2012年2月1日水曜日

ワクチン接種後の非典型的インフルエンザ

ついにやってしまいました…。十分に注意していたはずなのに昨日A型インフルエンザと診断され、いま自宅療養中です(泣)

今回の経過は非典型的でした。昨日診断されるまでに37℃以上の発熱はまったく認めず、関連病院の外来診察時に看護師さんに念のためにと勧められて検査したところ陽性と判明したのです。検査しなければインフルエンザだとはわからなかったかもしれません(検査指示を出してくれたN先生も絶対インフルエンザではないと結果が出るまで思っていたようです)。

インフルエンザワクチンを接種していた場合にはこのような経過をたどる場合もありますので参考までに書いておきます。

1/27 手術前から腰痛があったが持病の腰痛と判断。なんとなく倦怠感があるも発熱(-)。
1/28 朝から咳が出てきたため、札幌駅でマスクを購入。徐々に喉の痛がゆさ、倦怠感、関節痛、軽い悪寒が出現するも熱はなかった模様。だるかったが横浜でのBreast Cancer UP-TO-DATE Meetingに参加。
1/29 食欲なくホテルの朝食は食べずに帰路につく。機内で左耳の抜けが悪く耳痛出現。倦怠感強く、帰宅後に寝ようと思っていたが、あまりに雪が積もっていたたため1時間かけて除雪(泣)。やはり発熱は(-)。咳と頭痛が悪化。
1/30 倦怠感強く、咳は少し出ていたがやはり発熱はないのでマスク着用で通常通り勤務。夜から鼻水出現。
1/31 朝3時ころ左頬の強い痛みと鼻閉感で目覚める。アイスノンで冷却し鎮痛剤内服。ほとんど眠れないまま出勤。鼻水が悪化。体温は36.4℃だったが、他科のDrにもインフルエンザが出たからと検査を勧められ施行。インフルエンザA陽性!!にて外来を中断し隔離(泣)。タミフルを処方され帰宅。自宅でも隔離され布団にくるまっていたが悪寒がなかなかおさまらず。体温36.6℃。さらにもう1枚掛け布団と毛布をかけてようやく悪寒がおさまり少し寝たところ、ようやく37.7℃に上昇(布団蒸し状態の影響もある)。
2/1  鼻水と左頬の痛みは軽減。発熱なし。頭痛が続くも昨日よりはかなり倦怠感が軽減して現在に至る。

普通インフルエンザの場合は、上気道症状(咳、鼻水、咽頭痛)が出てから間もなく高熱(多くは38℃台後半から39℃台)が出るものですが、私の場合はおそらく発症は1/27または1/28でしたのでほとんど熱が出ないままインフルエンザとわかった非典型的なケースです。やはりワクチンの影響でしょうか…。重篤にならなかったのは良かったですが、結果的にインフルエンザ感染状態で横浜往復、そして月曜、火曜(患者さん1人ですが)の勤務をしてしまうことになってしまいました。月曜日は化学療法室で患者さんの診察をしていますし、病棟回診もしました。マスクはずっとしていたはずですが移してしまっていないか心配です…。また横浜行きにご一緒した同期のK病院のH先生には間違いなく移してしまったのではないかと思います(申し訳ありません…)。

今日発熱しなければ、金曜から勤務復帰です。
ワクチン接種後はこのような経過をたどることがありますのでみなさんも怪しければ検査を受けるようにしましょう。

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