9/2-4の３日間、仙台で第19回乳癌学会総会が行なわれます。
本当は６月に開催予定でしたが、このたびの震災で９月に延期になった学会です。ようやく発表の準備がだいたい整いました。春から乳腺センターが３人体制となったため、初めて３人での遠征、演題発表となります。また、今回は初めて病棟看護師も参加することになり、来年の学会発表に向けての情報収集をしてもらう予定です。
第19回乳癌学会総会のテーマは
「Challenge to the Future 未来のために、今できること」
です。
大病院でもない一般病院での症例ですし、新しい研究を報告するわけでもありませんが、私たちの発表がこのテーマの主旨のように将来の乳がん診療に少しでも役に立てればいいなと思っています。
夜は被災地復興のために、地元のおいしい料理とお酒を堪能してくるつもりです。昨年東北大学の視察に行った時に飲んだお店がとても気に入ったのでまた寄らせてもらおうかなと思っています（http://hidechin-breastlifecare.blogspot.com/2010/01/blog-post_26.html）。
学会が終わったらまた報告したいと思っています。
7 件のコメント:
はじめまして。
興味深く読ませていただきました。
患者の家族です。
以下、図々しくも質問させていただきますが、宜しくお願い致します。
①トリプルネガティブの化学療法について、
術前が奏効率が高いとされていますが、術前・術後では奏効率に差がでるのでしょうか？
というのも、術後に化学療法を致しましたが全クール終了後半年ほどでリンパへの転移が発覚したためです。
この場合、術前に行っていたとしても効き目はなかったと思われますか？
②術中のセンチネル生検で、陰性と出ましたが、上記のようにリンパへの転移が発覚するのはどのくらいの確立なのでしょうか？
お時間のあるときに読んでいただけると助かります。
先生、今年も、学会に参加します。
準備のため、明日、現地入りです。
私も、被災地支援の経済活動という名のもとに 食事も楽しんでこようと思ってます。
先生オススメのお酒も。。。（笑）
実り多い学会となりますように。
昨年、札幌の乳がん学会に参加しました。今年は同時期に札幌の夫の実家に帰るため参加できずです。
今年はASCOの発表もあると伺いました。実り多い会となりますように。
美味しいお酒もお楽しみくださいね。
私も札幌で美味しいお寿司やラーメンを楽しんできます。
またご報告を楽しみにしています。
＞匿名さん
はじめまして。
ご質問にお答えいたします。
①化学療法は術前に行なっても術後に行なっても予後には差がありません。もちろんトリプルネガティブであっても同じです。
トリプルネガティブの術前化学療法の奏効率は高いと言われていますが、病理学的に完全にがんが消失していない場合の予後はあまり良くないと言われています。匿名さんのご家族の場合は術後化学療法中に再発したということですので抗がん剤が効かなかったということを意味するため術前に投与しても効果がなかったものと推測されます。
②本当はリンパ節転移があるのに術中のセンチネルリンパ節生検で陰性と判定してしまう場合を偽陰性と言いますが、偽陰性率は約5%前後と言われています。これには正しいセンチネルリンパ節を摘出したのに転移が小さくて切片にならなかったために顕微鏡検査で確認できなかった場合や大きな転移があったためにリンパ管が閉塞して別なリンパ節に色素や核種が流れてしまったために別のリンパ節を摘出してしまった場合などが含まれます。どんなに気をつけて行なっても100%正確に診断することは困難なのが現実です。
取り急ぎ以上です。
なお詳細な検査結果を見ているわけではありませんので、参考程度に留めていただければ幸いです。詳細は主治医の先生にご確認願います。
それではお大事に。
＞陽さん
またお会いできますね！
陽さんはお酒を飲まれるのですか？昨年飲んだ「錦屋」の特別純米酒がとても美味しかったですよ！「街道 青葉」というお店で飲んで感動しました（笑）
それでは会場で見かけたら声をかけて下さいね！
＞リリーさん
行き違いなんですね。札幌に帰るのは久しぶりですか？
ゆっくり美味しい食べ物を堪能して下さいね。私はまじめに勉強してきます（お酒も楽しみですが…笑）！
＞陽さん
会場でお会いできてうれしかったです！お菓子ありがとうございました。
P.S
お酒の名前、間違えて済みませんでした（汗）
「錦屋」ではなく「綿屋」でしたね（汗）
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