからではなく、腫瘍から継続的に出血を繰り返しているからだと思います(通常貧血になるほどは出ませんが…)。
手術は最低限嚢胞は全て切除しなければなりません。通常は嚢胞から最低でも1cmは離して切除します。なぜなら、上で述べたように、現時点の非浸潤がん(嚢胞内がん)という診断はあくまでも臨床的な診断で、病理学的には浸潤していることがよくあるからです。ぎりぎりで切除してしまうとそれらの浸潤巣を残してしまうことになりかねません。また、乳房温存術の完全切除(切除断端陰性)の定義は、切除断端からがんまでの距離が5㎜以上あることとなっていますので、最低でも1cm(2cmくらい離す場合もあります)は余裕をもって切除しなければならないのです。
以上です。
>匿名さん(nonさん)
はじめまして。
分葉状というのは、あくまでも形状を現す表現です。もちろん葉状腫瘍は分葉状を呈することが多いですが、乳管内乳頭腫でもあり得ます。細胞診、または組織診をしてその診断であれば、葉状腫瘍と間違える可能性は低いと思います(線維腺腫と葉状腫瘍の鑑別は難しい場合がありますが…)。
いずれにしても診断について疑問があるのであれば担当医にお聞きすべきです。私は検査結果も見ていませんので申し訳ありませんがこれ以上の判断はできません。大きい病院にかかる前にまずはきちんともう一度納得いくまで説明を受けて下さい。
それではお大事に。
上の匿名(23歳)です。
毎回迅速なコメントありがとうございます。
とっても分かりやすく解説していただき、納得できたので安心しました。
毎日のようにネットや先生のブログで乳癌について調べては、悪い方に考えたりしてしまいますが、いまの段階では非浸潤なので、油断もだめですが、悪い方にばかり考えないようにします。
質問文を打つのが必死すぎるのか、誤字が多くてすみません。読み返して恥ずかしくなりました。
本当に、ご親切にありがとうございました。
>匿名さん(23才の方)
誤字脱字は私もよくありますから大丈夫ですよ(笑)
それではお大事に!
はじめまして。
34歳既婚です。
私は1週間前に右側の乳頭から茶褐色の分泌物が出て今日乳腺外科に行って来ました。約半年前に健康診断でマンモを行いその時は異常はみられませんでした。
今日は触診と分泌物の検査をしてもらったのですが、妊娠の可能性があるためマンモやMRI等の検査ができなくなってしまいました。
次の生理予定日が1月12日なので、その結果で決めましょうとなりました。
私としては検査したかったのですが‥
そこでいくつか質問をさせていただきたいのですが
①今日の触診の際、押されてる時痛い箇所がありました。乳やはり癌の可能性ありますよね?癌は痛くないと聞いたことがあるので…
②MRIや超音波検査は痛いですか?私は本当に痛みに弱いので。極力痛くない検査やほうはありますか?
③もし乳癌と診断された場合、その後の妊娠はしない方が良いでしょうか?
お忙しいところ、宜しくお願いします。
>匿名さん
はじめまして。
ご質問に簡単にお答えします。
①痛みの有無で癌かどうかは判断できません。一般的には癌は痛くないですが、乳腺症を伴っていて周囲が痛むことはよくあります。
②MRも超音波検査も痛くありません(MRは造影のために注射が必要ですが…)。MRは閉所恐怖症の人は困難な場合があります。またうつ伏せで検査するのが一般的です。
③乳癌と診断されても今は妊娠を制限しないのが一般的な考え方です。ただし再発予防の治療中(抗がん剤、ホルモン剤)は妊娠を制限する場合があります。また、抗がん剤によって不妊になる場合がありますので妊娠の希望が強い場合はあらかじめよくご相談しておくことをお勧めします(癌だった場合ですが)。
以上です。良性だったらいいですね。それではお大事に。
こんばんは。
先日相談させていただい34歳既婚です。
回答いただきありがとうございます。
相変わらず、
茶褐色の分泌物と
昨日少しだけ白い分泌物が出ました。
脇の下周辺と右乳房少々が痛みますが、
それより乳癌だったらどうしようという
恐怖の方が大きいです。
生理次第ですが、早く検査して結果が知りたいです。
そして早く治して子供も欲しいです。
また、
何か状況が分かればここで報告します。
ご回答いただきありがとうございました。
>匿名さん
良い結果であることをお祈りしています。
それではお大事に。
先生お世話になっています。23歳匿名です。また書き込みさせていただきます。お時間あれば返信お願いします。
今日、病院にMRIの検査を受けにいきました。先々週、検査結果を聞きにいきガンが分かり、ステージ0と告知を受けました。また、温存の方向でいきましょうという話にもなりました。
で、今回MRI後に結果が出て、腫瘍は2.5センチ、しかしガン細胞自体は細々している、とのこと。しかし腫瘍が乳首にかぶっているため、乳首にも傷がつくとのこと。若いし乳房はできるだけ残してあげたいから頑張ってみるが、術後の検査次第で、また手術をしなくてはいけないかもしれないとのこと。でした。
まず、はじめにガンのステージ0と告知をうけたのですが、今日改めて、ステージ0なんですよね?と聞くと、取ったものを見ないとなんとも言えませんと言われました。しかし、非浸潤であればしこりの大きさとわずステージ0というふうに聞いていたので、今回のMRIの結果が浸潤ガンと発覚したということでしょうか?でもそうでしたら、ちゃんと口頭で伝えてもらえますよね・・はじめに0と断言されたのに、その後なんとも言えないと言われたのが気になりまして・・。
いつも聞いてばかりですみません。検査の日になったら主治医に会えるから、聞きたいことたくさんあるから聞いとかなきゃ!!とはりきるのに、いざとなったら結果など聞いて頭がこんがらがり、聞く余裕がなくなり聞けずじまいになります・・
>匿名さん(23才の方)
今回のご質問に関しては前回お答えした内容に書いてあると思いますのでもう一度読み直して下さい。
MRや針生検などの検査結果による診断はあくまでも術前の臨床診断です。臨床診断では非浸潤がん(つまり0期)ということです。切除した結果、病理学的に浸潤部分があれば、その浸潤径によって病期を訂正して、Ⅰ期(Ⅱ期以上の可能性は低いと思いますが)になる場合もあるということです。主治医の先生は私と同じことをご説明しているのです。おわかりいただけましたか?
23歳匿名
迅速なコメントありがとうございます。
実際に取って調べてみないと浸潤などの度合いが分からないので、何とも言えないということですね・・何度も同じことを聞いてしまい、申し訳ありませんでした。ありがとうございます!
先生ご無沙汰しております。
以前こちらでいろいろ質問させていただきました、23歳の者です。
今月1日、無事温存手術を終え、本日退院いたしました。
一安心ですが、まだ顕微鏡検査の結果を待たなければいけないので、それまで気が気ではありません。
今回お聞きしたいのは、わたしは検査では嚢胞内乳癌という一般的には浸潤がんだったわけですが、温存手術後の再切除の可能性はありますでしょうか。
気になるのが、1ヶ月半前に撮ったものと手術前日に撮ったもの、MRIの診断が進行しているようだったことです。
先生から詳しくは聞けませんでしたが、切除する嚢胞以外に、ぱらぱらと白い影がみつかり、また、少し離れたとこにもしこりのような影がみつかりました。
これらも取るんですか?ときいたら、それでは温存の意味がないから、ということでしたので、すぐに調べないということは、癌の可能性は低いのかな、と勝手に考えています。
手術ではリンパへの転移もなく、腫瘍もきれいに取れたということでした。
が、もしあのぱらぱらした影がガンであったら、浸潤がんだということであり、再切除の可能性があるのかな、と心配です。(先生に直接聞きたいのに、聞くことができませんでした)
直接みていない先生に、こんなこと聞いても判断できないしご迷惑かと思いますが、先生の経験上の統計で構いません。
嚢胞内乳癌であり、すべて腫瘍が取れても、再切除の可能性はあるのでしょうか・・・
(わたしの知識不足ですが、どうしても嚢胞内乳癌は、嚢胞という袋の中にある癌だから、簡単に浸潤しないんじゃないかという認識があります。だから大丈夫だろうと思うけど知識不足もあり、よくわかりません)
>匿名さん(23才の方)
とりあえず無事手術が終わって良かったですね。
ご質問の内容ですが…ご自身でもおわかりのように私に聞くべき内容ではありません。主治医にここに書いた内容をメモしてお聞きになって下さい。
一つだけ参考までにお答えすると、MRでばらばら写ったというものは必ずしも浸潤がんということにはなりません。むしろがんであれば乳管内進展や非浸潤がんの多発などの際に見られる所見です。ただ、そんな短期間に変化するとは思えませんので、年齢から考えると月経周期による変化(乳腺症様の)の可能性が高いように思います(本当に前回なかったのだとしたら…ですが)。若年者の場合は正常乳線のよけいな染まりでがんの範囲がわかりにくいことはよくあることです。またこれは月経周期でかなり変化します。ただこれはあくまでも一つの可能性であり、推測の域を出ません。
また、術後の病理結果で完全切除できている場合に再切除なんてするはずがありません。もしその必要があるなら最初から温存術はしないからです。冷静に考えればおわかりになると思います。
なお嚢胞内がんの一部が病理学的に一部浸潤していることは珍しくはありません。以上です。
迅速なお返事ありがとうございます。
まだまだ知識不足ですね。乳癌のこともっと知っていきたいと思います。
来週診察のとき、きちんと主治医に聞くようにします。
ありがとうございました!
>匿名さん(23才の方)
良い病理結果であることをお祈りしています。
それではお大事に!
はじめまして。
昨年、区の検診でひっかかり、レディースクリニックでマンモと針検査をして、乳管内乳頭腫ですと言われました。その後、チクチクとした痛みがひどくなり、分泌物も増えてきたので再度、通院しましたが、そのときもあいまいな感じの回答で様子見のようなことを言われました。
カルテをのぞくとClass3の文字が見えたので、自宅に帰ってからネットで検索したら、Class3は悪性の可能性もあるようなことを見ました。そこの先生は一切そのようなことは言っておらず、また年末あたりにマンモでもやりましょうか、という感じでした。
私は思い切って以前、婦人科でかかった某大学病院で一から検査を受け直したところ、マンモ、エコーでたぶん悪いもの(悪性)かな」といわれ、
先日造影MRIを受け、今日結果を聞いたところやはり乳がんと言う診断でした。
さっさと病院変えてよかったなと思う反面、良性の可能性ってもうないのかなと思っています。
大学病院にかかりはじめてから、自分でもかなり勉強したので、MRIの画像で白い塊や血管が鮮明にうつっているのをみて、やはり乳がんなんだろうなと思いました。今日、マンモトーム生検をうけ、結果待ちの状態ですが、マンモ、エコー、造影MRIで悪性の診断がでていて、今更良性でしたという可能性ってもうないですよね? MRIの結果で浅く広く広がっていると言われ、全摘をすすめますと言われています。Ⅰ期の初期ガンであってもいろいろな事例から、全摘の可能性があることは理解していますが、最終的に悪性、良性を的確に判断できる検査というのは、なんの検査なのでしょうか?
>匿名さん
はじめまして。
良悪の最終診断は、今回のマンモトーム生検ではっきりします。生検結果で悪性ならそれ以上の良悪を確認するための検査はありません。
まずは検査結果をきちんと確認して、今後の治療については担当医とよくご相談の上で決めて下さい。
良い結果だといいですね。
それではお大事に。
早速、ありがとうございました。
先生も通常は生検を先にやるのだけど、生検を先にやると内出血してMRIに影響することがあるから先にMRIをやりましょうということでしたので、結果を待ちたいと思います。
もう乳がんである心の準備はできているのですが、万が一、生検で良性の判断だった場合、それでも全摘するほうがいいのでしょうか?
それとも良性だった場合は、何かほかの方法も考えられるのでしょうか?
>匿名さん
マンモトームで良性という診断なのに全摘することなどあり得ません。そんなことをしたら確実に乳腺外科医は訴えられますよ(汗)
確実に良性という診断でしたら何もせずに経過観察となると思います。もしマンモトームの診断に一抹の不安がある場合(採取部位に問題があるかもしれないと考える時など)は、再度マンモトームを施行したり、切除生検をすることはあります。
以上です。とりあえずまだ良悪の診断はついていないのですから、生検結果を待ってから担当医とよくご相談なさって下さい。
それではお大事に。
ありがとうございました。
生検の結果を待ちたいと思います。
はじめまして。31歳の未婚です。
2年前から左乳首からの出血で乳腺科に通院しています。今でも出血は続いています。
この期間に、エコー、超音波、マンモ、MR、細胞診など、色々な検査をしてきました。
しかしはっきりとした原因が出ず。。。
いまだに原因不明です。
ほぼ毎日出血があるのに、原因がわからず本当に不安な毎日です。
現段階としては、2月下旬に「MRIガイド下マンモトーム生検」を受ける予定です。
出血が続いているので、早く止まってほしいと思っています。
少しでも不安が少なくなればと思い、コメントしました。
アドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
>匿名さん
はじめまして。
乳管造影はされたのでしょうか?実際に経過を見ているわけではありませんからなんとも言えませんが、患者さんが切除を拒否されている場合は慎重に経過観察もあり得るとは思いますが、もし診断や出血が続くことに対して患者さんが不安をお持ちであれば私なら乳管造影(+乳管内視鏡)をした上で乳管腺葉区域切除術をお勧めすると思います。MRガイド下生検が可能な施設はそう多くありませんので通院されている病院は大きな病院だと思いますからその先生なりのお考えがあるとは思うのですが…。乳管腺葉区域切除術の適応について一度担当医にご確認なさってみてください。
匿名31歳のものです。
返事ありがとうございました。
去年10月に乳管造影をしました。結果、造影されている部分がありました。
後日、造影されていたところを針生検しましたが原因が見つかりませんでした。
同じような検査を繰り返して、原因不明はあり得るのですか?
不安で不安で仕方ありません。
MRIガイド下マンモトーム生検は結構辛いと聞いているので、これでわからなかったら、、、と思うと泣きたくなります。
乳管腺葉区域切除術とはどんなものですか?
長々とすみせん。
お忙しいと思いますが、返事を頂けたらと思います。
>匿名さん
乳管腺葉区域切除術というのは、乳管造影の時と同様に分泌物の出る孔から色素を注入して、青く染まった腺葉(1つの分泌孔からつながる枝分かれした乳管とその先の腺房からなる房状の乳腺組織)を切除する術式です。分泌がある乳管内乳頭腫などの切除の際によく行なわれる術式です。この術式だと、例えばエコーなどで原因となる腫瘍がはっきりしない場合(微小な乳管内乳頭腫や非浸潤がん)でも切除して原因の追求と治療を行なうことができます。
針生検で診断がつかなかったのは、病変が小さすぎて当たっていなかった可能性や別の部位に病巣がある可能性が考えられます。こういう場合には特に乳管腺葉区域切除術が有効です。以上です。
31才匿名のものです。
丁寧に教えていただきありがとうございます。
今度、担当医に聞いてみようと思います。
不安だらけで、またコメントするかもしれませんが、その時はよろしくお願いしますm(_ _)m
>匿名さん
わかりました。
ただ私は直接検査結果を見ているわけではありません。匿名さんのことを一番よくわかっているのは主治医の先生です。できるかぎりわからないことはその場で納得するまでお聞きすることをお勧めします。
それではお大事に。
はじめまして
昨年9月に出産をした25歳のミナミと申します。よろしくお願いします。
授乳中、乳口炎、乳管炎を患い、その後も乳房の痛みがひかないため、3ヶ月前に断乳しました。
断乳後、三週間ぶりに搾ると黒くて粘りけのある血乳がでたので、外科の先生にみていただいたところ、造影剤MRIで影がみられました。
またエコーからはどくどくと脈打つ血流も近くにみられました。そこで切開生検をすることになったのですが、教えていただきたいことがあります。
①乳管腺葉区域切除術と腫瘤摘出術の違いと使い分け
②乳児がガン細胞を含んだ母乳を飲んでしまった時の影響
③血流とガン細胞との関係
血流があると悪性の可能性は高いのでしょうか
お忙しいところ恐縮ですが、お答えがいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
>匿名さん(ミナミさん)
はじめまして。
ご質問にお答えします。
①乳管腺葉区域切除術と腫瘤摘出術の違いと使い分け
→前者は乳頭分泌がある場合しかできません。分泌がある場合のみ分泌孔から色素を注入できるからです。分泌がない場合は後者を選択して診断をつけますが、針生検が可能な場合は針生検を行なう場合もあります。前者の利点は分泌の原因となる腺葉全てを切除してがんの合併の有無を調べることができることですが(乳管内乳頭腫でも約10%程度のがんの合併があると言われています)、後者の場合は腫瘍本体とごく近くの周囲の情報しか得られません。
②乳児がガン細胞を含んだ母乳を飲んでしまった時の影響
→がん細胞を飲んだとしても普通は生着しないですので心配はいりません。ただ血液が混じると赤ちゃんは吸わないことが多いようです。
③血流とガン細胞との関係
血流があると悪性の可能性は高いのでしょうか
→血流の性状にもよりますが、良悪の診断の参考にはなります。ただ血流だけで確定診断できるわけではありません。
取り急ぎ以上です。赤ちゃんのためにも良性だと良いですね。それではお大事に。
早速のお返事ありがとうございます。
赤ちゃんへの心配が減り少し気持ちが楽になりました。
腫瘤摘出術では非進潤ガンだった場合でも再度手術が必要ということなのでしょうか。
担当していただいた先生にはこちらをすすめられました。
また血流を発見した歳の先生の顔色が気になりました。血流の性状についてもう少し詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
度々の質問失礼いたします。
>匿名さん(ミナミさん)
腫瘤摘出術は診断のための術式であってがんの根治術ではありません。ですからがんであった場合には追加切除が必要になります。
ドップラー検査による血流に関しては実は私はそれほど当てにはしていません。良性であっても血流が見られることはありますし、逆もあります。またここで患者さんにご説明しても理解するのは難しいと思います(腫瘤に血管が垂直に入っていたか辺縁を走っていたのか、何本くらいの血管だったのか、などはわからないと思いますので)。
切除する方針が出ているわけですから、血流の状況はそれ以上の診断にはなりません。良い結果で安心したい、またはがんであっても動揺しないように心の準備をしておきたいというお気持ちは理解できますが、逆の場合もあるわけですから、血流の状態で一喜一憂することは原段階ではお勧めできません。病理結果を待ってから考えた方が良いと私は思いますよ。それでは。
夜分にもかかわらず、ご丁寧な返信をいただき、ありがとうございます。
確かにその通りだと思いました。
自分がガンなのかもしれないと、このもやもやした状態からぬけだしたかったのかもしれません。
隣でスヤスヤと眠る娘の顔をみて、どちらであってもしっかりしなくてはと気持ち新たにしました。
先生を困らせる質問をしてしまってすいません。担当していただいてる先生には、手術はもうひとつの方で出来ないのかきいてみます。
また結果がわかったらご報告させてください。
本当にありがとうございました。
>匿名さん(ミナミさん)
私は直接診察しているわけではありませんので、実際に診ている主治医の先生とミナミさんでよく話し合って方針を決めて下さいね。
それでは良い結果をお祈りしています。お大事に!
はじめまして。
乳頭腫を調べていたらこちらの先生のサイトをみつけました。
まだ、医者には行っていないのですが1年くらい前から乳頭から黄色く水っぽい分泌物がではじめました。
最初は気がつかなかったのですが、下着が濡れていたので気づきました。
いままで『あっ、またでてる』ってさほど気に止めてませんでした。
が、2週間前くらいに下着に血のようなものがついていました。
指で押してみるとどす黒い血液みたいなものが一部のところからでました。
さすがに、心配になり知人に話したところ知人も乳管内乳頭腫を経験したとのことで
すぐに病院へ行くように言われました。
これから医者には行くのですが、やはり、乳頭腫の可能性は高いのでしょうか?
私は現在50才前で、1年半前に子宮体癌の手術をし卵巣、卵管、リンパを取っています。
わかる範囲でかまいませんのでアドバイスお願いいたします。
先ほどの質問で記入漏れしました。
子宮体癌ですが、もちろん子宮もとっています。
>匿名さん
はじめまして。
私は神様ではありませんよ…。診察も検査もせずに診断などできるはずもありません(汗)。
私からは血性乳頭分泌の原因として代表的なものは乳管内乳頭腫と乳がんですということくらいしか言えません。ご友人のおっしゃる通り、まずはきちんと受診して検査を受けて下さい。良い結果だといいですね。それではお大事に。
>匿名さん
追加のお返事です。
子宮体がんで子宮、卵巣を切除しているか否かも確定診断の助けにはまったくなりません。
早速、ありがとうございます。
そうですよね、病院へ行っていないのにですね。
でも、回答してくださってありがとうございます。今現在は頭の中真っ白ですが専門の病院へ行ってみます。
>匿名さん
是非そうして下さい。それでは。
先日はご相談にのっていただき、ありがとうございました。ミナミです
病理の結果、良性の血管腫というものでした。
何が原因でできたのかは分かりませんでしたが、良性ということで、とりあえず一安心しております。
先生にはたくさんのご助言をいただき、とても心が救われました。また、自分もこれを気にもっと乳ガンや、身体に関しての気配りをしていこうと思いました。
本当にありがとうございました。
>匿名さん(ミナミさん)
良性で良かったですね!
これからも乳房のチェックは是非続けて下さい。
それでは!
はじめまして。こんにちは。
乳癌について検索していたらここに辿り着きましたので
私のようなケースはどうなるのかご意見を伺いたく質問をさせて下さい。
平成23年9月にマンモ、超音波、MRI をした結果乳管内乳頭腫と診断され細胞診は良性でした。
本当はマンモトームをしたほうがいいようですが現状では難しいので毎年経過観察になっています。
実は30代前半に豊胸手術をして生食バッグが入っています。なのでマンモトームは出来ないとのことです。
乳頭からの分泌液は出たり出なかったりで気にならない程度です。
去年は変化なく大丈夫でしたが今年検査しましたら、初め1.6㎝だったのが4㎝になっていて縦に大きくなっていると言われました。
次回3ヶ月後の6月に再検査します。
その時に細胞診をするそうですが、成長するシコリはよくないということでしょうか?
もし手術するとしたら私の場合はどんな手術になるのでしょうか?
豊胸しているのでとても不安です。
アドバイスをいただけたら幸いです。
現在50歳です。出産経験ありです。
どうかよろしくお願い致します。
>匿名さん
はじめまして。
実際に画像所見を見ているわけではありませんのでコメントするのは難しいのですが…。4cmの乳管内乳頭腫というイメージがよくわからないのですが、乳管に沿って横長(みみずみたいに)の4cmなのですか?それとも球形に近い4cmなのですか?良性でも大きくはなりますが、本当にその計測が正しいのであれば1年半で1.6cmから4cmになるのは乳管内乳頭腫にしては少しおかしいような気がします。
細胞診を受けるということですが、乳管内乳頭腫と乳がん(特に非浸潤がん)は細胞診では区別がつきにくいことがあります。もし確定診断がつかなければ今回は針生検(豊胸していても4cmのしこりなら超音波ガイド下での針生検は可能かもしれません)もしくは切除(摘出生検や乳管腺葉区域切除術など)が必要だと思います。豊胸されていてもおそらく生食バックは大胸筋の裏側にあると思いますので乳管腺葉区域切除術や摘出生検などの手術は可能だと思います(大胸筋が薄くなっていたら露出などのリスクはありますが…)。
以上です。
初めまして。大阪のnaoと申します。43才です。
今年の2月に、乳ガン検診をしました。
触診、マンモグラフィの結果は異常なし。
エコーをして、右側に1.2センチのイビツな型のシコリが見つかり、そのまま針生検をしました。
結果は、良性とも悪性とも鑑別困難で異型の乳管内乳頭腫ということでした。すぐではなくてもいいが切除をした方がいいということでした。
検診したクリニックでは切除は出来ないので、大きな病院へ紹介状を書いていただきました。
病院へ受診した際に、再度、マンモグラフィやエコーをし、クリニックから持参したプレパラートを病理診断していただきました。
結果は、クリニックと同じ結果に。
その後、MRI やCTなどの術前検査を済ませました。
術前検査の結果は、CT 等は異常なし。腫瘍マーカーも異常なし。
MRI ではシコリが丸く写っていました。特にリンパの腫れもないとのことでした。
先月中頃に全身麻酔にて摘出しました。
結果はまだ時間がかかるらしいのですが、異型と言うことはやはり癌の可能性が高いということでしょうか?毎日、不安で不安でたまりません。勿論、病理結果が出ないとダメなのはわかっていますが。
とにかく不安です。
>匿名さん(naoさん)
はじめまして。
不安なお気持ちはよく理解できます。ここに書き込んだのも少しでも良い話を聞いて安心したいお気持ちなのだと思います。
しかし、画像も病理結果も見ていない私が無責任なことをお話しするわけにはいきません。針生検で異型があると診断されても良性の場合もありますし、もちろんがんの場合もあります。もうすでに切除もされており、近いうちに結果は出るのですから、その結果が出てから考える方が精神衛生上良いと思いますよ。良い結果だといいですね。それではお大事に。
naoです。お返事ありがとうございます。
少しでも不安が取り除けたら…と不安なあまりに書き込んでしまいました。良性だと信じて、考えるのは結果が出てからにします。
ありがとうございました。
>匿名さん(naoさん)
そうですね。良い結果をお祈りしています。
初めまして。晶と申します。38才未婚です。
こちらのサイトを拝見し、お手数ですが、お教えいただきたく投稿させていただきました。
①打ち身の様な痛みの症状と乳頭からの血のような分泌物の関係性について
②造影CTの必要性について
ある日、突然に右側の乳頭部分の下側と乳房内側に筋肉痛ような痛みを感じましたが、2日後には痛みがなくなりました。
その数日後位に、下着に血のようなものがついていました。
痛みも無く触っても出血もみられないのですが念のため、乳腺外科に行きまして下記の検査、および結果がでました。
・マンモグラフィー・・・右乳頭より血性分泌物あり。画像に異常なし。
・超音波検査・・・乳腺に異常なし。
・乳頭分泌液中CEA定性・・・異常なし
(15分位おいて、癌だと反応する成分?の反応は無し)
・乳腺穿刺細胞診・・・良性か悪性か判別できないⅢb
次の検査で
造影剤注入後、マンモグラフィー検査をしましたが、乳腺は正常に写っていて腫瘍はみえないとの事でした。
そして次に造影CTで検査します、との事でした。
造影CTとなると、癌の広がり具合の確認の為の検査のような感じがし、あびる放射線量や造影剤の副作用(気管支炎がもともと若干ある・体に熱を持つ)を聞いて、不安になっております。
腫瘍がみえなくて血性分泌物がある場合(検査できつく押さなければ出ません)
乳管内乳頭腫や癌の可能性が高いのでしょうか。
宜しくお願いいたします。
>匿名さん(畠さん)
はじめまして。
まず、症状と検査結果からは今まで行なった画像で写っていなくても乳管内乳頭腫や乳がんの可能性は十分にあります。というかどちらかの可能性が高いと思います(血性分泌、細胞診の結果より)。
ご質問の「①打ち身の様な痛みの症状と乳頭からの血のような分泌物の関係性について」については関係があるかどうかは不明です。というか関係があってもなくても診断方針や治療方針にはあまり影響はありません。
「②造影CTの必要性について」については、造影CTまたはMRは必要と考えます。超音波検査で腫瘤が写っていないのであればなおさらです。ただ38才ですのでけっこう正常の乳腺が強く染まってしまうことが多く(特に月経前)、これらの検査をしても腫瘤の存在を指摘できない場合もあります。そのような場合には慎重に経過観察・再検査を行なうか、乳管腺葉区域切除術という手術を行なうかの判断が必要になります。
なお、造影MRは喘息の患者さんには原則禁忌ですが、気管支炎は問題ありません。ただしアレルギー体質の方はCTでもMRでも副作用が出やすい可能性はあります。このあたりの判断は検査の説明をよくお聞きになった上で、検査を受ける場合と受けない場合のmeritとdemeritを秤にかけて最終的には主治医とご相談の上でご自身でお決め下さい。100%安全な検査や治療はありません。どのような判断をするにしても一定のriskはあるのです。
以上です。
晶です。
早々にお教えいただき有難うございました。
腫瘍マーカー(CEA)の際、9割がた癌ではないと思うと言われたので安心していたのですが
通院の度に検査が増えていくので、癌の可能性を考えておりました。
どちらにしても、出来ることを行っていこうと思います。
詳細にお教えいただき感謝しております。
有難うございました。
>匿名さん(晶さん)
すみません。お名前読み間違えてしまいました(汗)
良い結果をお祈りしています。お大事に!
はじめまして。
GID(FTM身治療)の23歳です。
1年ほど前から左胸にしこりがありましたが婦人科には抵抗があり、やっと最近検査を受けてきました。
分泌はなく、しこりは1cmほどです。
触診、マンモグラフィ、エコーを行った結果「乳管内乳頭腫」と診断され、がんが近くに隠れている可能性もあるからといわれ、細胞診をしてその結果待ちです。
細胞診の結果で、経過を見るか、摘出するかを決めようと言われました。
しかし、もし良性でも半年ごとに検査をする必要があるのであれば摘出をしてしまいたいと思っています。
僕自身、健康のため、もしものことがあった時のためと思ってはいましたが、病院に胸の検査の為に行くことがメンタル的にしんどくなりつつあります。
経過をみた方がいいのか、摘出してしまった方がいいのか、細胞診の結果と一緒に聞こうと思っていますが、他の方のお話も聞きたいと思いコメントしました。
あまりないケースかもしれませんが、返答頂けると有難いです。
>匿名さん(GIDの方)
はじめまして。
GIDの方は初めてのケースですのでお答えするのは難しい面がありますが、基本的には通常のケースと同じだと思います。
乳管内乳頭腫で非分泌症例の場合は、慎重に経過観察することはあります。ただし、細胞診で確定診断が困難なケースは珍しくありません(時に針生検でも難しい場合があります)。そのことは留意する必要があります。
もし良悪の鑑別が難しい場合や、周囲の乳がんの合併が心配な場合は摘出をお勧めします。もし乳輪に近い部位であれば乳輪に沿った切開であれば傷跡はさほど目立ちません。
ところで今も婦人科に通院中なのですか?本来乳腺疾患の専門は婦人科ではなく外科(さらに細分化すると乳腺外科)です。経過観察を受けるのが婦人科では嫌だとおっしゃるなら外科でフォローしてもらうのも一つの方法ではあります(病院によっては乳腺は乳腺外科でしか扱わない場合があり、その時は患者さんのほとんどは女性です。しかし婦人科よりは抵抗が少ないのではないでしょうか?)。
取り急ぎ以上です。
はじめまして。naki(23歳)と申します。
先日、乳頭腫の疑いがあるという診断を受け、色々調べていたところこちらのブログを見つけ伺いました。
4月頃に胸にしこりがあることに気づき、先月、乳腺外来の方へ行きました。
触診、マンモグラフィ、エコー、針で細胞をとり検査しました。
エコーなどの画像から、しこりの大きさは約1.6㎝と言われました。
そして、先日お電話で、取った細胞の結果がでて、おそらく良性の乳頭腫だと言われました。
その際に、ただ、これから大きくなる可能性もあるので、切除するか、経過をみるか検討してくださいといわれ、今とても悩んでいます。
切除する場合は、日帰りで、大丈夫だが、3センチくらい傷は残ると言われました。また、経過をみるのなら、4か月後くらいにエコーの検査をした方がいいと言われました。
どちらがいいか、担当してくださったお医者さんの意見も伺ったところ、私が独身ということもあり、悩まれていました。とりあえず、検討してみますといい電話を切ったのですが…どうしたらよいのか迷っています。
傷が残るといわれると、少しためらってしまって…。また、手術というか、体にメスを入れるのが初めてで、どういう手術になるのか少し不安というのもあります。ただ、これから大きくなる可能性も考えると…経過観察でいいのかとも思ってしまって。
良性のものでもやはり、切除した方がいいのでしょうか?
つたない文章で申し訳ないのですが、先生のご意見をお聞かせいただけないでしょうか?
お忙しいとは思いますがよろしくお願い致します。(コメントが重複したいた場合もうしわけありません。きをつけてはいたのですが)
>匿名さん(nakiさん)
はじめまして。
まず、本当に乳管内乳頭腫なのでしょうか?若年者に多い線維腺腫ではないのですか?それをまず確認した方が良いと思います。線維腺腫であれば増大傾向がなければ経過観察で良いと思います。以下、乳管内乳頭腫だった場合について述べます。
乳管内乳頭腫で問題になるのは、今までも何度かここに書いていますので重複になりますが、血性乳頭分泌を起こしやすいこと、近傍に癌を併発しやすいことの2点です(大きくなることもありますが、出血に伴う嚢胞の増大の場合が多く腫瘍自体の急速増大はまれです)。
分泌がない場合に腫瘤を摘出する意義としては前者の予防が主となります。乳頭分泌がある場合は乳管腺葉区域切除術を行なってがんの合併の有無を調べることが多かったのですが、MRなどで疑わしい部分がなければ必ずしもこの術式が必須ではなくなってきているようですので腫瘤摘出術のみ行なう施設も増えてきているかもしれません。
もう一つ問題になるとしたら、乳管内乳頭腫と乳がんは細胞診では鑑別が難しいことがあることです。摘出を行なうのは診断を確実にするという意義もあるかもしれません。ただし摘出する希望がなく、確定診断を希望されるのでしたらマンモトームやバコラなどの吸引式の針生検を行なうのが良いと思います。
なお、乳管内乳頭腫であれば乳頭に近い部位にできることが多いですので乳輪に沿った切開で摘出すれば傷跡はほとんど目立たなくなります。乳頭から離れた部位にあって、くりくりとよく動くしこりなら年齢も考慮すると線維腺腫を疑った方が良いのではないかと思います(乳頭に近い線維腺腫もありますので部位だけでは断定はできませんが、乳頭から離れた部位に1.6cmの乳管内乳頭腫ができるのは頻度的には稀です)。
実際に検査結果を見ているわけではありませんのでこれ以上のコメントは困難です。もう一度推定診断(乳管内乳頭腫なのか線維腺腫なのか)とがんの可能性の有無、摘出することの必要性などについてきちんと説明を受けてから手術を決めることをお勧めします。
それではお大事に!
昨夜コメントさせて頂きましたnakiです。
おはようございます。
早急に回答して頂き、本当にありがとうございました。また重複する内容を打ち込んでしまい申し訳ありませんでした。
私のしこりは、左胸の上の内側、乳輪のすぐ横に隣接しているので、お医者さんも乳頭腫ではないかと言われたのだと思います。
ですが、先生の意見を参考にしてもう一度よく検討してみます。
本当にありがとうございます。
>匿名さん(nakiさん)
よくご相談なさって決めて下さいね。いずれにしても良い結果であることをお祈りしています。
それではお大事に!
初めまして、プラナリアと申します。
4年前に乳頭から出血があり、乳腺外来で触診、エコー、マンモグラフィー、細胞診、乳管造影を受け、「左乳管内乳頭腫」と診断されました。右胸は繊維線種があるのですが左胸にはしこりも無く、「そのうち止まる」ということでした。
以降、半年に一度の経過観察を続けていますが、分泌が続き、年2,3回出血があります。
何度か細胞診をしましたが、異常なしでした。
最初はプロゲステロンの値が高いと言われましたが、その後はそれも正常値に戻っています。
心配で去年11月に乳管造影を再度したところ、腫瘍が乳管の入り口付近にあって造影剤があふれてしまいうまく見れなかったのですが、腫瘍が大きくなっているかもと言われました。医師と相談し、MRIもとりましたが、結果は異常なしで、先月の定期健診でも異常なしでした。最近はつまんでも何も出ず、ほとんど分泌がないように見える状態が続いていました。
しかし、先週からまた出血が続いています。
出血は小指の先ほどの量で、だんだん色は薄くなっているようです。いつも一週間ほどでおさまります。
先月受診したばかりなので問題ないのではと思うのですが、心配です。
実は、最近妊娠も判明しました(先月の定期健診時には既に妊娠していたようです)。
もしかすると今回の出血は妊娠とも関係あるのだろうかと思ったりしますが・・・。
以前から妊娠を希望していたので医師にもこの状態で妊娠や授乳に影響しないか相談していたのですが、「影響はないだろう」「異常が無いので手術はできない」と言われています。乳管造影もMRIも医師に勧められてではなく、私が心配するので「それなら」とやってもらったようなものなのですが、このまま経過観察を続けていてよいのか、不安です。丁寧に診て頂いていると思うので、手術の必要が無いと言われている以上、それを信じて止まるのを待つしかないのかなと思うのですが・・・。
しかし、このブログでも授乳への影響について記載もあり、年2,3回程度とはいえ放っておいてよいのだろうかとも思います。
次回の定期健診は11月なのですが、今回の出血と妊娠が分かったことをきっかけに再度受診し、このまま経過観察でよいのか相談しようかどうしようか、と悩んでいます。
これまでも定期健診後に出血があって次の健診を待たずに受診したことが何度かあるのですが、その度に異常なしだったので、健診から一ヵ月後にまた受診していいものか・・・というためらいもあります。
長々とすみません。
このような状況ですが、アドバイスを頂けるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
>匿名さん(プラナリアさん)
はじめまして。
まず、妊娠との関係ですが、まだ初期だと思いますのであまり関係ないと思います。
前回受診から1ヶ月とのことですが、その時は分泌は止まっていたと思います。状況が変わったわけですので再診はまったく問題ないと思いますよ。もしそれで対応に疑問を感じるようでしたら他の病院で診てもらうことも考えても良いのではないかと私は思います。なお、受診するまではあまりしぼらない方が検査をする上では良いと思います。
取り急ぎ以上です。
プラナリアです。お返事ありがとうございました。前回受診時は分泌完全に止まっていたわけではないのですが、出血もあるので状況が変わったと思ってよいのでしょうね。また相談してみます。どうもありがとうございました。。
>匿名さん(プラナリアさん)
良い結果をお祈りしています。お大事に!
初めまして。みみと申します。
ご意見頂きたく、書き込みさせてもらいました。よろしくお願いします。
26歳の女。妊娠、出産未経験です。
去年の7月、しこりを感じ乳腺外科を受診し、エコーで検査をしました。マンモは撮っていません。
しこりを感じた部分はただの乳腺だったのですが、別の部分、乳頭の近くに約5ミリのポリープが発見されました。
ビックリして質問もできず…先生はまた一年後、経過観察と言い、その日は終わりました。
ネットで調べてみると、乳管内乳頭腫という病名が目に入り、気になって分泌がないか乳頭を何度かしぼっていたら、ティッシュに少しだけ血がつき、慌ててまた病院に行きました。
先生に病名を聞くと、やはり乳管内乳頭腫と言われ、その日乳頭をしぼっても何も出ませんでした。
半年後にまた来てと言われ、半年後の検査でも大きさは変わりなく、血が出ても気にしなくて大丈夫と言われ、次は一年後でいいよと言われました。
血は最初気になっていじっていた時以来、出ていないと思います。
最初の血も、乳頭から出たのを直接見たわけではなく、ティッシュについたのを見た感じです。
たまに気になってしぼってみると、白い分泌は少しありますが、ほんとに少しで、下着に付着したりはありません。
ピンクっぽく見えたりもするのですが、ティッシュにつけてみても、ピンクには見えません。
乳管内乳頭腫はネットの情報では怖いことしか書いておらず、エコーでしか見ていないので、ほんとに大丈夫なのか不安です。
先生は専門医で信頼しているのですが、このまま経過観察していて良いのかどうか…。
エコーだけでも乳頭腫とわかるのでしょうか?
アドバイス頂ければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
>匿名さん(みみさん)
はじめまして。
画像を見ていないので断定はできませんが、典型的な乳頭腫であれば画像所見でおおむね診断は可能です。しかし、細胞診や針生検をしていない状況であればやはり断定するのは難しいと思います(これらの検査をしても確定診断できないこともあるくらいですから)。
もしご心配であればセカンドオピニオンを受けてみるのも一つの方法だと思います。主治医に依頼してみてはいかがでしょうか?(なおセカンドオピニオンを拒否するようなら転院を考えるべきです)
みみです。
お返事ありがとうございます。
今度また経過観察で病院に行った時に、不安なことをしっかり聞いてみようと思います。
今まで診察の場になると緊張してしまって、中々話せなかったので^^;
その答えによって、不安が解消されない場合は、転院なども考えてみます。
まだ今は予定はないのですが、この状態で妊娠をしてもいいのかなども不安に思っていました。
細胞診も組織診もしていない状態ですが、妊娠しても大丈夫と言われた場合、信用しても良いのでしょうか?
画像も見ていない先生に無理な質問をしているのは承知ですが、意見もらえれば嬉しいです。
あともう一つ質問なのですが、乳管内乳頭腫のことをネットで検索すると、将来乳癌を発症するリスクが高いなどの内容を見るのですが、どうなのでしょうか?
それはここのブログでも説明されている、10%のリスクのことなのか、疑問に思っていました。
沢山質問して申し訳ありませんが、教えて頂ければ嬉しいです。
>匿名さん
妊娠して良いと言われた場合に医師を信用して良いかどうかを私がお答えすることは不可能です。その医師の経験がどのくらいなのかも画像所見がどうなのかも見ていませんので…。細胞診や組織診をしないで乳がんではないと断定できる根拠をお聞きになった上でご判断してみてはいかがでしょうか?
将来乳がんが発生するリスクが高いとネットで書かれているのは、おそらく本文でも書いたように乳管内乳頭腫を切除(乳管腺葉区域切除術)してみると近傍に約10%のがんの合併があったという報告などに基づくのだと思います。もしくは多発の乳管内乳頭腫や乳管乳頭腫症(これらは乳がんのリスクを高めると言われています)と混同しているのかもしれません。ただ、米国での一般的な考え方では単発の乳管内乳頭腫は乳がん(米国での乳がんは浸潤がんを意味することが多いです)のリスク因子にはならないとする意見が多いようですので、切除した場合に偶発する非浸潤がんが将来的に浸潤がんになる率はそれほど高くないのかもしれません。
以上です。
はじめまして(*^^*)
37歳 めぐみです。
血性分泌物が出ていて病院を受診し、マンモ・エコー・MRIなどをし、乳管内乳頭腫と診断され、拡張部分が大きいのと出血が続いているので、今月末に手術することになりました。
6月始めに風邪をひき、咳は良くなったのですが、未だにまだタンが出ます。
1ヶ月も喉の調子が悪いのは初めての事で、
これって、病気が関係あるのですか?
免疫力が低下したりするのでしょうか?
今月末に全身麻酔で手術します。
近くの内科にかかり薬を処方して頂いた方が良いのでしょうか?
全身麻酔なので、タンが出ていると良くないと聞いたので…
>めぐみさん
はじめまして。
まず、乳管内乳頭腫と免疫力の低下は関係ありません。まったく別の病態です。近くの内科にかかるのも良いですが、全身麻酔への影響がご心配なら手術する病院が総合病院でしたらそこで診てもらうのが一番良いと思います。最終的には手術直前の状態を診て手術可能か延期するかを判断しますので今の状態からの経過がわかった方が良いと思いますよ。
それではお大事に!
返信ありがとうございます(*^_^*)
総合病院なので、看てもらう事にします。
ありがとうございましたm(_ _)m
みみです。
お返事ありがとうございます!
また何かありましたら質問させて頂くこともあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いします^^
とても参考になりました^^
>匿名さん(みみさん)
了解しました。
それではお大事に!
みみです。
この前は質問に答えて頂きありがとうございました。
また質問があり書き込みさせて頂きました><;
典型的な乳頭腫の画像であれば、エコーでおおむね診断できるということでしたが、私の場合、血が一度出たことが今でも気になっていて、血が出た場合でも、詳しい検査をしないで、エコーのみで診断できるのでしょうか?
断定できないのはわかりますが、エコーでおそらく良性のもの?だと判断できるから、血が出た場合でも、それは良性のものから出ている血なので、大丈夫ということでしょうか?
先生は血が出ても大丈夫と言っていて、詳しい検査もしなかったので、大丈夫だと思っていたのですが…血が出ても詳しい検査をしないことはありますか?
はじめまして。
先日、乳頭からの出血で大学病院を受診。分泌物の病理検査は異常なし、超音波、マンモグラフィーではしこりは発見できず。造影剤を入れたMRIを受け、1-2cm程度のしこりが見つかりました。癌だとしてもごく初期のものと思われるので、治療方針は2つ。1:経過観察の後、しこりが超音波で発見できるようになったら針生検をする2: MRIガイド下生検を実施している医療機関への紹介をするので、今すぐ検査をする、のどちらかだと言われました。まだ子供が小さいこともあり、癌ならできるだけ早く治療したいと思い、MRI下生検を受けようかと思っています。紹介書を書いて頂き、検査をしている医療機関へ予約をいれたところです。1,2年に一度の超音波+マンモグラフィーの乳癌検査は受けていただけに、今回その2つの検査では発見できない乳癌があることへの驚きとショック、そしてそれが本当に初期なのか、という疑問があります(例えば、レントゲンに映らない魚の骨がある様に、MRIにしか映らない初期ではない癌もあるのか等)良性だった場合の治療方法も聞くのを忘れていました。今は、検査を受け、結果を受け入れるのみだと思うのですが、色々疑問あり落ち着かず、思わず投稿してしまいました。
みみです。
何度もすみません><
前の質問に補足で…。
今は血は出ていない状態ですが、この先自然と出るようになったり、いきなり血が沢山出ることもあり得るのでしょうか?
沢山質問すみません><
>匿名さん(みみさん)
誤解されているのかもしれませんが、典型的な乳管内乳頭腫は血性乳頭分泌で見つかることが多いのです。ですから血が出ているから乳頭腫として矛盾しているという考え方は正しくありません。ただ、通常分泌が見られる場合は分泌物の細胞診を行ないます。みみさんの場合は診察時に出ていなかったから検査しなかったのかもしれませんね。分泌物の細胞診は診断の補助になります。しかし確定診断できないことも多いです。そういう場合には私は通常、腫瘤の穿刺吸引細胞診を行ないます(これでも断定できないことはよくあります)。主治医の先生が細胞診をせずに断定したことがちょっと私には疑問なのですが、細胞診できないほど小さな病変だったのでしょうか?そこが腑に落ちなかったので先日確認するようにお勧めしたのです。
分泌は出たり止まったりすることはよくあります。出血量が増えることはありますが、貧血になるような大出血はありません。
なお、繰り返しますが、エコー検査で乳管内乳頭腫と推定することはできますが、断定することはできません。どこまで検査を追求するかは医師の判断によります。ですから私がお答えできるのにも限界があります。実際私も小さな腫瘤で分泌が止まってしまったような場合は乳管内乳頭腫疑いでも経過観察していることもあります。いろいろ疑問はあると思いますが、これ以上のご質問は主治医にお願いいたします。
>匿名さん
はじめまして。
MRにしか写らないがんはあります。通常はごく早期(非浸潤がん主体の)である場合がほとんどです。MRで写った1-2cmの大きさの全てが浸潤がんであれば超音波検査で見えるのが普通です。ですから匿名さんの場合はがんであってもごく早期ではないかと推定されます。ただし、超音波検査技師の技量によって診断精度が異なりますので断定はできません。
私の施設では匿名さんのようなケースの場合は、MR撮影後にもう一度超音波検査を行なってみます。部位がわかった上でもう一度検査をすると非浸潤がんであってもけっこうな確率で病変がわかる場合があるからです。2回目の超音波検査でも病変が確認できないようであればがんだとしても非常に早期である確率がさらに高くなります。
なおMRTガイド下生検で狙った病変から確実に組織が採取された上で良性と診断された場合は通常は経過観察になり治療は必要ありませんが、血性乳頭分泌が持続する場合(乳管内乳頭腫が原因である場合がほとんど)は乳管腺葉区域切除術という手術を行なう場合があります。
みみです。
お返事ありがとうございます!
とても丁寧にお答え頂き、感謝しています。
不安や疑問があった場合は、早めに受診し主治医に相談するのが一番ですよね><;
だけど、ここで先生に質問することができ、だいぶ不安が和らぎました^^
ありがとうございました!
初めまして。すももと申します。
様々な回答を拝見しましたが、よくわからなくて、初歩的な質問かも知れず申し訳ありません。
先日、胸にしこりのようなものを感じて初めて乳腺外来を受診しエコーとマンモと分泌物の検査をしました。
分泌物はリトマス紙のようなものに採ったのとプレパラートに採ったものの二つです。
マンモの結果には両胸の上側に放射線状に数か所C2の文字があり、リトマス紙には5番まである番号の真ん中が青くなっていました。
しこりは無く、リトマス紙をみせられて大丈夫と言われ、1週間後にプレパラートの方も細胞みたいな写真を見せられ半年間隔くらいで、定期的に健診して下さいねと言われて終わりました。
何がどう大丈夫でどういう検査なのか、なぜ半年ごとなのかがさっぱりわかりません。
現在37歳で1歳の子供がいますが授乳は7カ月前までに終えています。
エコーで母乳を作る細胞はもうないですねと言われました。
15年前に初めて出産してから、乳首からの分泌物は途絶えた事がありません。
出産後は暫く母乳の色で、その後は薄茶だったり、透明だっただったと思います。(両胸)
乳首の奥にこりこりした物が左胸に数個あり、最近ツンと刺すような痛みが走るようになりました。
どのような症状か、どのように対処したら良いか教えて下さると助かります。
>匿名さん(すももさん)
はじめまして。
ご質問にお答えしたいのですが、私はすももさんを診察もしていませんし、検査結果を見てもいません。無責任な返答をするわけにいきませんので担当医にもう一度ご確認していただくのが一番よろしいのではないかと思います。
ちなみに一般論ですが、乳腺症でも分泌物は出ます。この場合、多孔性と言って複数の乳頭の穴から分泌物(色は透明、褐色、白濁、まれに血性など様々です)が出るのが特徴です。もし毎回同じ1個の穴から出るようでしたら乳管内乳頭腫や乳がんも否定はできません。またお子さんが1才であればまだ母乳が分泌されている可能性は十分にあります。この場合も多孔性です。超音波検査でしこりはないようですので経過観察の判断は妥当だと思いますが…。
お答えできるのは以上です。もしご心配でしたら納得いくまで担当医にお聞き下さい。それではお大事に。
すももです。
大変お忙しい中、回答下さり有難うございました。
乳腺専門医師が車で2時間程の場所にしかおらず、やっと診察したは良いものの何も聞けず仕舞いで不安だけが大きくなる日々でした。
確かに分泌物は一本では無く、数本出ます。
触診はしていなくて、入輪の上部内側の奥のコリコリしたものが気になっているので、様子を見て、次回からは気になることはメモしてから診察に挑もうと思います。
これからも沢山の患者様の為に頑張って下さい。本当に有難うございました。
>匿名さん(すももさん)
ありがとうございます。もし経過観察中に血性乳頭分泌が出現するなどの変化が出た場合は早めに再診して下さいね。
それではお大事に!
1年ほど前に質問させていただいた みけ と申します。
以前は、乳頭からの分泌物の色が血の混じったような色になり、とても困っていました。
今回は、その後某大学病院を紹介された病院で、日帰りの手術しました。
非浸潤性乳がんの疑いがあると診断されて、数か月後 全摘の手術をしました。
手術中の簡易検査で、転移なしと判断されたので、今は テッシュエキスパンダーが入っています。
病理検査の結果で、以前に切り取った病変から7mm迄病気が到達していたようですが、センチネルの結果では、中の1つだけ転移していろと診断結果が出ました。 担当の先生は、非浸潤性乳がんでは、医学的に ありえないとおっしゃっていました。
最初は、そんなものか と思っていたのですが、だんだん 気になっています。
本当に 医学的にありえないことなのでしょうか? とても 気がかりです。
今は、乳腺外科の先生と形成外科の先生に診ていただいていますが、病気のことは、乳腺外科の先生に相談してくださいと形成外科の先生に言われました。
先生のお考えをお聞かせください。
よろしくお願いします。
>匿名さん(みけさん)
こんばんは。
病理結果は非浸潤がんだったのにセンチネルリンパ節に転移があったということですね?
考えられることは2つあります。
①今回切除した非浸潤がんは、実は浸潤がんだった
→どの程度細かく切片を作って診断したのかはわかりませんが、広い幅で切片を作成して診断した場合にはその隙間に浸潤部分が隠れていたという可能性があります。
②今回指摘されていた病変の他の部位に別の浸潤がんがあった
→病理医によっては、あらかじめ指摘されていた病変部分しか病理標本を作製しない場合があります。それ以外の場所に術前指摘されていなかった浸潤がんが隠れている可能性があります。
いずれにしても非浸潤がんであれば理論的には転移はしないはずです。ただ、実際には非浸潤がんと診断されていたはずが、数年後に遠隔転移した症例も少ないながら報告されています。このようなケースのほとんどが上記の2つのどちらかが原因であり、本当は浸潤がんが存在していたと考えるべきなのです。みけさんの場合も転移があったのであれば切除した標本のどこかに浸潤がんが隠れていたと考えるべきです。その存在を追求するためには、残っている標本を再度細かく切り出して検索するしかありません。ただそこまで病理医がしてくれるかどうかは施設によって異なりますのでなんとも言えません(私なら極限まで病理検索を求めますが…)。
以上です。
約4年前の記事へのコメント、お許し下さい。 以前のコメントを見ましたが同様の事例がなかったのでコ メントさせてもらいます。
28歳未出産、妊娠希望ありです。 伯母に乳がん患者がいます。 右胸内側2時の方向、乳輪より2cm位の位置にしこりを発 見し乳腺外来受診。 触診、マンモ、エコー、針生検を行いましたが結果はグ レー。しこりは1.5cm、摘出生検を薦められました。 総合病院を紹介してもらい、そこでも超音波、マンモ、 MRIを行い摘出生検を薦められたため乳腺腫瘍摘出術で摘 出しました。 病理の結果はまたもやグレー。 「良性の乳管内乳頭腫と考えられるが、非浸潤性乳管癌が 否定できない」という病理結果でした。 主治医の先生は「今何もできないので3か月ごとに超音波 検査を受けなさい」とおっしゃいましたが、摘出生検の病 理結果が判別不可ということはよくあるのでしょうか? 病理医セカンドオピニオンを受けたほうがいいのでしょう か? また血液などの異常な分泌物はありません。 (胸が成長し始めたころからずっと絞ると何か所かから白 いラードのようなものが1mm位出ますが、ふつうのこと だと思っていました。) 異常な分泌物がない乳管乳頭腫もあるのですか?
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
>mi-koさん
はじめまして。
まず分泌物のない乳管内乳頭腫はあります。
問題は摘出生検でも確定診断がつかなかったということですが…。実際に病理所見を見ているわけでもレポートを見ているわけでもありませんので正確なことは言えませんが、本来摘出生検をしたのであれば最終診断をつけなければなりません。どうしても判断に迷う場合は病理のコンサルテーションという方法もありますが、施設によっては病理医のプライドもありますので快く思わないDrもいます。ただ今回のケースは確定診断がつかないということですので、個人的には病理医が責任をもってコンサルテーションすべきケースだと思います。
まず、坂元記念クリニックへのコンサルテーションをお願いできないか主治医に相談してみて下さい。それでも同意が得られない場合は、mi-koさんの個人負担になってしまいますが坂元記念クリニックにセカンドオピニオンをお願いすることもできます(いずれも病院からの依頼が必要です)。ただ今後の経過観察のこともありますのでなるべく主治医との関係を壊さないような形で依頼してみて下さい。
ご心配されているのは非常によくわかりますし、確定診断されないままというのは私個人としては納得できませんので主治医の先生とよくご相談なさってみて下さい。結果がわかりましたらまたお知らせ下さい。
坂元記念クリニックのHP:http://www.a-bp.net/
ご返答ありがとうございます。
やはり摘出生検で確定診断がつかない、そしてそのまま経過観察だけというのはおかしいかったんですね。
どこのサイトをみても最終確定とあったので。
坂元記念クリニックは調べてる間にヒットしたのですが診断料がいい金額だったので、確定診断がつかないのはおかしいと言われたら主治医に言ってみようかと思ってました。
次の予約が3ヶ月後になっているので、その前に予約して相談してみます。
また結果がでたら報告しにきます。
ありがとうございました。
>mi-ko さん
乳腺疾患の診断は他の臓器のがんに比べると非常に難しいと言われています。ですから、きわめてまれに診断がつかないことはあるのです。ですからmi-ko さんの病院の病理医が悪いわけではないことはご理解下さい。
私たちの施設の病理医はそのことをきちんと理解しているので、判断が難しいと考えた場合は、私たちと検討した上で病院負担で乳腺病理の第1人者のDrにコンサルテーションをお願いしているのです。このあたりは病院によっても違いますし、このようなシステムを知らないDrもいらっしゃるかもしれません。
よくご相談なさって下さいね。それでは。
はじめまして
私は
10月に左頭から黄色分泌液が出たので
分泌液を腫瘍マーカーで検査したところ
識別困難でした
エコー、マンモ異常なし
乳腺な拡張がみられないとのことで
3月20日に乳管腺葉区域切除術の手術予定でした。ところが乳管造影の検査が乳腺拡張がみられないということで針が入っていかず、できませんでした!手術は延期5月に検査をすることになりました。セカンドオピニオンした方がいいでしょうか?
ちなみに
MRで左乳腺のみに、たくさん点が散らばり乳がんを疑うとのこと。腫瘍マーカーは2回目も識別困難でした
>匿名さん
はじめまして。
分泌物の検査は腫瘍マーカーではなく、細胞診ではないでしょうか?(CEAも測定することがありますが鑑別困難という言い方はしないと思います)
私は実際にMRを見ているわけではありませんし、どの程度悪性を疑う所見なのかもわかりませんから診断に関してはなんとも言いかねます。主治医の先生の判断としては、乳管に針を挿入できない以上、現時点では検査不可能なので経過をみるしかないということなのだと思います。経過をみているうちに分泌量が増えると挿入可能になることがあります。この判断が妥当かどうかはどの程度悪性を疑うのかなどによって異なりますのでなんとも言えません。
ただ実際問題として、分泌とMRのみに所見がある場合で、しかも分泌が止まったり分泌孔に針を挿入できないときには、マンモグラフィにも超音波検査にも写らなければMRガイド下での生検という特殊な方法を行なう以外に診断方法はありません。この装置がある施設はきわめて限られています。私の施設にもありませんので同様のケースはやはり厳重に経過観察になると思います。
もしセカンドオピニオンの意義があるとしたら、MRガイド下生検の装置がある施設にMRガイド下生検の適応があるかどうかを確認するくらいでしょうか?
セカンドオピニオンではなく、紹介してもらって再検査ということでしたらどこの施設でも可能です。超音波検査の経験が豊富な施設を紹介してもらうのが良いと思います。超音波検査を再検してもし病変が見えれば、その場合は超音波ガイド下で生検などが可能です。
ちなみにセカンドオピニオンというのは紹介状と検査結果を持っていって診断や治療方針が妥当かどうか話を聞くだけで、その紹介先では検査自体は行ないませんのでお間違いなく(保険外診療です)。
一般論として私がお答えできるのは以上です。主治医の医師とよくご相談の上でご判断願います。それではお大事に。
ご丁寧にありがとうございました。
検査ですが、明細書を確認しましたところ
CEA定性(乳頭分泌液)
結果が2回とも 200~400ng/ml でした
次回5月中旬に超音波検査、CEA 定性をして行く予定と主治医から言われています。この検査で判断がつかないようであればMR ガイド下での生検や、超音波ガイド下で生検ができる病院を紹介してもらえるかどうか主治医に聞いてみたいと思います。主治医に聞けば紹介してもらえるのでしょうか?自分で病院を探すことは可能ですか?ちなみに愛知在住です。今通っている病院は比較的設備の整っている、乳腺外科のある総合病院です
初歩的な質問で失礼します
>匿名さん
5月の検査でもはっきりしないようであれば主治医の先生に適応があるかどうかも含めてご相談してみて下さい。必要があれば紹介してくれると思います。なおMRガイド下生検は名古屋大学ではおそらく可能ではないかと思いますがはっきりしたことは言えません。超音波ガイド下生検は今の施設でも可能なはずです。問題は超音波検査でその病変を描出できるかどうかです。MRの所見を参考に再度見てみると見えることもありますので次回の検査で確認できるかもしれませんよ。それでは。
今年の1月に相談させていただいたものです。
実は元々手術をした先生と術後説明をした先生が違ったのですが
セカンドオピニオンをお願いしに行ったら、後者の先生が
「良性の乳管内乳頭腫という診断結果で確定してるんだから必要ないでしょ」と言われました。
前回の説明では「非浸潤性乳管癌が否定できない」という説明だったのに…
それを聞くと「良性の乳管内乳頭腫だけど、癌だとしたら非浸潤性乳管癌に似ているってだけ。
診断書は良性の乳管内乳頭腫になりますよ。」と言われました。
手術した先生はとってもいい先生だったのに、何か不信感を感じてしまいました。
※総合病院でこちらから先生の指名はできません。
でも、とりあえず良性と言われたので定期的に経過観察をしようとおもいました。
その後、妊娠し問題ないか見てもらったのですが、超音波だけ見て
「妊娠中はよく分からないんだよね。また産んだ後来たい時にもう一度来て」と言われました。
現在6か月なのですが、母乳準備のような透明(少し白っぽい)な液体が分泌し始めています。
その中に一つの穴(手術側の胸のしこりのあった方向)から真っ赤な鮮血が出てきました。
妊娠のカテゴリーで検索すると「母乳は血液成分でできているから血が混ざることもある」
と書かれているものもありますが、私の場合過去の経緯から乳管内乳頭腫の影響ではと考えています。なので産院ではなく乳腺外科で見てもらうのが適当でしょうか?
前回の不信感から違う病院に変えようと思っていますが、
切除したところではなくても問題はないでしょうか?
また、妊娠中にできる治療はあるのでしょうか?
>mi-ko さん
それは心配ですね。
今までの経過からも乳腺外科が良いと思います。
前の病院が信頼できないのであれば他の病院に受診して良いと思います。必要ならその病院の医師が前回の病理標本を取り寄せることもできるはずです。以上です。
こちらの掲示板で色々勉強させてもらっています。
今回は、血性分泌についてご意見お伺いしたくお願いします。
約4年前にはじめて血性分泌がはじめて左側一ヶ所あり、乳腺外科を受診しました。その時は、断乳後2年の頃です。マンモグラフィもエコーも細胞診も異常なしで経過観察を続けています。その後、再び妊娠してからもずっとではなく、初期のころ、後期の頃、産後にもあり、半年に一回くらいのペースで血性分泌があります…。その都度細胞診もしますが、異常なし、エコーでも病変もなく、様子見となります。現在まだ授乳中なのですが、このまま経過観察を続けるだけでいいのでしょうか。病院では悪性の場合は、血性分泌は出続けることが多いから心配ないと思いますと言われます。ではこの症状の原因は?というとわからないので経過観察を、というわけです。やはりこのばあいも経過観察でいいのでしょうか。スッキリとしなく不安です。
>匿名さん
はじめまして。
原因としては妊娠、授乳などに伴ってなんらかの炎症で出血をきたしたか、微小な乳管内乳頭腫が隠れているかのどちらかの可能性が高いかと思いますが、もちろん微小な非浸潤がんの可能性は100%は否定できません。
半年に1回くらいしか出血しない程度で超音波検査と分泌物の細胞診で異常がなければ慎重に経過観察をすることも可能だと思います。ただもし不安があるようでしたら一度MRで責任病変が写ってこないかどうか確認してもらうと良いと思います。
それ以上の乳管造影や乳管内視鏡などの検査は分泌が持続的になければ施行が難しいです(検査時に分泌がなければ検査できません)。
私がお答えできるのは以上です。主治医の先生から納得いくまでご説明を受けることをお勧めします。それではお大事に。
ご返信ありがとうございます。
とても参考になりました。
また病院に行くときはMRIのことも相談してみようと思います。ありがとうございました。
はじめまして。
母が乳管内乳頭腫と言われ(ステージ3)先月手術をしました。とった腫瘍を検査したところ、次に放射線治療か、全摘を選んで下さいと言われたそうです。
一緒に話を聞かなかったので心配なのですが、悪性だったということでしょうか?
母は良性とも悪性とも言われてないと言ってます。来週話を聞きにいくつもりですが、心配で相談させてもらいました。
良性の場合、全摘、放射線はないですよね。
また、手術後最近母がしこりが出来たと言うのですが、手術前にはなかったものが、急に出来ることはあるのでしょうか?手術したほうの胸です。コリコリしたものがありました。
後、素人なので何もよくわからないので教えてもらいたいのですが、放射線治療と抗がん剤治療とは違うものなのですか?
違う場合抗がん剤は副作用が大変と聞くのですが、放射線治療も副作用は同じようにあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
>匿名さん
はじめまして。
良性で全摘も放射線治療もしませんので、おそらく切除した標本の中にがんがあったということなのだと思います。ただこれは直接担当医にご確認下さい。
術後にできたしこりはおそらく手術による変化(縫い合わせた乳腺組織が硬くなったもの)だと思います。そんなに早く再発したりはしません。
放射線治療と抗がん剤はまったく異なる治療です。放射線治療は局所再発を予防するための治療で、かけた部位(今回の場合は乳房)にしか効果も副作用もありません。手術の補足のようなものです。副作用は皮膚の発赤や、放射線肺臓炎などです。抗がん剤は全身の再発を予防するための治療ですので効果も副作用も全身に及びます。主な副作用は嘔気、脱毛、骨髄抑制(白血球減少による発熱や感染など)、間質性肺炎などです。
詳細は担当医から説明があると思いますので疑問な点はその時にお聞き下さい。以上です。
お忙しい中返信ありがとうございました。
やはり、全摘放射線治療をするということは悪性だったと言うことなんですね。来週診察のとき、主治医に詳しく聞いてみようと思います。
乳管内乳頭腫の可能性が強いと言われ手術していた為、とてもショックをうけています。
放射線治療と抗がん剤のこともよくわかりました。ありがとうございました。
お忙しいなか返信ありがとうございました。
やはり、悪性だったと言うことですね。乳管内乳頭腫の可能性がつよいと言うことだったので、ショックをうけています。
来週主治医に詳しく話を聞こうと思います。
しこりのことも抗がん剤治療、放射線治療も詳しく教えてくださりありがとうございます。
よくわかりました。
>匿名さん
2回送っていただいたコメントは同じ方ですよね?トップページの注意事項にも書いてありますように、ときどき普通のコメントがスパムと認識されてしまうことがあるのです。
乳管内乳頭腫として手術をしてがんを合併していることはたまにあることです(約10%にがんを合併すると言われています)。その大部分は非浸潤がんという非常に早期のがんです。またそのしこり自体ががんだったとしても早期の可能性が高いと思いますからあまり悲観せずにきちんと説明を受けて下さい。
それではお大事に!
スパムの意味が分からず、2回書いてしまいました。申し訳ありませんでした。
また、スマホの調子も悪く、ご迷惑かけました。
乳管内乳頭腫でも癌を合併していることがあるのですね。
早期の可能性が高いとのことで、少しは安心したのですが。
主治医に詳しく聞いてみようと思います。
色々とありがとうございました。
>匿名さん
非浸潤がんだと良いですね。それではお大事に。
以前も投稿させてもらったことがあります。
色々読んで勉強させてもらっています。
以前は、妊娠中から片側一ヶ所の血液の分泌があり…という内容で、その後厳重な経過観察を続けています。妊娠中は3ヶ月に一度のエコーで、分泌物があるときは細胞診も…という感じです。
出産後も血液の分泌がたまにありましたがずっとではなく、母乳はしっかりと出ました。
出産後約2年が経過した頃に、やはり血液が出たので、主治医の先生がまだ授乳中でもあるけれど、一度マンモグラフィしてみようかといわれるので、しました。結果、石灰化はあるけれど、悪性を疑うものではないということで、結局は原因がわからぬままです。
たまに認める出血がストレスになっているのですが、先生はMRIしてもいいけど、あまり確定できるものではないから…と言われ、特に積極的に悪性を疑う所見はないから経過観察でいいと言われます。
この状況でなにかできることはないのでしょうか…。悪性であればいずれしこりになって触れてくるでしょう…という診断の先生にやや不信感を持ってしまっています。
つい一ヶ月ほど前に断乳したのですが、また出血があるようになっています。ちなみに出血はいつも同じ箇所で、血ではない時は黄色の透明の液です。これは4年ほど前から続いています。自然に出てくるわけではなく、圧迫すると出る状態です。
>あおばさん
一つの穴から血性分泌が持続する場合は、乳管内乳頭腫の可能性は十分にあります。乳管内乳頭腫の可能性があるということは非浸潤がんの可能性も完全には否定できないということです。
ただ症状が持続的ではなく、画像所見や分泌物の細胞診で異常がなければ経過観察をすることもあります。
現時点で考えられる方針としては、引き続き繰り返し分泌物の細胞診と超音波検査で慎重に経過を見る、超音波検査で病変を確認できない場合は、状況によってはMR検査まで行なってはっきりした病変がないかどうか確認しておく、ということです。疑わしい場合は、乳管造影や乳管内視鏡、そして乳管腺葉区域切除術まで考慮します。
いずれにしても短期間に大事になる可能性は低いとは思いますが、今の方針に納得できなければセカンドオピニオンを受けても良いとは思います。ただMR検査も提示されているわけですから、希望してみても良いのではないかと思いますよ。
それではお大事に!
ご返答ありがとうございます。
がんの可能性も否定できないのなら、今のうちに切除してもらってしまったほうが、分泌とまるならそのほうがすっきりしていいのではと悩んだりします。その前にMRI等の検査ということですね。
もう一度よく相談して見ようと思います。
ありがとうございました。
>あおばさん
そうですね。慌てずに担当医とよくご相談の上でお決め下さい。
それではお大事に。
何度もすみません。もうひとつお聞きしたいのですが。
まだ分泌は続いています。
圧迫すると出てくる状況ですが、色は褐色で量も以前より増えてるようです。授乳中は比較的症状が落ち着いていたので、また出血するようになって落ち込んでいます。
病院には行く予定ですが、まだ予約が先なのですが、急いで病院に行くべきでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが教えてください。
>あおばさん
前回も書きましたが、一刻も早くという状況ではないと思います(実際に検査結果を見ているわけではないので断定はできませんが…)。もしご心配ならその旨を話して受診を早めてみてはいかがですか?
ご丁寧なお返事をありがとうございます。
来週にでも受診してみます。何度も申し訳ありませんでした。また何かあれば相談させてください。
>あおばさん
了解しました。
それではお大事に!
初めまして。
27歳、女性です。
2年ほど前乳管内乳頭腫の診断を受け、経過観察をしておりましたが、血性の分泌物が悪化し、
乳頭の表面がびらんのようになっており、全体的に悪化が見受けられるため、昨日切除を進められました。
乳頭全体に広がっているようで、切除の場合、乳頭がなくなってしまうとのことで、困惑しております。
金曜日に改めて形成外科の先生ともお話しさせていただくのですが、切除の場合は、再建をする形になるとのことです。
やはりそのような選択肢しかないのでしょうか。
痛みもあり、出血もあるため、切除は仕方ないにしても、再建となると完治までも時間がかかりそうですし、何かほかに方法はないのかなと考えております。。
よろしくお願いいたします。
>匿名さん
はじめまして。
まず少し疑問があります。通常乳管内乳頭腫は乳頭にびらんをきたしませんが、乳頭の擦過細胞診は提出したのでしょうか?乳頭にびらんをきたす代表はPaget病です。これは非浸潤がんの特殊なタイプです。非浸潤がんは時に乳管内乳頭腫と鑑別が難しいことがありますのでこの可能性がないのかどうかを確認してみる方が良いと思います。私の経験上では乳管内乳頭腫で乳頭まで切除した症例はありません。もう一つ乳頭腫と鑑別が難しい乳頭に発生する腫瘍に乳頭部腺腫があります。これは増大すると乳頭がびらん状になります。
実際に画像を見ていませんのでなんとも言えませんが、単純な乳管内乳頭腫ではないような気がします。
いずれにしても最終的な診断は乳頭を含めた切除になると思いますが、切除する前に擦過細胞診やMRなどの検査で乳管内乳頭腫以外の疾患の可能性について追求できないかということを主治医に確認してみることをお勧めします。以上です。
はじめまして。海外在住の34才、
一歳半の赤ちゃんがいる者です。
約四ヶ月まえに断乳しました。
数週間前から、時々胸の奥にズキズキ、チクチクとした痛みがあり、今にも母乳が出てきそうな感じでしたので、しぼってみると、片方だけ
赤黒いような、茶色のような、血乳が出ました。
左は未だに白いミルクがでます。
その後すぐ生理がきて、胸の痛みは完全になくなりました。
海外におり、現地の診療所で触診を受けましたが、シコリは触れないとの事でした。
こわくてその後一度も絞ったりしていませんが、
どうやら自然に出てくる事はなさそうです。
こわくて精神的に参っています。
精密検査を近くうけますが、断乳後のこういった症状はどのような原因が考えられますか?
ご教示下さい。よろしくお願いします。
>ぶぶび さん
はじめまして。
授乳に関連したものなら、断乳後の乳管内の炎症による出血もあり得るかと思いますが、もちろん乳管内乳頭腫や乳がんの可能性を完全に否定できるものではありません。
海外では大変かと思いますが、やはり念のため一度きちんと検査を受けることをお勧めします。
悪いものでなければ良いですね。それではお大事に。
先生、早速お返事ありがとうございました。
3日ほど前に、エコーでみてもらいましたが、異常はないとのことでした。
また出血があるか絞ってみたら、もうでなかったので、細胞診や、分泌液の検査等はしてもらうことができませんでした。
私の住んでいる国では、40才以下のマンモグラフィー検査は行っていないため、してもらうことができません。
六月に日本に帰国予定で、その時にマンモグラフィーや、細胞診等を受けるのは、あと四ヶ月あるのでそれまで経過観察でよいと思われますか?
主治医には、大丈夫、異常はないとのことでしたが、数滴でも、茶褐色の分泌液が出たことに不安がぬぐい切れません。
乳頭種、乳癌の可能性をさらに打ち消すには、どの検査をすればよいでしょうか?
また、あと四ヶ月待ってからでも大丈夫ですか。
>ぶぶび さん
十分経験のある技師、または医師が見てエコーで異常がなく、分泌も停止しているのであれば経過観察でも良いと思います。もし追加して行なうとすればMRですが、MRで何か小さな異常があったとしてもエコーで見えなければそれ以上の診断は困難です(MRガイド下での生検が可能な施設があれば別ですが)。ですから慎重に経過観察という判断は間違っていないと思います。以上です。
はじめまして。
手術をする前にここにたどり着きたかった。と後悔している自分と、そうでない自分がいます。昨年8月に不正出血があり、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣のう胞、チョコレートのう胞、貧血、高血圧、そして、子宮けい部異型性が一度に見つかり、12月に、左右の卵巣を総合病院で摘出しました。ホルモンバランスの影響でか、乳輪にかゆみが生じ、膿が出たり乳輪が変形してしまい、乳腺パジェット病ではないかと不安になり、フォローアップ中でしたので、婦人科の先生に訪ねたのですが、異常なし。しかし、やはり気になっていたので、セカンドオピニオンとして、少し小さめの乳腺外科を受診しました。
マンモは2年に1度今年8月が2年目です。
昨年8月の不正出血の際、気になるので、超音波で見てもらったのですが、異常なし。
2月24日,検診を兼ねてマンモをとってもらったら5ミリほどの影があり、超音波でさらに詳しく検査をしました。液体は黒く映るがあなたのは白っぽく、形がまるい、そしてギザギザしている。悪性だと思う。と私は、がんですか?と尋ねると、たぶんそうだと思う。
がんではなかったものの2カ月前に全身麻酔で、手術をしたばかりだったので、気分はかなり落ち込みましたが、早く見つかってよかった。とも思いました。がんならがんで、出来れば早く切ってしまいたい。そう思い、お願いしました。市内では、いちばん大きな病院で、2か月前に手術をしたことを伝えると、では、これから手術をしましょう。ということで局部麻酔でがんの摘出手術を行いました。終わったよと。そして言われた言葉が、99.9%癌じゃない。でした。嬉しかった半面、がんを前提の手術だったので、果たしてこれでよかったのか。わずか5ミリの良性の腫瘍だったのですが、5センチの傷ができ、臓器もごっそりえぐり取られて胸の形がいびつになってしまいました。もう、仕方がないと、あきらめるしかないのでしょうか、少しは、元に戻るのでしょうか。場違い質問でもうしわけありません。
>匿名さん
はじめまして。
実際に画像を見ていないのでどの程度悪性を疑う所見だったのかわかりませんが…。切除生検をする前に細胞診や針生検はしなかったのでしょうか?大きさや部位によっては穿刺が困難な場合はありえますのでそういうケースだったのかもしれませんね。
一般的には画像で悪性を疑った場合は、まずは細胞診か針生検を行ないます。その上で確定診断がつかない場合に切除生検を行ないます。このような順序を経たけれど、結果的に良性だったということはあり得ます。ですから、もし細胞診や針生検が困難な状況があって、画像的に悪性の可能性が高いと判断して切除生検した結果、良性だったということは必ずしも間違った診断方針だったとは言えません。ただその可能性(良性ということもあり得ること)を事前に説明しておく必要はあると思います。私が言えるのはこのくらいです。なお、トップページの注意事項をご一読いただければ幸いです。それではお大事に。
すみませんでした。
はじめまして。kama(48歳)です。
こちらで、いろいろ勉強させていただいております。
血性分泌について、わからないことがあるので質問させてください。
がん検診の際のマンモグラフィーで血性分泌があり、要検査になりました。
今後のことも考え、ネットで全国の乳癌手術実績をランキングで調べたところ、
比較的近所に病院があったので、紹介していただきました。
マンモとエコーでは疑わしい腫瘤が認められず、分泌液の細胞診は「良性」とのこと、
しかし超早期癌の可能性は否定できないので、3か月後にもう一度エコーで確認しましょう、とのことでした。
モヤモヤした気持ちでの経過観察でしたが、
その3か月後の診察が今月末にあるので、今後の診療方針を含めて、主治医にいろいろ確認したいと
思っています。
お伺いしたいのは、「乳腺症による血性分泌について」です。
ネットでは、乳腺症による血性の分泌はある、ない、両方の記述があります。
あっても%は低いようですが……。
実際には、乳腺症による乳腺の炎症などで、血性の分泌が出ることはありますか?
その場合は、他の原因による分泌と形状、色は違って、特徴的なものなのでしょうか?
(私の場合は茶褐色のコーヒーのような色です。ごく少量ですがティッシュにとるととてもうすい茶色です)
分泌のあった右側の乳房ですが、ひとつの孔からの茶褐色の分泌と同時に、別の孔からはミルクのような白い
分泌がありました。(どちらも分泌液のスライドでとる細胞診にだして良性といわれました)
また、反対側の乳房がはったような痛みが時々あるので、更年期の乳腺症にはカフェインをやめると良いと聞いたので、カフェインをやめたところ痛みは軽減しました。
閉経前の更年期なので、多少の痛みやはりはあるものだと気にしていませんでしたが、分泌とも関係があるのか、少し気になっています。
ですが、仮に「乳腺症」による分泌だったとしても、さまざまな検査、生検などを経て、
乳癌や乳頭腫などが否定された場合に、はじめて診断されるものなのでしょうか?
エコーやマンモからだけでは難しいものですか?
質問ばかりになってしまいましたが、ネットなどで調べてもやもやとした疑問ばかりが
出てきてしまいます。
主治医に質問することを自分なりに整理、理解したいと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
>kamakamaさん
はじめまして。
まず血性乳頭分泌をきたす原因としてもっとも多いのは乳管内乳頭腫です。その次に乳がん(非浸潤がんが最多)、そして頻度は低いですが、その他として乳腺症(乳管乳頭腫症…末梢に多発する茎のない小さな乳頭腫)や乳腺炎、乳管拡張症などがあります。なぜ乳腺症による血性乳頭分泌をそこまで気になさるのかはわかりませんが、最終診断は切除した標本内に乳がんも乳管内乳頭腫も存在せず、乳管乳頭腫症のみがある場合に乳腺症による分泌と診断されるのだと思います。私自身が血性分泌で手術した患者さんで、乳がん、乳管内乳頭腫以外の診断になった症例は経験がありません。ただ、経過観察中に出血が止まり、そのまま長年にわたって分泌が停止してしまった症例はいますので、それらがそうだった可能性はあります。
また、分泌物の性状だけで、これらの鑑別は困難です(細胞診で腫瘍細胞が認められた場合は診断できる場合がありますが)。がんであっても薄黄色のことがありますし、乳管内乳頭腫でもどす黒かったり真っ赤だったりすることも多いですので。
以上からおわかりのように分泌物の性状だけでは乳腺症による分泌であるという診断はできません。分泌物中のCEAが良悪の参考になることもありますが、あくまでも参考です。また画像検査で明らかな腫瘍が確認できればそれを細胞診や組織診を行なえばある程度の診断は可能ですが(確定診断は組織診でも難しいことはあります)、描出できない場合は、がん、乳管内乳頭腫、その他の疾患(乳腺症も含めて)の鑑別はできません。MRが参考になる場合もありますが、微小な乳管内乳頭腫であれば乳腺症と区別がつかないことはあります。
最終的には、乳管腺葉区域切除術という手術を行なわないと診断がつかないことはよくありますが、そこまでやる必要があるかどうかは血性分泌が持続するか、量が多いかどうか、などを総合的に考えて判断します。以上です。
お忙しい中、早速のご回答、ありがとうございます。
先生に解説していただいて、分泌物の性状だけでは乳腺症による分泌かどうか鑑別は困難であること、
また私のように画像で明らかな腫瘤が描出できない場合は、最終的な切除手術をしないかぎり、
がんや乳管内乳頭腫を含めて鑑別が難しいということが、あらためてよくわかりました。
(あわよくば、分泌物の特徴などから良性の診断がつけば嬉しいという気持ちがあったのですが……やはりムリですね)
前回の診察の際、「3か月後の画像の変化、それから分泌が持続しているかどうかを確認したい」
と主治医がおっしゃっていたのですが、
「最終的に切除手術の必要性があるかどうか」も含んでのお話だったということも理解できました。
今後のことを、次回の診察で主治医によく確認しようと思います。
先生、ありがとうございました。
※なぜか、表示されるとおかしな改行になってしまうようです。すみません。
>kamakamaさん
主治医の先生は慎重に経過をみてくれると思いますよ。ただ、もし経過観察中に分泌量が増えるようでしたら少し早めに受診されることをお勧めします。
それではお大事に!
初めまして。
色々とコメントを読ませて頂きました。
私は今日の超音波検査で、「おそらく乳管内乳頭腫と思う」と言われたのですが、その先生は、去年と変わってないので、次回の検診は1年後で良いと言われました。
今までもそれらしいものがあったそうなのですが、大きくなってないので・・・ということです。
(その病院には12年ほど前から定期検診でかかっています。他に嚢胞もあるということですが、今までずっと1年に一回でいいと言われてました。)
その場では「乳管内乳頭腫」というものが何かよく分からず帰ってきたのですが、こちらにコメントされている方は、たいてい検診は3~6ヶ月後と言われていますよね。
それに摘出して病理検査なども行ってみえますよね。
乳管内乳頭腫である場合、もっと検査をしたりするのではないですか?
分泌物はないのですが、分泌物を伴わないものもあるそうですね。
他の病院にかかるべきでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。
>にけ猫さん
はじめまして。
おそらく1年前から変化がないので1年後で良いとおっしゃったのだと思います。その判断は間違いではないと思いますが、実際に画像を見ていないのでなんとも言えません。私の患者さんでもしばらく経過観察をして(最初は短期間のフォローをしますが)ずっと不変なら1年ごとになるケースもあります。
もしご心配でしたら、セカンドオピニオンを受けても良いかと思いますが、まずは1年フォローで良いと考えた理由を聞いてみてはいかがですか?
お世話になります。6月に相談させていただいたkamaです。
その節は丁寧なご回答、ありがとうございました。
血性分泌でエコー、マンモで腫瘤が確認できず、3カ月の経過観察になっていたのですが、
3ヶ月後の診察で「エコーで2ミリほどの黒いかげ」が見つかり、
「病変があるかを確認したいので」ということでMRIを撮り、その日のうちに再エコーし、
その場で急きょ針生検になりました。
MRIには3~4ミリの白いものがうつっており、エコーの画像と一致するとのこと。
主治医の説明では「嚢胞内腫瘍で、それが分泌の原因だと思う」ということでした。
はっきりとは言われませんでしたが、先生の口調から悪性と考えていらっしゃるのかなという印象でした。
そこで、針生検を終えてから、初めて「嚢胞」について調べたのですが、
「嚢胞内腫瘍」の場合、針生検(バネ式)をすると、癌細胞が散ってしまう?ということが
書いてあり、とても心配になってきました。
一方、針生検での癌細胞の拡散、残留は自然消滅する、という記載もありますが……。
実は、私はリウマチの疾患があるため、(もちろん可能であればですが)放射線は避けたいと思っています。
温存手術が可能だった場合、さらに「放射線治療なし」が選択できる場合、
この針生検によって再発のリスクは高くなるということがあるでしょうか?
また、針生検では嚢胞内腫瘍の良・悪性の診断は難しいということも書いてあったのですが、
はっきりとした診断が出た場合(良性でも悪性でも)、それを確定診断としてよいのでしょうか?
お返事ありがとうございます。
そうですね。もう一度、1年に一回でよい理由を尋ねてみます。
その上で、セカンドオピニオンを受けてみようと思います。
お医者様の説明があまり詳しくなかったので、不安です。
>kamakama さん
まずエコーでもMRでも3㎜前後の腫瘤を画像で良悪の判定をすることは困難です。針生検で確定診断がつく場合もありますが、難しいこともあります。このあたりは経験のある病理医であれば針生検で確定診断として良いかどうか判断してくれると思いますが、そもそも3㎜の腫瘤の針生検で十分な組織が採取できるかどうかわかりません。もし判断がつかなければ、まずは切除生検(部分切除も含めた)を行なうことになります。
次に針穴のことについてですが、ここでも以前に投稿しましたが、細胞診や針生検のルートにがん細胞が播種することはあります。実際に切除標本を詳細に病理検索すると時に播種したがん細胞を確認できることがありますし(その全てが生き残って増殖するとはかぎりませんが)、針穴から再発した症例も報告はあります。ですから、乳房全摘の際には針穴とそのルートは切除乳腺と一緒に切除するようにしています。温存術の場合もできるだけ針穴とルートも一緒に切除するようにしていますが、仮に切除できなくても”放射線治療を行なえば”ほとんどは制御可能だと思います。kamakama さんが非照射の温存術を希望されるのでしたら(それが可能かどうかは主治医の判断によります)、針穴とルートは切除するようにしてもらった方が良いと思います。以上です。
>にけ猫 さん
受診時に疑問に思うことはきちんと聞いて下さいね。
それではお大事に!
kamakamaです。
いつも、丁寧なご回答をありがとうございます。
針生検で確定診断が出るかわかりませんが、鑑別不能やグレーだった場合は切除生検になるのですね。
心づもりをして診察を受けたいと思います。
また、針生検によるリスクに関してもよく理解できました。
(嚢胞について事前に調べていれば、よかったのですが)
どのような手術、治療法になるのかまだ全くわかりませんが、針穴とルートの切除についても主治医と
相談するようにします。
また、ご報告させてください。
ありがとうございました。
>kamakama さん
良い結果であることをお祈りいたします。
それではお大事に!
はじめまして。
27歳女性です。
去年末に乳管内乳頭腫と診断され、針生検の結果は良性でしたが不安だった為、1週間前に腫瘤摘出術をうけたものです。
去年からずっと不安で、このサイトに辿り着き読ませていただいてました。ありがとうございます。
術後の不安点があるので相談させて下さい。
術後すぐは痛みは痛み止めを飲んだりして耐えれるほどの痛み(筋肉痛のような)でしたが、乳輪部の下あたりに内出血が広がっており胸も全体的に腫れてました。腫れは2〜3日でだいぶ引いきましたが内出血は今もまだ残ってるのと胸全体的に黄色っぽくなってます。
術後その状態を見た時は少し驚き、綺麗に治るか心配でしたがみんなそうなんだろうと思ってました。
ですが、やはり不安でネットなどで検索してもあまり術後に内出血してる様子の方がおらず気になってます。
今日で術後1週間だったので抜糸に行ってきました。
その際先生に内出血はふつうにおこるものなのか尋ねたところ、「ちゃんと止血はしたんだがたまにそれでも内出血してしまう人がいる。なるべくしないようにはしてるんだけどね。乳癌の患者さんで手術した人でだいたい2〜3%でなる人がいる。すみません。ただ綺麗に治りますから心配はいりません。」と言われました。
2〜3%って少ないじゃん。なんで私は内出血したんだろ。手術が下手だったのかな。失敗したのかな。あたしは出産も未経験ですが、いずれ授乳する際に乳管が傷ついてたり何か支障がでたりしないかなと内出血があったことで色々不安になり、ただその場で面と向かって先生には直接聞けずもやもやするので投稿させていただきました。
忙しいと思いますが返事いただけたら嬉しいです。
ちなみに、手術を受けた乳腺外科は腕が良いと評判でとても感じの良い病院です。
>匿名さん
初めまして。
内出血をすると治ってくる過程の中で内出血部の尾側(重力の関係で下に移動します)が黄色っぽくなります。実際に診察していませんのであくまでも推測ですが、腫れが引いたのであれば内出血の跡自体は治癒過程ですので全く心配ないと思います。
また、内出血をしたら失敗だと言われると我々外科医は手術できません。十分止血したつもりでもあとで小血管から出血することは一定の確率で起こりうるのです。それは十分経験を積んだ外科医でも起こり得ます。
ちなみに内出血と乳管の損傷は関係ありません。内出血は一度止血された血管から再度出血することが原因なのです。
以上です。それではお大事に。
こんばんは。
忙しい中、すぐのお返事ありがとうございます。
おかげで不安でいっぱいだった気持ちが落ち着き安心することができました。
長い目で傷跡と向き合っていきたいと思います。
後もう一つ気になることがあり、乳首の陥没についてなんですが20歳の時くらいから左の乳首が陥没していてひっぱるとでてはくるんですがずっと見た目の問題ですが気になってました。今回しこりが見つかった時にその話もしたら、もしかしたら乳管の中にあるしこりのせいかもしれないけど分からないと言われました。しこりをとった今、まだ陥没したままですがこれからの治癒過程の中で治る見込みなどはあるのでしょうか?もし陥没がしこりのせいであれば、しこりをとれば戻ることもあるのかなと少し期待していた自分がいて、、ただ術後の傷と共にもっとめり込んでいる気がして気になってます。
>匿名さん
乳頭の陥凹はおそらく腫瘍とは無関係でしょう。
持続するなら形成外科医に相談するのも良いかと思います。ただ手術による授乳への影響はゼロではありませんし、刺激で出て来るなら授乳には問題ないかもしれませんので経過を見ても良いとは思います。以上です。
こんにちは。4月1日に内出血について相談させていただいたものです。
陥没についても返信いただきありがとうございました。
やはり胸のぱんぱんの張りと色がどんどん悪化していき不安だった為今日診てもらった所皮下出血しているとのことでした。
麻酔をし、溜まってる水?血?を抜いてもらって少し張っていたのが和らぎました。
まだ不安はありますが焦らず経過を見ていきます。
ありがとうございました。
>匿名さん
そうでしたか。
また腫れてくるようでしたら再度受診してくださいね。それではお大事に!
授乳をやめてから2年が経過しておりますが、
両側の分泌が継続してるため先日、個人病院の乳腺外科に行ってきました。分泌は絞れば出ます。1か月に一度位、下着に微量につくこともあります。
分泌は左が4~5か所で茶色、黄色。右は2か所薄い黄色だったり白色だったり様々です。
左の分泌物を水に入れて細胞診した結果、血液が混じっていてクラスⅡの判定でした。
超音波、マンモグラフィーともに大きな異常はみあたらず。
左側乳房に乳管の拡張、良性の石灰化がありました。
私の主治医は、緊急性はなく半年後の経過観察でよいとのことでしたが、
私がどうしても気になるのであれば大学病院などに紹介状を書いてあげると言われ迷っております。
①多孔性で血液が混じっていた場合、がんの可能性が高くなるのでしょうか。
②私の症状では乳管造影はしてもらえますか。
以上、よろしくお願いします。
>匿名さん
はじめまして。
まず、多孔性であることは一般的には乳腺症や授乳の残りなどの良性を疑う所見です。単孔性で血性の場合は乳管内乳頭腫や乳がんを疑います。
匿名さんの場合は授乳後の残りでも乳腺症でもありうると思いますが、基本的にベースにあるのは良性の分泌だと思います。ただ、その中の一つにもし持続性に血性分泌が見られるのでしたら乳管内乳頭腫や乳がんが合併している可能性は否定できません。その孔に対して乳管造影を行う意義はないわけではありませんが、私なら先にMRを行います。MRで疑わしい病変があるかどうかを確認した上で乳管造影(場合によっては乳管内視鏡)、乳管腺葉区域切除術まで行うかどうかを判断します。
ただ、マンモグラフィや超音波検査で全く異常がなく、分泌物の細胞診で乳頭状の上皮細胞が確認できないような場合は経過をみる場合もあります。その場合も血性分泌量が多く、下着が汚れるような場合は切除も考慮します。
少なくとも超音波検査で確認できるサイズの腫瘍がないのでしたら、経過観察は妥当な判断かとは思います(画像を見ていませんのであくまでも一般論であることをご理解ください)。この場合、2−3ヶ月で急変することは考えにくいです。以上です。
初めまして、こんにちは。
乳癌の切除方法について、質問です。
温存手術の際に乳輪に沿って切るパターンがあるそうですが、そうできない場合とは、どんな時でしょうか?
やはり、乳輪から腫瘍が離れている場合は難しいのでしょうか?
>匿名さん
初めまして。
乳房温存術の切開線の置き方は施設によって異なりますし、もちろん腫瘤の位置によっても異なります。
ちなみに私の施設で乳がんと診断されている患者さんに対する乳房温存術で傍乳論切開で行うことは稀です。
がんの場合は腫瘤から最低でも1cmは離さなければなりませんので、仮に乳輪直下の限局した1cmの腫瘤だとしても3cmの乳腺を切除することになります。2cmなら4cmです。乳管内進展が疑われる場合はもっと広く切除しなければなりません。その部分の穴は周囲の乳腺を剥離して寄せるのですが、傍乳輪切開だとなかなかやりづらいということが理由の1つです。やってできないことはないのですが、やはり腫瘤の大きさと位置によります。
以上です。
こんにちは。以前こちらでご相談させていただいた28歳女性です。
一年前に乳管内乳頭腫という診断を受け針生検の結果は良性でしたが、自分自身が不安な為腫瘤摘出術を受けました。
昨日一年経った為乳がん検診に行きエコーをしていただいたのですが、手術した所のすぐ近くにまた腫瘤ができてると言われました。(乳管内に白い8mmくらいの腫瘤がありました。)
先生はおそらくまた良性の乳管内乳頭腫ではないかと思うと言っていたのですが、一年たりとでまた同じようなものができることはあるものでしょうか?昨日そのまま針生検をして今は結果待ちですが、癌なのでは、、ととても不安でたまりません。
不安を取り除く為に手術をしたのにまたできていたことがショックなのと、もしまた良性だったとしても再度手術した方が良いのか、あるいは次は経過観察をするべきなのかも含めてお返事いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
>匿名さん
乳管内乳頭腫が多発することは珍しくありません。また乳管内乳頭腫にがんが合併することも約10%ほどありますのでがんでないとも言えません。私は画像も病理も見ていませんので申し訳ありませんが安易なコメントは控えさせてください。検査もしたわけですのでその結果を踏まえて主治医とよくご相談ください。
性別:女性、年齢:57歳
既婚、出産経験あり
初めて投稿します。
細胞診の判定が悪性
組織診が乳管内乳頭腫
との診断で、乳管内乳頭腫の摘出手術を受けるかどうか迷っています。
このサイトの投稿を読ませて頂いて、良悪の鑑別が難しいことはなんとなくわかりました。
医師は、摘出手術を受けるか、経過観察か、どちらの選択もあるとのことです。
何かアドヴァイスを頂ければと考え、投稿しました。
よろしくお願い致します。
尚、乳頭分泌はありません。
詳細の経緯は以下の通りです。
2018/11/28、人間ドック
・視触診検査:右腫瘤疑い
・超音波検査:右低エコー減、両内部エコー不均一
2018/12/14、乳腺外科
・超音波検査
・マンモグラフィ
・細胞診
判定:悪性
推定組織型:Ductal carcinoma
所見・コメント:標本上、二相性を伴わない大型でN/C比の高い乳管上皮細胞の集塊を認めます。それらの細胞は核の大小不同、不規則重積性を認めます。以上の所見から悪性細胞を考えます。Ductal carcinomaを推定します。
ductal carcinoma in situ
2019/1/4、乳腺外科
・組織診
病理診断:Intraductal papilloma of the right breast
病理所見:3本の生検組織の内、2本は著変のない乳腺組織ですが、1本の乳腺組織に2箇所乳管内乳頭状病変の一部を認めます。増生する細胞は核型がさまざまで、核の大小不同を伴います。免疫組織学的にp63で標識される筋上皮細胞を有しており、CK5/6はモザイク状の発現で、乳管内乳頭腫と考えます。
No evidence of malignancy
2019/1/23、乳腺外科
・造影乳房MRI
BPE (background parenchymal enhancement)はminimalです。
右乳房外側上方C領域皮下5mmに数mmの淡い濃染が見られます。T2強調像にては不明瞭ですが、拡散強調画像にては高信号を示します。サイズ小さくfocus病変と考えられます。早期濃染が特に強いとは言えませんが、拡散強調画像にては高信号を示すため、BIRADSカテゴリー4aと考えます。
右乳房外側上方C領域皮下1cmに数mm大の淡い濃染が見られます。またその後方にも小さな濃染が見られます。いずれもT2強調像、拡散強調画像では不明瞭です。サイズ小さくfocus病変と考えられ、早期濃染が特に強いとは言えません。BIRADSカテゴリー3と考えます。
他には両乳房に明らかな異常濃染は指摘できません。両側腋窩リンパ節腫大は指摘出来ません。
右乳房C領域focus病変: BIRADSカテゴリー4a
右乳房C領域focus病変: BIRADSカテゴリー3
>匿名さん
初めまして。
実際に画像も細胞診、組織診も見ていませんのであくまでも一般論でお答えいたします。
本文にもあると思いますが、乳管内乳頭腫と非浸潤がんの鑑別は、細胞診はもちろん組織診でも難しいことはよくあります。稀に術前診断が覆る場合もあります。
ですから、組織で良性と判断されても、細胞診が強く悪性を疑うのであれば、私ならやはり切除をお勧めします。
以上です。
昨日アドバイスをお願いした者です。
早速のコメントありがとうございました。
やはり、切除して調べてもらう方がいつまでも不安を抱えるよりいいですね。 次回診察が3月末なので主治医と話を進めていきます。
初めまして。
不安に思っていることがあり、コメントをさせていただきます。どうか宜しくお願い致します。
去年、分泌液としこりでがあり、針検査で乳管内乳頭腫と診断がつきました。
来週の火曜日に手術を控えています。
病院からは、術式などの説明がなく、昨日保険会社より、術式がわからないと、保険対象かわからないので、病院に問い合わせるように言われ、聞くと
乳腺腺葉区域切除 と言われました。
ネットや本でよく目にするのは、乳管腺葉区域切除のほうです。
乳腺腺葉区域切除と、乳管腺葉区域切除の違いを教えてください。
どうか宜しくお願いいたします。
>匿名さん
初めまして。
Microdochectomyの和訳は一般的に”乳管腺葉区域切除術”であり、乳腺腺葉区域切除術という表現は聞いたことがありませんでした。もちろん乳腺腺葉区域切除術という別の術式があるわけではありません。調べてみましたところ、某大学病院のご高名な先生が”乳腺腺葉区域切除術”と表現していたようですので、その流れを組む医師が匿名さんの担当医だったのかもしれません。
どちらが正しいのかは断言できませんが、私の認識では、”乳管腺葉区域切除術”と表現することが圧倒的に多いと思っています。
以上です。
お返事ありがとうございました。
看護師さんに聞いてもらい看護師さんから返事をもらいましたので、もしかすると聞き間違いなどがあるかもしれません。
ネットで検索すると、私も一件だけ某有名大学の方が2014年に学会で発表されているものを見ました。
私の主治医は現在は福岡で、これまでも広島と福岡の勤務のみみたいですので、私の推測ですが、某大学病院の先生とは、面識はないような気がします。
一般的な質問ですが、、先生の病院などでは、手術の術式などは患者に伝えますでしょうか?
また、手術まで病院にいくことがなく、先日も電話で術式を訪ねましたが、もういちど電話で術式を確認しても、いいものなのでしょうか。
不躾な質問ばかりで、すみません。
どうか宜しくお願いいたします。
>匿名さん
術式をもう一度確認するのは構わないと思います。もちろん私は術式についてきちんと患者さんに伝えますし、実際問題として術式を伝えずに手術を勧めることなど現在は困難です。
なお保険会社に提出する入院証明書は、病名が確定していない場合は、退院後病理結果が出てからまとめて請求する方が効率的だと思います。
それではお大事に!
初めまして。
コロナ禍の診療で日々お忙しいところ申し訳ありません。大変勉強になります。
ご相談させて頂きたく、コメントを失礼致します。
33歳、乳管内乳頭腫と診断されました。乳頭近くの恐らく同一乳管内に、2cm.1cmの2箇所あり、針生検で確定済みです。
末梢性、多発、病理組織で異型乳管過形成を認める場合、乳癌の発症率が高いことを知りました。
私の場合、中枢性ですが、2箇所であり多発に含まれるかは分からず、針生検では異型乳管過形成を認めませんが、実際摘出していないので分かりません。
乳管腺葉区域切除を施行して頂こうと思っていました。しかし過剰医療だと思いますが、将来の癌発症の不安が強いため自費での全摘も検討しております。
乳管腺葉区域切除を施行して頂ければ、そこまで心配しなくても良いのでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
>匿名さん
初めまして。
もうこのブログは休止状態なのですが、内容を拝見して驚いたのでお答え致します。
まず、乳房全摘はやめましょう。あまりに過剰診療です。おそらく主治医の先生も同意はしないと思います。乳管腺葉区域切除を受けた乳管内乳頭腫の患者様を何人も見ていますが、手遅れになるような乳癌を発症した患者様はいませんし、乳管内乳頭腫はそこまでのリスクはありません。
ただ針生検はごく稀に非浸潤がんと区別が困難な場合がありますので乳管腺葉区域切除術で確認するのはありうると思います。
主治医の先生とよくご相談の上でご判断ください。
お忙しいところ、またブログが休止状態にも関わらず、早々にお返事をいただきまして、ありがとうございます。
好発年齢に合致するとはいえ、発症が早いため不安が強く、全摘に固執していましたが、考えが飛躍しすぎていることを再確認しました。
乳管腺葉区域切除後の乳癌の方で手遅れの方がいらっしゃらないとお聞きでき、少し安心しました。
先生の的確なそして温かいメッセージに救われました。先生は、患者様の身体だけでなく心も救われていると思います。
どうぞご自愛してお過ごし下さい。
本当にありがとうございました。
>匿名さん
少しでもお役に立てたのでしたら良かったです。
それではお大事に!
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