2010年7月30日金曜日

第7回 With You 北海道~あなたとブレストケアを考える会~


初回からこの取り組みに関わってきて、もう今年で7回目になります。患者さんとご家族、そして医療従事者が集まって勉強したり、悩みを話し合う場として年1回行なってきました。毎年、私の病院の患者さん、職員も多数参加しています。

概要は以下の通りです。

日時:2010年8月28日(土)
場所:札幌医科大学研究棟1階 大講堂
テーマ:『コミュニケーション~目を見て話し合うこと・・・それは未来がひらけること~』
対象:乳がん患者さんとご家族、乳がん関連の専門家、医療関係者
主な内容:
講演1  「乳がん患者とコミュニケーション」保坂 隆先生(東海大学医学部 精神医学 教授)
講演2  「実際の上手なコミュニケーション」堺 なおこさん(フリーアナウンサー)
講演3  「乳がんの方が利用できる社会保障制度、乳がん診療における医療費」高橋 由美子さん(札幌医科大学看護部 師長)
参加者グループワーク 

今まであまり疑問も感じずに参加してきましたが、どうやらかの有名な腫瘍内科のW先生はこういう集まりはお嫌いなようです(ブログに書いてありました)。たしかにW先生がおっしゃる通り、グループワークと言っても結局、患者さんから医師への医療相談(画像のないセカンドオピニオン?)のようになってしまうことも多いのです。ですから「中途半端な患者会議」とおっしゃる意味は理解できます。患者さんとの医療相談は本来医師と患者さんが1対1で話し合うべきものだからです。

なるべくそうならないようにと、私たち医療従事者がファシリテーターとしてなんとか患者さん同士の会話に戻そうとするのですが、今まではなかなかうまくいきませんでした。ですから今年はうまくグループワークが進行するように、ファシリテーターの学習会を行なってくれることになりました(残念ながら私は所用で参加できませんが…)。

W先生がおっしゃるような問題はあるかもしれませんが、通常の市民公開講座よりは、患者さんと医療従事者の距離は近いと思いますし、患者さん同士が知り合いになったり、さまざまな運動のきっかけづくりの機会にもなります。ですから、この会の存在意義は十分にあると私は思っています。

参加ご希望の方は、実行委員のいる病院の外科外来で申込書付きのパンフレット(写真)をもらうか、札幌医大のHP(http://web.sapmed.ac.jp/jp/news/event/03bqho0000001ph8.html)をご覧下さい。

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