2010年6月7日月曜日

乳がん体験者コーディネーター


NPO法人キャンサーネットジャパンから、”BEC乳がん体験者コーディネーター養成講座第6期生募集・実施要綱”という資料が送られてきました(写真)。

これは2007年6月に閣議決定された「がん対策基本計画」を受けて、同NPO法人が主に乳がんの治療を受けた患者さん(またはご家族)を対象に、がんに対する一般的な知識、医療情報、最新情報にアクセスするスキルを身につけるために行なってきた講座です。ここで身につけた知識を患者会活動や患者相談支援などに活かして欲しいということです。また、対象者は患者さんやご家族に限定したものではなく、広く門戸を開放しているようです。製薬会社関係の方やジャーナリストなども受講しているとのことです。

講座は前期と後期に分かれています。
前期はインターネットを用いた20コマの講義の視聴とレポート提出からなり、修了試験に合格すると修了証が発行されます。前期修了者を対象とした後期は全体講義とケーススタディ・ロールプレイ、全体発表のプログラムからなり、これらを終了すると、キャンサーネットジャパンが認める「乳がん体験者コーディネーター」として認定されるそうです。

受講料は、前期が80000円(H22.7.31まで。それ以降H22.10.31までは90000円)、後期が60000円とけっこう高いです(5名以上の申し込みで優遇制度あり)。この資格を維持するためには3年ごとの更新があり、セミナーやイベント、学会参加などによるポイントが必要ですし、更新料(15000円)もかかります。また国家資格ではありませんので、就職に役立つとは限りません。

なかなか敷居が高い講座ですが、内容としては受講する意義はあると思いますので一応、情報としてブログにアップすることにしました。おそらく全国の乳腺専門医あてに同じ資料が送付されていると思いますので、興味がある方は主治医が専門医であれば主治医にお聞きになってみて下さい。また、パソコンでも情報は見れますのでご参照ください(http://cancernet.jp/bec.html)。

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