2010年7月2日金曜日

学会参加とチーム医療

先週(6/24-25)、ようやく乳癌学会総会が終わったと思ったら、10/9の乳癌学会地方会(札幌)の締め切りが今日、そして乳癌検診学会総会(福岡)の締め切りが7/13…。

今週に入ってからあわてて二つの演題申し込みの準備をしていました。そして準備期間4日間で地方会の抄録を昨日の夜に提出し、今日から乳癌検診学会の準備に入りました。検診学会は技師さんに発表してもらおうと思っていますが、時間がないので下準備を手伝っています。

私の病院では、医師は年2回(発表し論文化すれば3回まで)公費で学会参加できます。しかし技師さんや看護師さんたちにはそのような規定はなく、技師や看護師全体で年間に与えられた予算と自分たちの会費の範囲内で交代で学会に参加しています。もちろん発表する人が優先ですが、予算を超えたり連続して発表する場合には、やむを得ず私費で参加せざるを得ないのが現状です。

私はもうずいぶん前から技師さんたちの全国学会の参加や発表を後押ししてきましたが、この予算の壁によってなかなか困難な面がありました。それでも検診学会にはここ数年、連続で演題を複数発表してきており、ようやく軌道に乗ってきたところです。せっかく意欲があるのですから、なんとか金銭的にもバックアップできないものかと考え、学会発表をする技師さんや看護師さんたちに公費の補助を拡充するよう、近いうちに病院の管理部に働きかけるつもりです。

医療は医師だけで行なえるものではありません。正しい診断・治療のためには、技師さんたちや看護師さんたちの知識と技量の向上が不可欠です。乳腺チームのさらなる進歩のためにも学会参加の予算拡充、頑張りたいと思います!

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